静岡の"役立つ"情報、毎日発信!

静岡は山、海、川、湖と自然に恵まれていることもあり、初心者向けのキャンプ場が数多くあります。楽しみ方はさまざまですが、用品を充実させると、便利で快適なキャンプが楽しめ、何より気分が盛り上がります。

今回は、「日帰りキャンプを楽しむためのおすすめグッズ」と初心者でもDIYできる「折りたたみテーブル」と「ミニティピーテント」の作り方を、静岡県・愛知県で人気のホームセンター「ジャンボエンチョー」「ホームアシスト」のDIYアドバイザー・辻さんに教えてもらいました。

キャンプ用品❶<料理>をしよう!

自然の中で食べるご飯は、いつもより格別に美味しく感じられますよね。みんなで調理をすると、より一層楽しさが増します。

初心者向けのキャンプ場には、火の用意や洗剤まで揃っているところもあるので、事前に何が必要かを確認してください。

必要なもの

⬜︎ガスバーナー、ガストーチ
⬜︎燃料(炭)
⬜︎クッカー
⬜︎調理道具
⬜︎クーラーボックス
⬜︎保冷剤
⬜︎食器
⬜︎ゴミ袋(自宅に持って帰る場合は、いつも使っている指定のゴミ袋を)
⬜︎食材・調味料

あると便利なもの

⬜︎トイレットペーパー・キッチンペーパー
⬜︎スポンジ・洗剤
⬜︎調理台
⬜︎バケツ
⬜︎ウォータージャグ
⬜︎虫除けグッズ
⬜︎チャック付きポリ袋(ジップロック® など)、ラップフィルム、アルミホイル
⬜︎レジャーシート、マット

*トイレットペーパーは、キャンプでは食器をふいたり、手を拭いたりして気軽に使えるだけでなく、風で飛ばされにくく便利です。芯を抜いて中から取り出すと、いつでも使いやすい状態を保てます。

*ゴミは指定の場所以外では捨てないように。必ずごみ袋は持っていきましょう。

キャンプ用品❷<焚き火・バーベキュー>で盛りあがろう!

キャンプで料理といえば、煮込みカレーや飯ごう炊さんなどが人気ですが、バーベキュー(BBQ)は、それがメインのイベントになるほど、盛り上がります。 材料を買うところから楽しめますが、食材の管理をしっかりし、火の始末・ゴミの片付けもしっかりしましょう。 トングや軍手は忘れがちなので、気をつけて。

⬜︎BBQグリル
⬜︎薪・木炭・着火材
⬜︎ライターなど着火させるもの
⬜︎トング・軍手・革の手袋
⬜︎焚き火台・スタンド
エンチョーホームショッピング(通販)でも購入できます

キャンプ用品❸自然の中に<リビング>でのんびり

せっかくならごはんを食べるだけでなく、大自然を満喫したいですよね。ゆっくり過ごすスペースは、心地のよい空間を作りたいもの。

日差しを避けたり、いろいろなものを片付けたりするのにも便利だし、一緒にいった人たちがそれぞれ楽しんでいる中で、ランドマーク的な場所としてリビングを作りたいですね。

⬜︎テーブル・チェア
⬜︎タープ・ポール
⬜︎ランタン

キャンプ用品❹安全第一!用意しておきたいもの

キャンプは楽しいことばかりでなく、危険もいっぱいです。いざというときに困らないためにも、用意は必ずしておきましょう。

また自然の天候は変わりやすく、寒暖の差は想像以上に激しいので、夏でも防寒の準備をしていきましょう。

⬜︎着替え
⬜︎保険証
⬜︎防寒着・帽子
⬜︎雨具
⬜︎ホイッスル
⬜︎救急箱
⬜︎タオル・新聞等

もっと楽しむためにキャンプ用品をDIYしよう


折りたたみローテーブル

*静岡の女性向けメディア「WOMO」で見る

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キャンプでは、ものを置くところがなくて困ったり、ものが散乱していて歩くときに邪魔になったり、ということがよくあります。

そんなときに、あると便利なのがテーブル。とくに折りたたみテーブルは、持ち運びが楽なので、ぜひ持って行きたいグッズ。

DIYだと、天板のサイズ、脚の長さを変えることで、使うシーンや集まる人数に応じて自分だけのものを作ることができます。

今回は、コーヒータイムにも活躍しそうな小ぶりのローテーブルを製作。

塗料で仕上げるので雨や汚れにも強く、使わない時は折りたたんでコンパクトにしまえます。

アウトドアはもちろんのこと、家の中でサイドテーブルとして使ってもお洒落。

材料

●桧材(1820×15×40㎜)
●桧材(1200×15×40㎜)
●エゾ松材(1820×24×40㎜)
●エゾ松材(900×24×24㎜)
●エゾ松材(910×30×30㎜)
●ステンスリムねじフレキ 30㎜  
●ステン6角ボルト(6×60㎜) 
●ステン袋ナット
●スペーサー(5×20㎜)
ソリッドカラー90g スカイグレー  

道具

●電動ドリルドライバー、片目片口スパナ(口幅10)、サンダー(ヤスリ)、かんな、竹用ドリル(8㎜)、スポンジ、木ダボ(8㎜)

作り方

【1】材料をカット

●桧材
<天板用>
350×40×15㎜ 12枚

●エゾ松材
<本体枠用>
560×40×24㎜ 2本
242×40×24㎜ 2本
<脚用>
210×30×30㎜ 4枚


便利に使おう!

エンチョーでは、木材を店舗でカットしてくれるサービス(有料)があります。 工具不要で自分のイメージに合った加工をすることができます。

*ジャンボエンチョー/ホームアシスト店頭で購入した商品に限ります。

*直線カットのみ。その他の加工は店頭スタッフにご相談ください。


【2】面取りする

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サイズにカットした木材の角を、かんなやサンダーを使って面取りします。かんなは、木目の向きに沿って約45度に傾けながらかけます。

【3】 塗装をする

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面取りが終わったら、材料の塗装をします。今回はソリッドカラーを使用します。ワックス感覚で使えるペースト状のニスなので、伸びが良く、初心者でも簡単に塗装できます。

【ポイント】
ソリッドカラーは、スポンジを少し水で濡らすと、さらに伸びが良くなり塗りやすくなります。スポンジの代わりにウェットティッシュを使ってもOK。

【4】墨付け・穴あけ加工

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すべての材料に塗装をし、塗料が乾いたら差し金を当てながら、鉛筆で墨付けをします。

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墨付けが終わったら、枠のネジ止め部分と脚を留める部分に竹ドリル8㎜で穴を空けておきます。

【5】 天板を取り付ける

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まず枠の部分を組み立て、ダボでネジ頭を隠します。枠ができたら、隙間が均等になるように、すのこ状に天板を取り付けていきます。天板を取り付ける時は、ステンスリムねじフレキを使い、ダボ隠しはしません。

【6】脚を取り付ける

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枠の穴をあけた部分に、スペーサー、ボルトを使って脚を取り付けたら、完成。好みで天板にステンシル加工などをすれば、おしゃれ感がアップ!


ワンポイントアドバイス!


さびに強い素材でアウトドアでも安心!

アウトドアで使うことを想定しているため、組立に使う金物類はステンレスをチョイスしています。雨に濡れたり水洗いをしてもさびにくいため、屋外でも安心して使えます。

水に強く、衛生的な塗料「ソリッドカラー」

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一見ワックス仕上げのように見える「ソリッドカラー 」は、木材に塗膜を貼るので水や汚れに強く、アウトドアで使うテーブルにはぴったりの塗料。

食品衛生法に適合しているので、衛生面が気になる食事用のテーブルに使っても安心できます。


ミシンを使わないキュートな「ミニティピーテント」を作ろう

*静岡の女性向けメディア「WOMO」で見る

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キュートな円錐型のテントは、キャンプでも人気。帆布はミシンを使わず接着剤で簡単に成型でき、ステンシルを使って模様を付ければ、世界に一つだけのテントに! 持ち運びする時は支柱ごとくるくると巻けばOKなので、車に乗せて持っていけます。

材料

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●米ヒバ 丸棒 1820×20φ 
●ボンド 裁ほう上手 45g 
●スプレーのり55 430ml
染めQ 264ml ロイヤルグレー 
●綿 金剛打(綿ロープ) 5㎜×10m 
●両面ハトメ玉 8㎜

道具

ロータリーカッター28 233B
●両面ハトメパンチ 8㎜
●皮ポンチ 8㎜
●ARC カッターマット A2
●金づち、サンダー、ハサミ、セロテープ、アイロン、マスキングテープ、模造紙

【材料サイズ(見本)】

●米ヒバ丸棒 1820㎜×20φ 5本
 1060㎜×20φ 5本

●帆布生地 生成 11号 2500×960㎜
<本体用>1920×960㎜ 1枚
<支柱用帯>760×90㎜ 5枚

帆布のカット、接着の参照図

①布を真ん中で半分に折る

1 (2).jpg

②図を参考に3つに折る

キャンプテント2.jpg

③赤い点線でカットする

47.jpg

④青い部分15㎜程度折り返して接着する

3.jpg

⑤赤い部分に支柱用帯を接着する

3-2-2.jpg

作り方

【1】帆布をカットする

200715_ティピーテント_02.jpg

用意した帆布をロータリーカッターを使ってカットします。カットする時は布の下にカッターマットを敷き、差し金等の定規をあてましょう。

サイズにカットしたら、上記の図のように点線部分で布を折り畳み、3の赤い点線を付けた部分をカット。帆布を重ねてカットする時は、ハサミを使って。テントの上部は、図を参照して5か所にV字の切り込みを入れておいてください。

【V字カット拡大図】

赤い点線でV字にカットする カエ_V.jpg

【2】帆布の縁と支柱の帯を接着する

200715_ティピーテント_03.jpg 200715_ティピーテント_04.jpg

帆布をカットしたら縁を15㎜ほど折り返し、裁ほう上手で接着します。

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次に支柱用の帯の両端15㎜程度に裁ほう上手を塗り、本体の内側の折り目がついている所に、支柱が通せるように60㎜ほど隙間をあけ筒状になるように貼りつけます。

帯は本体の両端を除く5ヶ所に貼りましょう。

【3】ステンシルで模様を付ける

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帆布を接着したら、本体の表側に染めQを使ってステンシルで模様を付けます。

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型紙(クリアファイルなど)の裏にスプレーのり55をまんべんなく吹付け、10秒程度時間をおいたら模様を付けたい部分に型紙を貼りつけます。

型紙の周りを模造紙でマスキングし、染めQを吹き付ける。次の場所も同様の手順でステンシルをします。

【4】ハトメを取り付ける

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ステンシルができたら、テントの入口部分の上部に皮ポンチで穴をあけ、ハトメパンチを使ってハトメを数個取り付けます(今回は3個ずつ)。

皮ポンチで穴をあけるときはカッターマットの上で行いましょう。

【5】組み立てる

本体に支柱を差し込み、本体から支柱を300㎜ほど飛び出させます。

支柱を差し込んだら、支柱を立てて布がピンと張るように、バランスを取りながら支柱を広げていきます。

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次に支柱の上端から170㎜ほど下がったところ(支柱が交差するところ)に90㎝の綿ロープをぐるぐる巻き付け縛り、支柱の間隔と布の貼り具合を調整します。

最後にハトメの穴にロープを通し、好みの結び方で結びましょう。

【ポイント】

支柱は端から差し込み、順に重ねていきましょう。支柱を広げる前に短めのロープで仮留めをしておくと、広げる時にバランスを取りやすいです。

【5】ミニティピーテントの完成

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ワンポイントアドバイス!


帆布を切りやすいカッター「ロータリーカッター」や染めやすい塗料「染めQ」を使おう

ロータリーカッター」は布や紙などを裁断する場合に最適なカッターで、直線だけでなく曲線もきれいにカットできます。

ただし、何枚か重ねて厚みがあるものをカットする時は、ハサミの方が切りやすい場合もあるので使い分けを。

今回ステンシルに使った「染めQ」は、粒子が細かいため革やプラスチック金属にも使えます。厚手の帆布生地に使えば、染め抜いたような仕上がりに。

スチロールは溶けてしまうので使わないでください。

監修:辻(株式会社エンチョー/DIYアドバイザー)



ジャンボエンチョーのDIYアドバイザーとは?

(社)日本DIY協会認定の資格を持つDIYのアドバイザー。

各店舗に複数名在籍しており、住まいの補修や創造的な空間づくりに関するサポートや情報を提供してくれる。

材料選びや道具の使い方、メンテナンス方法など、どんな質問や悩みにも丁寧に対応してくれるDIYの強い味方。

ジャンボエンチョーでは定期的にDIY教室を開催

棚づくり、ガーデニング、アクセサリーなど、いろいろなジャンルのDIYが楽しめます。詳しく、初心者でも丁寧に教えてくれるので、安心。自分の作品を持って帰るのも喜ばれています。興味のある方は一度参加してみては。

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この記事を書いた人
くふうロコしずおか編集部
くふうロコしずおか編集部
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