仙台の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、「くふうロコ仙台」編集部です。
仙台では、11月の中旬から最低気温が5度を下回る日が増えてきて、長い冬が始まります。

冬といえば、温かいお鍋やおでんが美味しい季節ですが、ここ数年、SNSを中心に「通風鍋(つうふうなべ)」が話題になっているのをご存じでしょうか?

今回は「通風鍋」の魅力や発祥のお店について詳しくご紹介します。

「痛風鍋(つうふうなべ)」ってどんなもの?衝撃的な名前の意味

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「痛風鍋」とは、カキや白子、あん胆といったプリン体を豊富に含む、魚介類をたっぷり使った海鮮鍋のことです。

「通風鍋」という名前の由来は、プリン体の摂取が多いと痛風のリスクが高まることにちなんでいます。

なんだか少し怖い名前のお鍋ですが、旨味成分でもあるプリン体が豊富に入っていることから、一度食べるとハマってしまう人が続出しているそうです。

痛風鍋の発祥は、仙台!

現在では全国に広まった「通風鍋」ですが、実は、仙台市内の老舗居酒屋「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」で生まれた、仙台発祥の鍋料理です。

痛風鍋が誕生したのは2016年3月のこと。
送別会で「派手なサプライズがしたい!」という常連客の要望を受けて、斎太郎の店主が考案しました。

魚介の内臓や魚卵といったプリン体を豊富に含む具材をふんだんに使用し、これに「痛風鍋」と名付けてSNSに投稿したところ、たちまち話題に!

1万以上のリポストがされ、全国的なブームへと成長しました。

斎太郎では、魚介の旨味が染み出した、この鍋が特に評判を呼び、2019年12月には1か月で1,000食を超える売り上げを記録したそうです。

現在では仙台だけではなく、東京、大阪、名古屋、福岡と全国に広がり、各地の食材を取り入れた様々なバリエーションの通風鍋が誕生しています。

なぜここまで広まった?痛風鍋の魅力とは!

豪華すぎる具材

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通風鍋の魅力は、なんといっても使用されている豪華な食材にあります。

使用される主な食材は牡蠣、白子、エビ、ウニ、イクラなどですが、あんこう、タラの身、エビ、クエなどを加えているお店もあります。

魚介と豚肉や鶏肉などを組み合わせたものもあり、アレンジは自由自在!

発祥の仙台では、鮮度の高い海鮮を使っており、醤油ベースのスープに豪華な食材の旨味が凝縮され、濃厚な味わいが楽しめます。

高い栄養と満足感

通風鍋.jpeg

痛風鍋は、うま味成分であるプリン体を含む、高タンパクで高脂肪な食材を使用しているので栄養がたっぷり。

特に魚の白子やあん肝、牡蠣などから溶け出す旨味がスープ全体に染み渡り、贅沢な味わいを作り出します。

ただし、名前の由来にもあるとおり、プリン体を多く含む食品を食べすぎると通風になるリスクがあるため、食べ過ぎには注意が必要です。

仙台で痛風鍋を食べられるのはいつごろ?おすすめ店も紹介

例年では、市内で通風鍋を食べられるのは、10月から翌年の3月ごろにかけてです。

ただし、2023年は猛暑の影響で牡蠣漁の解禁が延期されたので、10月中は通風鍋を提供できない状況になりました。

同じような猛暑に見舞われた2024年も、牡蠣漁の解禁が遅かったため、通風鍋発祥の店「斎太郎」では10月29日から提供が始まりました。

食材の入荷状況によっては開始時期や終了時期がずれることもあるので、気になる方はお店に確認しましょう。

痛風鍋発祥の店「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」

地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎 (1).jpg 引用:地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎公式X

国分町にある「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」は、最初に痛風鍋を考案した発祥の店です。

地元の食材を活かした和食の創作料理を提供しており、カウンターや囲炉裏を囲んで楽しむことができます。

地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎 (2).jpg 引用:地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎公式X

話題の「痛風鍋(1人前 / 税込4,000円」は、一度味わったら忘れられない、と県外から訪れるお客さんもいるほどの評判。
カキ、白子、あん肝が贅沢に詰まった冬の味覚を、特製の出汁とともに堪能できます。

宮城県産の地酒が豊富に揃っており、鍋料理はもちろん、牛タンやせり鍋など仙台ならではの料理も充実。
地元の味覚を満喫しながら、日本酒との絶妙なペアリングが楽しめます。

市営地下鉄南北線「勾当台公園駅」から徒歩2分という好立地にあり、仕事帰りや観光の合間にも立ち寄りやすいお店です。

■地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-15-20
アクセス:市営地下鉄南北線「勾当台公園駅」から徒歩2分
電話番号:022-263-1276
営業時間:月~土 17:00~24:00(L.O.23:00)
予約:可
定休日:日曜(月曜連休の場合は日曜営業、月曜休み)
地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎公式X

和食 かまくら仙台店

かまくら仙台店 (1).jpg 引用:和食 かまくら仙台店公式Instagram

仙台駅近くにある「和食 かまくら仙台店」は、東北の味覚を堪能できる創作和風居酒屋です。

店内は「かまくら」をモチーフにしたデザインで、幻想的な雰囲気。
カップルシートや少人数向けの個室、大人数で利用できる掘りごたつ席など、利用シーンに合わせた席が選べます。

かまくら仙台店 (2).jpg 引用:和食 かまくら仙台店公式Instagram

「和食 かまくら仙台店」の自慢は、地元ならではの新鮮な素材を使ったメニューです。
数量限定の「通風鍋(1人前 / 税込1,830円)」は、牡蠣のうま味とあん肝のコク、白子のプリプリ食感が絶妙にマッチした魚介食材てんこ盛りの鍋です。

ほかには、観光客にも人気の牛タンしゃぶしゃぶや、せり鍋といった冬の風物詩的な鍋料理も楽しめます。

■和食 かまくら仙台店
住所:宮城県仙台市青葉区中央3-6-1 仙台TRビル8F
アクセス:JR仙台駅から徒歩3分
電話番号:022-715-2977
営業時間:【月~土・祝前日】17:00~23:00、【日・祝日】16:00~23:00
予約:可
定休日:なし
和食 かまくら仙台店公式Instagram

今や日本の冬の味覚に!全国のご当地「痛風鍋」も楽しもう

仙台で生まれた「通風鍋」は、SNSの流行を通じて全国に広まりつつあります。

発祥の地である仙台で味わうのはもちろん、県外へ旅行する際は、ご当地の海鮮を使った通風鍋を食べて、味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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※この記事は2024年11月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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「くふうロコ仙台」編集部
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