ウッドデッキDIY完全ガイド|ホームセンターの材料で自作に挑戦!置くだけタイプも

テーブルや椅子を置いてリビングの延長にしたり、子どもやペットが遊べる空間にしたり、ガーデニングを楽しんだり…庭やベランダにウッドデッキがあると、おうち時間の楽しみ方がぐっと広がります。
そんなウッドデッキ、専門業者に依頼するだけでなく、ホームセンターで材料を購入してDIYで設置することができると知っていますか?静岡県、愛知県で人気のホームセンター「ジャンボエンチョー」「ホームアシスト」のDIYアドバイザー・辻さんに、自宅にウッドデッキをDIYするコツ・手順を教えてもらいました。
ウッドデッキの設置はプロに依頼する?DIYする?

ウッドデッキを設置するには「プロに施工依頼する」 「自分でDIYする」 の2つの方法があります。それぞれの特徴を知って、合った方法を選びましょう。
プロに施工を依頼する

専門業者などに依頼して、設計から施工まで任せる「費用は高いが安心感が大きい」方法です。とくに大型のウッドデッキを設置する場合は水平を取るのが難しいため、DIYに慣れていなければプロの技術に頼ることがおすすめ。ホームセンターのリフォームサービスで依頼できるほか、リフォーム業者、ウッドデッキ施工の専門業者もあります。
エンチョーリフォームでは、無料でウッドデッキ施工の相談・見積をすることができます!
メリット
・高い完成度と耐久性が期待できる
・法規制や構造の安全面も安心
・自分の要望に合わせてデザインできる
デメリット
・費用が高い(数十万円〜が目安)
・工期が長くなる場合もある
・気軽にレイアウト変更はできない
DIYする
自分で作ることで、コストを抑えつつ「作る楽しみ」も味わえる方法です。DIYする場合には本格的なDIYと置くだけの簡単DIYタイプがあります。
基礎から作る本格DIY
束石(つかいし)を使って基礎を作り、床板を張る本格的な方法。コストと時間はかかりますが、理想のデザインに近づけることができ完成後の達成感もひとしお。好きに設計できることがDIYの醍醐味ですが、DIY用のウッドデッキキットを使用すれば材料選びや部材の加工の手間を省くこともできます。
メリット
・頑丈で長持ちする
・サイズや形を自由に設計できる
・フェンスやステップの追加も可能
デメリット
・工具・材料の準備が必要
・作業時間が長く、初心者には難易度が高い
・メンテナンス(塗装・防腐処理)が欠かせない
置くだけの簡単DIY
人工木や樹脂のデッキパネルを床に並べたり、縁台を置く方法。気軽に始められますが、サイズや強度に限界があるのが難点です。
メリット
・設置が簡単(工具不要の場合が多い)
・費用が比較的安い
・賃貸でも撤去・移動が可能
・人工木・樹脂製が多く、塗装や防腐処理不要
デメリット
・サイズや形に制限がある
・耐久性や強度は基礎から作る方法に劣る
・床面だけの構造で、フェンスやステップの後付けは難しい
▲手軽な「デッキ縁台」タイプ。スペースに合わせてステップやプランターと組み合わせることができます。ベンチ感覚でくつろげる!
エンチョーホームショッピング(通販)
手間ひまかけずに設置したいなら「プロに任せる」、工事費を浮かせて長持ちするデッキを自作したいなら「本格DIY」、とりあえず手軽に設置したい人には「置くだけDIY」と、自分に合った方法を選んでくださいね。
ウッドデッキのDIY施工ガイド
ここからは、ウッドデッキを基礎から作成する「本格DIY」の方法を紹介します。
ウッドデッキDIYの流れ
まずは手順をチェック!ウッドデッキのDIYは以下の流れで設置します。
設計・部材加工
設計図面を作成し、それをもとに材料を選んで部材を加工します。
基礎を作る
脚の基礎となる「束石(つかいし)」を設置・固定します。水平にすることが最大のポイント!

枠を組み立てる
束石の土台に束柱(つかはしら)を組み、全体の枠を組み立てます。
床板を張り込む
組みあがった土台に床板を張り、固定して完成です!
事前準備
設置場所を決める

地面の状態(芝生・土・コンクリート)をチェック。大きさ・高さ・導線・使用目的を考えて、完成形をイメージします。設計図面を作成して、間口・奥行・高さを測っておきます。
整地し、メジャーで範囲を測ってマーキングしておきましょう。
材料・道具を用意する

・木材(2×4材、2×6材、4×4材)
・木ねじ
・川砂
・砂利
・木部用塗料
・ボンド
・束石(コンクリート平板)
・各種接合器具
木材について
「天然木」(杉・檜など)は質感が良いが定期的な塗装が必要、「人工木」(樹脂+木粉)はメンテナンスが楽で耐久性が高いという面があります。今回は天然木を使ったDIYを紹介します。
「束石(つかいし)」について
ウッドデッキの柱を地面にそのまま置くとめり込んでしまうことがあるため、基礎となる石「束石」を置きます。ホームセンターで販売されていて、台形型やプレート付きなどさまざまな形のものがあります。今回はコンクリート平板を使用しました。

・水平器
・ノコギリ
・インパクトドライバー
・コテバケ
・受け皿
・手袋
・ウェス
部材の腐食止めをする

防虫・防腐・防カビ効果のある木部用塗料「キシラデコール」をすべての木材に塗っておきます。とくに切り口の面に丁寧に塗りましょう。
1. 土台作り


土台作りに使用する2×6材に2×4材を接着します。
位置を確認し、ボンドを両面に塗って乾かします。

その後、両部材を圧着し、下穴を開けてから木ネジでしっかり止めます。
2. 束石を設置

基礎となる重要な工程です。設計図に沿ってウッドデッキの形を仮組みし、基礎となる束石の位置を決めます。

位置が決まったら10cm程度地面を掘ります。束石を安定させるため、砂利、川砂の順に敷き詰めて、足でしっかり踏み固めます。

束石を置き、水平器を使って立て・横両方の水平を確認します。次に束石同士の間での水平も確認します。
水平が取れるまで微調整をおこない、すべての水平が確認できたら基礎の完成です。
3. 組み立てる

束石の上に束柱を設置し、コーナー金具、中間金具、根太束受金具をそれぞれ据え付けます。1で作った土台を取り付けて水平を確認します。すべての水平を確認したら、各金具をねじ止めします。
4. 床板を張る

完成した土台の上に2×6材を張り込み、床面を作ります。まずは仮組み、枠の端から順に板材を置いていきます。同じ厚さの板材を挟みこみ、均等なすき間を作っていきます。

仮組みで位置が決定したらねじ留めです。糸などを張ってガイドにすると、ねじ穴の位置がそろってきれいに仕上がります。

完成です!ステップを添えると使いやすくなりますね。
ウッドデッキのDIYでよくある失敗例と注意点
水はけを考えず設置して木材が腐る
原因:水はけが悪い場所にウッドデッキをそのまま設置すると、雨水が床下にたまり、湿気で木材が腐りやすくなります。
対策:設置場所の地面をあらかじめ整地して傾斜をつけるか、砂利や防草シートなどを敷いて水が流れやすい状態にしましょう。床板も5〜10mmの隙間を確保して雨水を逃がすことが大切です。
束石の水平を取らず、床が傾く
原因:束石の高さや水平を揃えないまま組み進めると、完成後に床全体が傾いたり、きしみやすくなります。
対策:束石を設置する際は水平器を使い、1つずつ高さを調整して均一にすること。ここで手を抜かず時間をかけて基礎を正しく整えることで、完成後の安定性が大きく変わります。
床板のすき間が狭くて雨水がたまる
原因:床板同士をピッタリつけて施工すると、雨水が排水できず、板の反りや腐食、カビの原因になります。
対策:施工時にスペーサーや端材を挟み、板と板の間に5〜10mmのすき間を確保しましょう。こうすることで水はけが良くなり、木材の寿命を延ばすことができます。
置くだけタイプは「ズレ」や「安定性不足」に注意
原因:下が土や芝生のままだと、パネルが水平を保てず歩いたときにズレたりガタつきが発生します。
対策:コンクリートやタイルの上に設置するのがベストです。土に置く場合は、あらかじめ平板やブロックを敷いて水平を確保すると安定します。
ウッドデッキのDIYよくある質問(FAQ)

Q. ウッドデッキはDIY初心者でもできますか?
A. 基礎から作るウッドデッキは、工具を使ったり木材を加工したりする必要もあり、DIY初心者には少しハードルが高めですが、時間をかけて工程を丁寧に進めれば挑戦できます。自信がない、作業する時間がない場合は業者に施工依頼するか、手軽は「置くだけ」のウッドデッキも検討してみて。
Q. 「置くだけ」タイプのウッドデッキはどのくらい持ちますか?
A. 人工木や樹脂製のパネルなら5〜10年程度使えるのが一般的です。天然木の場合はメンテナンス次第で寿命が変わります。日当たりや湿気の多さによっても耐久年数が変わるので、設置場所の環境を考慮して選びましょう。
Q. DIY施工と置くだけタイプの費用差は?
A. 置くだけタイプは数千円〜数万円と低コスト。一方、DIY施工は材料や工具を揃えると数万円〜数十万円かかります。ただしDIYは自由設計できるため、長く使うならコスパが良い場合もあります。
Q. 置くだけタイプは地面が土でも大丈夫ですか?
A. 直接土の上に置くと不安定になりやすいので、平板やコンクリートブロックを敷いてから設置するのが安全です。ベランダやコンクリート床の上ならそのまま設置可能です。
Q. ウッドデッキのメンテナンスはどのくらい必要ですか?
A. 天然木のウッドデッキは2〜3年ごとに防腐塗装をするのが理想です。人工木や樹脂製は基本的に塗装不要で、水洗いやデッキブラシで掃除するだけでOKです。
理想のウッドデッキを手に入れて、おうち時間をもっと快適に楽しみましょう。
監修:辻(株式会社エンチョー/DIYアドバイザー)
エンチョーのDIYアドバイザーとは?
一般社団法人 日本DIY・ホームセンター協会認定の資格を持つDIYのアドバイザー。
各店舗に複数名在籍しており、住まいの補修や創造的な空間づくりに関するサポートや情報を提供してくれる。
材料選びや道具の使い方、メンテナンス方法など、どんな質問や悩みにも丁寧に対応してくれるDIYの強い味方。
エンチョーでは定期的にDIY教室を開催
棚づくり、ガーデニング、アクセサリーなど、いろいろなジャンルのDIYが楽しめます。詳しく、初心者でも丁寧に教えてくれるので、安心。自分の作品を持って帰るのも喜ばれています。興味のある方は一度参加してみては。
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