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初心者でも簡単!おしゃれな「寄せ植え」の作り方とコツをグリーンアドバイザーが紹介|春夏秋冬のおすすめ植物リスト付き

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公開 : 2025.06.20
更新 : 2025.06.20
くふうロコしずおか編集部
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静岡県全域
公開 : 2025.06.20
更新 : 2025.06.20
くふうロコしずおか編集部
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初心者でも簡単!おしゃれな「寄せ植え」の作り方とコツをグリーンアドバイザーが紹介|春夏秋冬のおすすめ植物リスト付き
目次
組み合わせの自由度が魅力!「寄せ植え」はガーデニング初心者にもおすすめ
寄せ植えで準備するもの
必要な用品・道具一覧

自分だけの小さな庭を作って玄関先やベランダに彩りを添える「寄せ植え」。初心者にも始めやすく、季節感を楽しめるガーデニングスタイルです。

本記事では、静岡県、愛知県で人気のホームセンター「ジャンボエンチョー」のDIYアドバイザーの辻さん、グリーンアドバイザーの内田さんに、寄せ植えの基本と楽しむためのコツを教えていただきます。ガーデニング初心者の方はもちろん、すでに寄せ植えを楽しんでいる方にも役立つ情報が満載です。

組み合わせの自由度が魅力!「寄せ植え」はガーデニング初心者にもおすすめ

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「寄せ植え」とは、複数の植物を一つの鉢やプランターなどに植えて楽しむガーデニングスタイルのこと。花や観葉植物、多肉植物、ハーブなど、種類の異なる植物を組み合わせることで、ひとつの小さな庭のような世界観を楽しむことができます。

寄せ植えの一番の魅力は、組み合わせの自由度にあります。色や高さ、ボリュームの異なる植物を組み合わせることで、自分だけの個性あるアレンジを楽しむことができます。また、春には色とりどりの花でカラフルに、夏にはカラーリーフを中心に涼しげに、冬には乾燥に強い多肉植物を使うなど、季節感を楽しむことができるのも寄せ植えの醍醐味です。

「玄関先やベランダなど限られたスペースで手軽に始められるので、寄せ植えはガーデニング初心者にもおすすめなんです。同じ鉢の中に植える植物は『日当たり』『水やりの頻度』『生育スピード』などを合わせて選べば、管理しやすく毎日のお世話もスムーズに行えますよ」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

寄せ植えで準備するもの

必要な用品・道具一覧

以下の用品・道具を準備しておきましょう。

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用意するもの
・鉢
・鉢底石
・園芸用培養土
・肥料(マグァンブK、液体肥料)
・コンテナガードもしくは水苔
・園芸用スコップ
・手袋
・ジョウロ
あるとよいもの
・水切りネット
・土入れ

肥料について、「マグァンプK」は植物を植え付ける前に土に混ぜておく「元肥(もとごえ)」です。一方、液体肥料は水で薄めて植物に与える「追肥(ついひ)」です。

寄せ植えの鉢・コンテナの選び方

「寄せ植えの鉢は、植える植物の数や大きさに合わせて選びます。排水性が必要なので底に穴があることがマストです。さまざまな形や素材のものがありますが、置き場所や扱いやすさを考慮して決めましょう。植物の根がしっかり広がるよう、少し余裕のあるサイズを選ぶのがポイントです」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

鉢の素材による特徴はこちら!

テラコッタ(素焼き)鉢

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通気性、吸水性、排水性に優れており根腐れしにくいのがポイント。重量があるため大鉢は運搬が大変になります。
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プラスチック鉢

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安価で軽くて持ち運びやすいのがメリット。落として破損する心配も少なめ。一方、特性上、鉢壁から水分が逃げにくく通気性は低めです。
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マグネシウム製の鉢

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マグネシウムセメントを使った鉢は重厚でおしゃれな雰囲気が特徴。マグネシウムセメントは主に海水から生成されるマグネシウムを原料にした環境にも優しい素材。自然に近い風合いを出すことができます。
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木製の鉢

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ナチュラルな印象でインテリアに溶け込みやすいのがポイント。通気性、排水性に優れているが、腐食や見た目の劣化を避けられない面も。
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土の選び方

寄せ植えの培養土.jpg

花や観葉植物の寄せ植えには、肥料がブレンドされた草花用培養土が便利です。「パーライト」や「バーミキュライト」などの改良材が含まれていると、根腐れを防ぎ元気に育てられます。赤玉土、腐葉土、パーライトなどを混ぜて、自分で配合することもできます。

多肉植物を植える場合は水はけの良い専用土を使用しましょう。市販の「多肉植物の土」を使えば安心です。

寄せ植えに適した植物選びのコツ

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寄せ植えを美しく仕上げ、長く楽しむためには、「どの植物を選ぶか」がとても重要です。見た目が好みという理由だけで選んでしまうと、植物同士の生育環境が合わずに枯れてしまうことも。

以下の3要素を意識して植物を選べば、失敗なく楽しむことができます。

1.栽培条件が似ている植物を組み合わせる

寄せ植えは一つの鉢で複数の植物を育てるため、それぞれの植物が同じような生育条件(水やり・日照・気温など)を必要としていることが大切です。

植物の生育条件をチェックして同条件のものを組み合わせる
・日なたを好む/半日陰に強い
・水分を好む/乾燥を好む
・暑さに強い/寒さに強い
・土質が酸性/アルカリ性

まずは寄せ植えを楽しみたい季節と置きたい場所から何を植えるかを考えます。例えば日当たりがよい玄関に置くのであれば直射日光に強いものを、さらに季節が夏であれば耐暑性のある植物同士であることが条件となります。

「おすすめは開花時期が同じ花を組み合わせること。開花時期や期間が異なる花を植えると、一部分だけ枯れて見栄えが悪くなってしまうことも。一部だけ植物を入れ替えることもできますが、同じタイミングで咲いて枯れるとメンテナンスも楽になります。よくわからない場合は、その季節に咲く一年草同士で組み合わせるとよいでしょう」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

2.カラーコーディネートする

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寄せ植えでは色のバランスが見た目の印象を大きく左右します。好きな色を組み合わせればOKですが、初心者は以下を参考にするとうまくいきます。同じ植物の色違いを楽しむ方法もあります。

同系色でまとめる

配色に迷ったら1色でまとめるのが簡単。グラデーションを意識すると落ち着いたやさしい雰囲気になります。
例:ピンク〜紫のグラデーションなど

メインとサブの2色を組み合わせる

2色を基本とするとバランスを取りやすくセンス良くまとめることができます。補色(正反対の色)を意識すると、互いの色を引き立ててパッと目を引く華やかな印象になります。
例:青とオレンジ、黄と紫、赤と緑など

その季節をイメージする色をセレクトするのもおすすめ。
例:春はピンクと黄色、夏や青と黄色、秋はオレンジと紫、冬は赤と白など

3.高さ・広がりのバランスを取る

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立体的でバランスのよい寄せ植えを作るためには、植物の「高さ・広がり・垂れ下がり」を組み合わせるのがポイントです。これを「スリラー・フィラー・スピラーの法則」と呼ぶこともあります。

背の高い植物(スリラー)

視線を集める背の高い花を効果的に植えることで、小さなスペースでも遠近感が出て奥行きを与えます。
例:コルジリネ、エレモフィラ、ラナンキュラスなど

中間層・ボリュームのある植物(フィラー)

背の高い植物を引き立て、すき間をふんわり埋めてボリュームや密度を与える役割を担います。
例:ビオラ、アリッサム、ネメシアなど

縁から垂れる植物(スピラー)

広がりをもたせる植物。鉢からはみ出すことで動きが出て、寄せ植えにリズムを加えます。
例:アイビー、ワイヤープランツ、ラミウム、ディコンドラなど

季節別寄せ植えにおすすめの植物リスト

四季折々の表情を楽しめることが寄せ植えの醍醐味。それぞれの季節の植物の選び方とおすすめの植物を紹介します。

春の寄せ植えにおすすめの植物

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「ガーデニングのベストシーズンである春ですが、3月・4月はまだ冷える日があり、5月には夏のような暑さの日もあり、寒暖差が激しい時期でもあります。春の寄せ植えの植物は耐寒性、耐暑性に優れたものを選ぶと管理も難しくなく元気に育ちます。パステルカラーの花を中心にまとめると春らしい明るさが演出できます」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

春の寄せ植えにおすすめの植物(開花時期)
ビオラ・パンジー(10月~5月)
ネメシア(3月~5月、10月~12月)
ルピナス(4月下旬~6月)
アリッサム(ほぼ周年開花、メインは3月~6月、9月~12月)
ゼラニウム(4~6月、9~11月)
ローダンセマム(3月~6月)

夏の寄せ植えにおすすめの植物

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「夏は高温多湿で植物も弱りやすい季節です。耐暑性のある品種を選ぶのがポイントです。植える際には、植物同士を詰めすぎないなどの蒸れ対策も大切です。通気性がよいと病気や害虫のリスクを減らすこともできます。白系でまとめたりカラーリーフを組み合わせると、見た目が涼しげになりますよ」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

夏の寄せ植えにおすすめの植物(開花時期)
ニチニチソウ(5~11月)
ジニア(ヒャクニチソウ・5~11月)
ケイトウ(7~10月)
ペンタス(5~10月)
センニチコウ(6~10月)
クレオメ(6~10月)

秋の寄せ植えにおすすめの植物

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「暑さが収まり徐々に涼しくなる秋は花もちもよくなります。赤・オレンジ・ブラウンなど、秋らしい落ち着いた色味でまとめると季節感を楽しめますよ。観賞用トウガラシなど、実を取り入れることで、より秋を感じられる寄せ植えになります」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

秋の寄せ植えにおすすめの植物(開花時期・鑑賞時期)
コスモス(6~11月)
観賞用トウガラシ(6~12月)
アルテルナンテラ(10~11月)
キキョウ(6~10月)
ポットマム(9~11月)
コムラサキシキブ(開花7~8月、実の鑑賞10~11月)

冬の寄せ植えにおすすめの植物

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「冬は花が少なくなる時期ですが、寒さに強い植物を選べば屋外でも元気に育ちます。冬の定番といえば葉牡丹の他、シクラメンやクリスマスローズもあり、お正月やクリスマスムードを高めてくれます。。白やシルバーを活かした配色もおすすめ!冬は植物の成長が遅いためぎゅっと詰めて植えるのがコツです」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

冬の寄せ植えにおすすめの植物(開花時期)
ハボタン(開花は春だが寒い時期に葉が色づく)
ノースポール(12~5月)
クリスマスローズ(12~3月)
ガーデンシクラメン(10~3月)
プリムラ(11~4月)
スノードロップ(2~3月)

5ステップで簡単!寄せ植えの作り方

1.「完成イメージ」を作る

植える前に配置を確認.jpg

植える前に鉢にポットのままの苗を並べてみて、寄せ植えの完成イメージを作っておきます。

配置のコツ
・背の高い植物を後方または中心に
・中くらいの植物を周囲に配置
・垂れ下がる植物は鉢の縁近くに

2.鉢底石を敷く

鉢底石を水切りネットに入れる.jpg

鉢の底に鉢底石(はちぞこいし)を平らに敷きます。鉢の底が見えなくなる程度に1〜2cm敷くのが目安。水はけをよくし、植物の根腐れを防ぐ大切な手順です。

「鉢底石はそのまま使ってもよいですが、水切りネットに入れて鉢に敷くことをおすすめします。植え替えするときに古い土と鉢底石を仕分ける作業が少々面倒なのですが、ネットに入っていれば一瞬で分けることができて便利ですよ」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

3.培養土を入れる

培養土を入れる.jpg

鉢底石の上に肥料「マグァンプK」を加えた培養土を入れていきます。まずは鉢の高さの3分の1を目安に。

4.植物の配置と植え付け

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土を軽く押さえて平らにしたら植物をポットからそっと取り出し、根を軽くほぐしてから植え付けます。

くふうロコ静岡 (3000 x 2000 px) (6).jpg それぞれの苗の「肩」の高さが同じになるように調節しながら培養土を加えていきます。ひとつの苗を置くごとに培養土で苗および肩の高さを固定しておきます。

寄せ植えが美しく見えるバランス.jpg

「植物をバランスよく配置する…といっても迷いますよね。寄せ植えを最も美しく見せるバランスは、上の写真のように花の高さが鉢の高さの1.5~2倍、幅は鉢から2割程度はみ出すくらいを意識するとうまくいきますすよ」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

寄せ植え(土を詰める).jpg

植え終えたら、植物と植物の間に丁寧に土を詰めていきます。「土入れ」を使うとスムーズです。根元をしっかり支えるように、指やスコップで軽く押さえながら整えましょう。鉢の縁より1〜2cm下まで土を入れます。

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すべての苗を植え終わったら、乾燥防止と見た目をよくするために鉢の表面をコンテナガード、または水苔(水に浸して固く絞ってから敷き詰める)で覆います。

5.水やりと初期ケア

寄せ植え(水やり).jpg

植え終わったら、最初の水やりをたっぷり行います。

「水やりのポイントは細口のジョウロで苗の根元に丁寧に与えること。土の中の空気が抜けて、根と土を密着させることができます。花保ちをよくするため、花に直接水がかからないよう気を付けましょう」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

・草花:鉢底から水が流れ出るまでしっかり与える
・多肉植物:植え付け後2〜3日は水やりを控える

作り終えた寄せ植えは、直射日光を避けた半日陰で数日養生させるのがおすすめ。その後は植物に合った環境に移し、定期的に水やりや手入れを行いましょう。

寄せ植えの管理とお手入れ方法

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寄せ植えの置き場所

日なたを好むのか半日陰を好むのか、植物の性質に合った場所に置きます。西日が当たる場所は避けた方がよいでしょう。

水やりのタイミングと注意点

表面の土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。目安は鉢底から水が流れるまで。水やりは午前中の涼しい時間帯がベストです。

花保ちをよくするため、また葉の病気や腐れを避けるため、花や葉に直接水がかからないよう、根元にやさしく注ぐのが理想です。

肥料の与え方

寄せ植えの植物は限られた用土で育てるため、生育に合わせて肥料を与えましょう。

液体肥料:2〜3週間に1回、水やりの代わりに与える
緩効性肥料(置き肥):月1回程度、土の表面に置く

枯れた花や葉の処理

花がら(咲き終わってしおれた花)を放置すると病害虫の原因にもなります。咲き終わった花や傷んで変色した葉はこまめに取り除きましょう。この処理を「デッドヘディング」と呼び、見た目をきれいに保つだけでなく新しい花を咲かせる力を引き出します。

寄せ植えのよくある失敗と対処法

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根腐れしてしまった

根腐れの主な原因は、水の与えすぎ、排水性の悪い土や鉢を使っていること、通気性不足など。特に梅雨時や冬場の過湿には注意が必要です。

根腐れの症状

・葉がしおれて黄色く変色している
・茎の根元が黒ずんで柔らかくなる
・土からカビ臭、腐敗臭がする
・根が黒くドロドロになる

対処法

鉢から植物を取り出して傷んだ根を切り取ります。風通しの良い場所で1日ほど切り口を乾かした後、排水性のよい新しい土で植え直します。植え直し後はしばらく水やりを控え、根が落ち着くのを待ちます。

根腐れ予防のポイント

・鉢底に鉢底石を敷いて排水性をよくする
・受け皿に水が溜まらないようにする
・水やりは「土がしっかり乾いてから」行う

植物同士のバランスが崩れてしまった

寄せ植えは、時間が経つと植物がそれぞれ成長して大きさや形が変わってきます。成長スピードの違いや、光の当たり方によって片方だけが伸びすぎてしまうこともあります。バランスが崩れてきたら剪定や差し替えでリフレッシュを。時には鉢全体のリメイクも検討しましょう。

リカバリー法

・伸びすぎた植物はカットして高さを調整
・ボリュームが出すぎた植物はカットして整える
・枯れた株は新しい植物と入れ替える
・根詰まりを感じたら大きな鉢に植え替える
・バランスが崩れた部分は新しい植物と差し替える

害虫がついた・病気になった

風通しが悪い、葉が密集しすぎている、水やり時に葉が濡れるなどが原因となり、病気や害虫が発生します。定期的に葉の裏や株元をチェックして、アブラムシ・ハダニ・うどんこ病などの初期症状を見逃さないようにしましょう。

対処法

・アブラムシやハダニは早めに捕殺、もしくは薬剤で対処
・うどんこ病などの病気の葉はすぐに取り除く
・植物同士の間隔を空けて風通しよくする

育てやすい!かわいい!多肉植物の寄せ植え

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多肉植物(たにくしょくぶつ)は、葉や茎、根などが肉厚で、水分を蓄えている植物のこと。ぷっくりした丸い形がかわいらしく、寄せ植えがおしゃれにまとまること、お手入れがラクなことからガーデニング初心者にも人気を集めています。

多肉植物の寄せ植え「多肉寄せ」の魅力

丈夫で手がかからない

多肉植物は乾燥を好むため、水やりの回数が少なくて済みます。水やりを忘れてしまいそうな忙しい人にもぴったりです。

形や色のバリエーションが豊富

多肉植物は多種多様な見た目が魅力。ぷくぷくした葉、ふっくらフォルム、半透明の葉、「ロゼット」とよばれるバラの花のように幾重にも重なった葉姿など、多彩なフォルムと色合いを楽しむことができます。

器のバリエーションが豊富!アレンジ広がる「多肉寄せ」

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多肉植物の寄せ植え「多肉寄せ」は、雑貨のようなかわいらしさを楽しむことができます。コンパクトで置き場所に困ることも少ないので、寄せ植えをラッピングしてギフトとして贈ることもできます。

「多肉植物は底穴のない器にも植えることができるんです!小鉢や缶、カップなど好きな器に植えられるので無限にアレンジが広がりますよ。底穴がない器の水やり後は必ず器を傾けて余分な水を捨てましょう」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

多肉植物の寄せ植えの注意ポイント

多肉植物は生育期である春か秋に植え付けるのがおすすめ。寄せ植え作りは、真夏や真冬、梅雨時は避けて、3月~5月または10~12月ごろが適しています。

3つの生育タイプがある

多肉植物は生育時期によって3つのタイプに分けられます。

・春秋型:生育適温は10℃~25℃、夏は緩慢、冬は休眠
・夏型:生育適温は20℃~30℃、春秋は緩慢、冬は休眠
・冬型:生育適温は5℃~20℃、春秋は緩慢、夏は休眠

休眠期にはほとんど根から水分を吸い上げません。夏型と冬型では休眠期が真逆なので同じ器に植えると失敗の原因に。寄せ植えする際は、同じタイプの植物を選びましょう。

日当たりが必要

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ほとんどの多肉植物は日光が大好き。日当たりがよく風通しのよい屋外が理想です。雨がかからない軒下やベランダが最適です。冬は凍らない場所に移動しましょう。

「室内に飾って鑑賞したい!という場合には直射日光が苦手な『ハオルチア』がおすすめです。明るい窓辺に置いて育てましょう」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

過湿に注意

いつもジメジメ湿っていると根腐れの原因になります。通気性のよい鉢、水はけのよい多肉植物専用土を使い、風通しの良い場所に置きます。

水やりは土がしっかり乾いてから行い、春・秋は1週間から10日に1回を目安に、夏と冬は控えめに。休眠期は月1回~2回ほど湿り気を与える程度にするか断水します。

「多肉植物はちょっぴり厳しく育てることがコツ!水やりはぷっくりした葉に少しシワが寄ったタイミングでOKです。肥料もあまり必要なく、植え付け時の少量の元肥で十分です。水やりや肥料で甘やかさないことで、美しい姿を長く保ってくれます」(ジャンボエンチョー グリーンアドバイザー内田さん)

寄せ植えにおすすめの多肉植物

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エケベリア:色鮮やかな葉がロゼット状に重なって広がる美しい形が特長。春秋生育型。
セダム:和名は万年草。垂れ下がる品種で動きを出せる。春秋生育型。
ハオルチア:日陰にも強くインテリア向き。硬葉系と軟葉系がある。春秋生育型。
グラプトペタルム:肉厚の葉をもち、葉の表面にうっすらと白い粉を帯びる。春秋生育型。
パキフィツム:丸っこくてかわいらしい印象。月美人、星美人などがある。春秋生育型。
センペルビウム:耐寒性が強く育てやすい。春秋生育型。

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ホームセンターのガーデニング教室でも寄せ植えを楽しめる

ガーデニング用品、花や観葉植物を扱うホームセンターでは、ガーデニング教室などのイベントを開催している店舗も。何から始めたらよいかわからないという人は参加するのもおすすめです!

静岡県・愛知県で店舗展開するホームセンター「ジャンボエンチョー」「ホームアシスト」では、ガーデニング教室に付随した会員制度「ガーデニング倶楽部」を運営しており、会員を募集中です。季節の植物を使った寄せ植えの方法、アイデアなどを専任講師や当社グリーンアドバイザーが教えてくれるさまざまな講座が用意されており、植物、鉢などの実費のみで楽しむことができます。初回参加では肥料や用土の説明から教えてもらえるので、初心者でも安心です。

「ジャンボエンチョー」「ホームアシスト」ガーデニング教室開催店舗

店舗ページの「ガーデニング教室イベント情報」で開催情報を見ることができます。

静岡東部

ジャンボエンチョー 富士店
ジャンボエンチョー 富士西店
ジャンボエンチョー 富士宮店
ホームアシスト

静岡中部

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ジャンボエンチョー 清水鳥坂店
ジャンボエンチョー 静岡店
ホームアシスト 清水駒越店

静岡西部

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ジャンボエンチョー 磐田店
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愛知県

ジャンボエンチョー 岡崎店
ジャンボエンチョー 鳴海店

※開催店舗は記事執筆時点(2025年5月)のものです

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寄せ植えは、植物の組み合わせや配置次第で無限の表現が楽しめる、まさに“育てるアート”。暮らしに彩りを添えてくれます。

最初は育てやすい植物を選んで、小さな鉢からでもOK。この機会に、あなたも寄せ植えのある暮らしを始めてみませんか。

監修:辻(株式会社エンチョー/DIYアドバイザー)



ジャンボエンチョーのDIYアドバイザーとは?

(社)日本DIY協会認定の資格を持つDIYのアドバイザー。

各店舗に複数名在籍しており、住まいの補修や創造的な空間づくりに関するサポートや情報を提供してくれる。

材料選びや道具の使い方、メンテナンス方法など、どんな質問や悩みにも丁寧に対応してくれるDIYの強い味方。

ジャンボエンチョーでは定期的にDIY教室を開催

棚づくり、ガーデニング、アクセサリーなど、いろいろなジャンルのDIYが楽しめます。詳しく、初心者でも丁寧に教えてくれるので、安心。自分の作品を持って帰るのも喜ばれています。興味のある方は一度参加してみては。

DIY女子倶楽部 | DIYホームセンター
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DIY工房 | DIYホームセンター
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くらし
この記事を書いた人
くふうロコしずおか編集部
くふうロコしずおか編集部
地元をもっと楽しく便利に!地元民コミュニティ発、どこよりも"生活密着型"をめざす情報メディア。静岡のグルメ・人気ショップ・イベント・お出かけなど子育てに役立つ情報中心にお届けします。
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