仙台市民が選ぶ【はらこ飯】名店6選!”海の親子丼”食べれる時期、由来、レシピ「仙台駅にも!」嬉しい駅弁

こんにちは、「くふうロコ仙台」編集部です。
宮城県の秋の風物詩といえば、地元の鮭とイクラを使った郷土料理「はらこ飯」です。
宮城では、江戸時代から秋の味覚として親しまれており、伊達政宗も初めて食べたはらこ飯のおいしさに驚いたと言われています。
今回は、そんなはらこ飯にまつわるエピソードや、炊飯器で簡単に作れるレシピ、仙台市周辺で食べられる美味しいはらこ飯のお店を紹介します!
「はらこ飯」とは?秋を彩る仙台の郷土料理
伊達政宗公も絶賛!炊き込みご飯に鮭とイクラをのせた「海の親子丼」
はらこ飯の誕生は、江戸時代に遡ります。
仙台藩の初代藩主・伊達政宗公が亘理町を訪れた際、当時から鮭漁が盛んだった亘理の人々は、政宗公をもてなすために、鮭とはらこを使った「はらこ飯」を献上しました。
その美味しさに感動した政宗公が、この料理を称賛したことで、はらこ飯は亘理町から宮城県内全域で広く食べられるようになったそうです。
はらこ飯が食べられる時期は、9月から11月頃。
亘理町をはじめとする宮城県内の飲食店では、秋の鮭漁シーズンに合わせてはらこ飯が提供され、地元の味を堪能することができます。
はらこ飯の特徴は?
はらこ飯は、新鮮な秋鮭をほんのりと甘辛く煮込み、その煮汁で炊いたご飯の上にイクラをのせた宮城の郷土料理です。
「腹子(はらこ)」とは鮭のお腹に入っているイクラのことで、鮭の身と合わせるので「鮭の親子丼」とも言われています。
一口食べると、鮭の香りとイクラのプチプチとした食感が口の中で広がり、贅沢と深い味わいが楽しめる料理となっています。
炊飯器で簡単!はらこ飯のレシピ
はらこ飯を毎年作るという、「くふうロコ仙台」公式ライターのあゆみ/ayuccchiiiさんに、炊飯器を使ったはらこ飯の作り方を教えてもらいました!
はらこ飯の材料
米:2合
生鮭:3切れ
イクラの醤油漬け:好きなだけ
醤油:大さじ2
みりん:大さじ2
砂糖:大さじ1
酒:大さじ1
生姜汁:大さじ1
出汁:200cc
作り方
① 生鮭をレシピの調味料(砂糖、醤油、酒、みりん、生姜汁、だし汁)で煮ます。
photo by あゆみ/ayuccchiii
② ①の煮汁を使ってごはんを炊きます(鮭は入れません)。
だし汁は、顆粒だしや白だしなど、手軽に作れるもので大丈夫です。
photo by あゆみ/ayuccchiii
③ ごはんが炊けたら、煮た鮭を盛り付けます。
(私は温かいのが好きなので再度鮭を温めます)
photo by あゆみ/ayuccchiii
④ 仕上げにイクラを盛り付けて完成です!
photo by あゆみ/ayuccchiii
あゆみ/ayuccchiiiさんは、クックパッドのお気に入りレシピを参考に、家族が喜ぶ味を試行錯誤していったそう。
みなさまも、ぜひお試しください!
仙台で楽しもう!はらこ飯が食べられるお店
魚貝料理 松平
引用:魚貝料理松平公式サイト
国分町にある「魚貝料理 松平(まつべい)」は、秋の味覚「はらこめし」で有名なお店です。
亘理町荒浜出身の店主が振る舞う「はらこめし」は、9月中旬から12月中旬までの季節限定で提供されています。
農家直送の新米と脂が乗った雄鮭が使われており、一口ごとにとろけるイクラの旨さが絶品!
お土産用のはらこめしも同じ価格で販売されているため、プロの味を自宅で楽しむこともできますよ。
「はらこめし」以外にも、四季折々の旬の素材を使ったメニューが揃っています。
春にはホッキ貝めし、夏には岩カキやガゼウニ、ホヤ、秋にはハゼ料理、冬には鱈の白子鍋、せり鍋など、三陸の海の幸や仙台の郷土料理が楽しめます。
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-12-16 マークビル2階
アクセス:地下鉄「勾当台公園駅」から徒歩5分
電話番号:022‐262‐6440
営業時間:17:30~23:00
予約:はらこめしは9月から電話予約可能(12月中旬まで) 定休日:日・祝
魚貝料理 松平公式サイト
漁亭浜や エスパル店
仙台駅直結のエスパルB1階に位置する「漁亭浜や エスパル店」は、宮城の新鮮な海の幸が楽しめる魚料理専門店。
宮城・名取・閖上産の鮮魚を使った海鮮丼や天丼、さらには季節限定の「はらこめし(税込2,728円)」や「仙台せり鍋(税込2,090円から)」など、宮城でしか味わえないメニューが魅力です。
漁亭浜やの「はらこめし」は脂ののった秋鮭と、深い旨味を引き出した煮汁で炊き込んだご飯が絶品です。
ふんわりと香るご飯に、甘味を活かした繊細な味付けのイクラが添えられており、プチッと弾けるイクラの食感が心地よい一品です。
せり鍋付きの忘年会プランや、90分飲み放題のプランも用意されているため、宴会やちょい飲みにも利用しやすいお店です。
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 エスパルB1
アクセス:JR仙台駅から直通
電話番号:0222666651
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
予約:可
定休日:なし(エスパルに準ずる)
漁亭浜や エスパル店公式サイト
漁亭浜や エスパル店公式X
仙台駅周辺にも!はらこ飯が食べられるお店はいっぱい
駅ビルのエスパルには「みやぎ乃」や「魚河し惣菜 仙 仙台エスパル店」など、はらこ飯を提供しているお店があります。
地下1階の「魚河し惣菜 仙 仙台エスパル店」では、はらこ飯のお弁当が通年で販売されています。
テイクアウトして新幹線で食べられるので、旅行の最終日などに、ぜひ気軽に味わってみてください。
発祥の地「亘理郡」で、はらこ飯が食べられるお店
はらこ飯発祥の地「亘理郡」は、仙台から車で45分、電車で30分のところにあります。
東部には汽水湖の「鳥の海」があり、春は「あさりめし」、夏は「しゃこめし」、秋は「はらこめし」、冬は「ほっきめし」が味わえる、四季を通じて海の幸に恵まれた街です。
旬魚・鮨の店 あら浜 亘理店
「あら浜」は、地元の新鮮な魚介類を使った寿司や和食で人気のお店です。
2017年には宮城県版のミシュランガイドに掲載されたこともあり、その実力は折り紙付き。
「あら浜」では、はらこ飯のほかにもほっき飯やあなごせいろ、かき飯など、季節によって献立が変わる「五季飯(1人前2,640円 / ハーフ2,090円)」を提供しています。
お店の代名詞ともいえる「はらこ飯」が登場するのは、秋が深まる9月初旬から12月初旬ごろ。
あら浜のはらこ飯は、イクラの薄皮をひと粒ずつ丁寧に剥ぐ工程から始まり、秋鮭と絶妙に調和するように仕上げられています。
はらこのプチプチとした食感と秋鮭の旨味が織りなす一杯は、まさに秋のご馳走です!
プラス990円で、はらこを大盛りにできるので、プチプチのはらこを思い切り楽しみたい方におすすめ。
あら浜ではテイクアウトや宅配にも対応しており、地元の新鮮な海の幸を手軽に味わうことができますよ。
▼「くふうロコ仙台」公式ライター・仙台カフェグラムさんの「あら浜」実食レポートはこちら!
仙台・亘理の寿司名店【旬魚・鮨の店 あら浜】行ってきた!「秋は絶対コレ」「さすが発祥の地」宝石級グルメ宮城一の名店
住所:宮城県亘理郡亘理町荒浜字中野183-8
アクセス:常磐自動車道「鳥の海スマートIC」から車で6分
電話番号:0223-35-2585
営業時間:【ランチ】11:00~14:00、【ディナー】17:00~20:00(L.O.19:45)
予約:夜のみ可
定休日:月曜日 ※不定休あり
旬魚と鮨の店 あら浜 公式サイト
旬魚と鮨の店 あら浜 公式Instagram
和風レストラン 田園
宮城県亘理町の和風レストラン「田園」は、地元の食材を活かした料理と心地よい和の雰囲気が魅力のお店。落ち着いた佇まいの中で、旬の食材や宮城の伝統的な味を楽しめるとあって、地元の方だけでなく観光客にも愛されています。
店内は和の趣を感じさせるインテリアで統一されており、心安らぐ空間が広がっています。
座敷席もあり、友人や家族とゆったりとした時間を過ごすのにもおすすめです。
9月から11月ごろまで提供される「はらこめし定食(2,508円)」は、鮭の旨みがたっぷりと染み込んだご飯の上に、ぷりぷりとしたイクラをたっぷりと乗せた逸品。
鮭とイクラの相性が抜群で、ひと口ごとに海の恵みを感じられます。
はらこめしのシーズン以外では、冬のほっきめしや夏の生ウニ丼など、一年を通じてその時期ならではの旬の味わいを堪能できます。
住所:宮城県亘理郡亘理町逢隈上郡字上147
電話番号:0223-34-8760
アクセス:仙台東部道路「亘理IC」から車で約10分
営業時間:【昼】11:00-14:00、【夜】17:00-20:00(最終入店19:30、L.O.19:45)
予約:大人数の場合のみ
定休日:水(祝日の場合は営業)、元日 ※木曜日不定休あり
和風レストラン 田園 公式サイト
和風レストラン 田園 公式Instagram
仙台駅の駅弁も人気!
こばやし「銀鮭のはらこめし」
引用:こばやし公式HP
仙台で駅弁や仕出し弁当を作っている株式会社こばやしは、創業100年以上を誇る老舗のお弁当屋さんです。
こちらの「銀鮭のはらこめし」は、宮城県産の環境保全米「ひとめぼれ」を使い、銀鮭を煮込んだ煮汁で丁寧に炊き上げられています。
じっくり煮込んだ銀鮭の身と三陸産いくらがたっぷりと乗せられており、口に入れるたびに、銀鮭の旨味といくらのプチプチ感が堪能できます。
付け合せには宮城の郷土料理である「しそ巻き」と、こばやしのオリジナル漬物である「万来漬け」が添えられていて、宮城の豊かな食文化を感じられる駅弁です。
宮城の郷土料理を手軽に楽しめる「はらこめし」を、ぜひ旅のお供にしてみてはいかがでしょうか?
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 エスパル仙台 東館2F 「伊達のこみち」内
アクセス:仙台駅から直通
電話番号:022-352-5812
営業時間:10:00 ~ 21:00
予約:可
株式会社こばやし公式サイト
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※この記事は2024年11月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
