東京⇔熱海【安く行く方法ベスト5】片道1500円台で行ける方法も!新幹線・在来線の所要時間やメリットデメリットを徹底比較

こんにちは!くふうしずおか編集部です。 観光地として大人気の熱海に「もっと安く、もっと気軽に足を運びたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。 熱海在住の編集部員が、「東京から熱海への安い行き方ベスト5」を、メリット・デメリット、料金、所要時間とともに詳しくご紹介します
結論は、時間をかけても安さを最優先するなら、小田急線とJR東海道(在来線)を乗り継ぐ方法が新幹線の半額以下の料金に。一方、速さを重視するなら、早割を利用した新幹線がおすすめです。
*記事内すべて東京駅から熱海駅。ICカード、チケットレスで2025年7月現在の料金となります。
【安さで選ぶ】東京から熱海への行き方ベスト5
🥉 第5位:スマートEX(早特商品)で新幹線
片道3390円 / 所要時間 約45分
東海道新幹線の熱海駅には「こだま」と「ひかり」が停車します。 「ひかり」は1日に2本程度なので、基本的には「こだま」を利用することがメインになります。
思っているよりもあっという間に到着します。
「とにかく速く行きたい」という方には少しでも安く行くために利用したいのが、JRのネット予約サービス「スマートEX」の早特です。
- 所要時間: 約45分
- 料金(自由席・通常期): 片道スマートEX早割 3390円
- 運行本数目安: 1時間に2本程度
- 終電(2024年6月現在):
- 東京駅 発 → 熱海駅 着:22:48発(こだま815号)
- 熱海駅 発 → 東京駅 着:22:41発(こだま754号)
- 東京駅 発 → 熱海駅 着:22:48発(こだま815号)
通常料金より片道350円、往復で700円お得になりますが、「スマートEX」は、通常の新幹線乗車券と違い、「東京都区内」の割引が適用されないため、東京駅・品川駅までの運賃が別途かかります。
目安として、乗車駅から東京駅・品川駅までの運賃が片道350円以上かかる場合は、通常きっぷの方がお得になることがあります(東京駅・品川駅の発着はどちらも同じ料金です)
また、早割の設定がないシーズンもありますので、スマートEXで対象日程を確認するようにしてください。
こだま号の自由席は、超繁忙期でなければ席数も多く、座れます。 改札に一番近い自由席は5号車あたりなので、混雑していても1号車、2号車、14号車以降を探してみましょう。通勤ピーク時は本数も多い上に、東京方面の方が多いので金曜日の夕方出発でない限り、座れる確率は高いです。
🥈 第4位:JR踊り子号
片道3000円 / 所要時間 約1時間20分
E257系JR踊り子号(早川〜根府川)/ 提供:JR東日本
踊り子号を割安で利用するには、「チケットレス35%割引」がお得。1580円の特急券が1020円と560円もお得(乗車券が別に必要です)。 席数が決まっているので早めの予約を。 35%割引の席がなくてもチケットレスであれば、100円お得です。
JR特急踊り子号は、座席もゆったりしているので、新幹線より時間はかかりますが、車窓から見る景色を味わいゆったりと旅するには最適です。
特に、伊豆方面には乗り換えなしで行けるので便利です。
- 所要時間: 約1時間20分
- 料金(自由席・通常期): 片道チケットレス35%割 3000円
- 運行本数目安: 1日約4本
- 終電(2024年6月現在)
:- 東京駅 発 → 熱海駅 着:13:00発(踊り子11号)
- 熱海駅 発 → 東京駅 着:16:29発(踊り子10号)
- 東京駅 発 → 熱海駅 着:13:00発(踊り子11号)
🥈 第3位:小田急線ロマンスカー+JR東海道線
片道2269円 / 所要時間 約1時間40分
提供;小田急電鉄
熱海まで安く行く方法として利用する小田急ですが、その際ロマンスカーを利用してみるのも楽しみ方の一つです。 窓が広くて車窓からの田園風景など撮影スポットになる景色がたくさん。
デジタルチケットのチケットレスだと50円割引になります。
また、11:00〜16:59に新宿駅を出発、11:00〜17:59に新宿駅に到着するロマンスカーの3号車は「子育て応援車」としてお子さんがいても気兼ねなく乗れます。 ベビーベッドのあるトイレが近くにある号です。 ※千代田線直通・御殿場線直通の列車を除きます。
- 所要時間: 約1時間40分
- 料金:片道IC :合計 2269円
<内訳>
* 小田急線 (新宿~小田原):片道IC 901円
* ロマンスカー 特急料金(新宿~小田原):片道チケットレス 950円
* JR東海道線 運賃(小田原~熱海):片道IC 330円 - 運行本数: ロマンスカー(新宿〜小田原)最大平日2本。土日祝3本
🥈 第2位:JR東海道線(在来線)
片道1,980円 / 所要時間 約1時間50分
東京駅から乗り換えなしで熱海まで行ける、分かりやすい方法です。終点駅が熱海のことも多く、うっかり居眠りしても安心です。
- 所要時間: 約1時間50分
- 料金(通常): 片道IC 1,980円
- 運行本数: 1時間に3本程度)
- 終電(2024年6月現在):
- 東京駅 発 → 熱海駅 着:22:52発
- 熱海駅 発 → 東京駅 着:22:35発(品川行)
新幹線の自由席の一般料金より1760円、往復だと3520円もお得。乗り換えなしでゆったりとした旅になります。
2時間弱かかりますが、駅ごとに人の波が変わっていくのが感じられるのは、在来線ならでは。特に東海道線沿線に住んでいる方にとっては、手軽に利用できます。
東京発の方は座れますが、途中乗車の場合は、時間帯や曜日によって座れない時間帯や区間もあります。
👑 第1位:小田急線+JR東海道線乗り継ぎ
片道 1,527円~ / 所要時間 約2時間30分~(東京駅起点)
出典:「海の見える駅」
東京駅から熱海へ安く行く方法は、新宿駅から小田急線で小田原駅で降車、その後JR東海道線!に乗り換えるルートです。 出発点が小田急沿い、その周辺の方は、特におすすめです。
時間はかかりますが、その安さは大きな魅力。
もう一つの魅力は、小田原から熱海へ向かう途中「早川駅」あたりから広がる美しい海。
とくに「根府川(ねぶかわ)駅」は、人気アニメ『ラブライブ!』の聖地や、タモリさんが選んだ絶景スポットとしても知られており、見逃せないポイントです。
このルートで最も重要なポイントは、小田原駅での乗り継ぎです。
乗り継ぎ電車の時間を調べてから、乗車する時間を決めるようにしましょう。
乗り換え時間は10分はみておいてください。乗車している車両によっては駅での移動に時間がかかるかもしれません。もっと早く移動もできますが、ケガや事故につながらないように。
乗り換えの合間に小田原駅や駅周辺にお土産屋さんがあり楽しめます。 小田原名物の「ういろう」がおすすめです。
- 所要時間: 合計 約2時間30分~(乗り換え時間を含む)
- 料金:片道・IC利用 合計 1,440円
- JR中央線(東京 → 新宿):片道IC208円
- 小田急線 快速急行(新宿 → 小田原):片道 IC901円
- JR東海道線(小田原駅 → 熱海駅):片道IC418円
- JR中央線(東京 → 新宿):片道IC208円
- 運行本数:
- 小田急線急行 1時間に2本程度
* JR東海道線小田原-熱海間/1時間に2本程度
- 小田急線急行 1時間に2本程度
【番外編】贅沢を味わう列車の旅「サフィール踊り子」
提供:JK東日本
踊り子号には、1日上下線それぞれ1台豪華な列車「サフィール踊り子号」が走ります(臨時で増発されることもあります)。
6人個室/ 提供:JR東日本
東京熱海間の最低価格が5〜8号グリーンの4660円から!1名から6名までの個室もあります。
プレミアムグレードの贅沢なシート/ 提供:JR東日本
また、東京で会員制、熱海にもある人気中国料理「美虎-Miyu-」の五十嵐美幸さん監修のサフィール踊り子限定カフェがあり、麺類やカレー(中華風 黒毛和牛のビーフカレー(ミネラルウォーター付き)2800円)などの軽食とデザートが食べられます。号車によって利用方法が変わるので、事前にチェックを。
移動自体を贅沢にすることでいつもとは違う幸せな旅になります。 記念に残る旅にしください。
車での行き方、バスでの行き方の違いは?
車で行く場合
3名以上で乗るなら、新幹線より安くなる可能性があります。ただし、週末や連休は激しい渋滞が発生しやすく、特に熱海周辺の道はカーブが多いため、運転には注意が必要です。
*所要時間:約1時間45分~(渋滞なしの場合)
*料金:高速代 約1280円(ETC利用)+ガソリン代 約1,500円~
*主なルート:
東京IC(東名高速)→厚木IC)→小田原西IC(小田原厚木道路/西湘バイパス)→石橋IC→国道135号
高速バスで行く場合
東京から熱海への直行便はなく、多くは三島駅行きとなります。
*区間: 新宿・渋谷 → 三島駅(高速バス)+ 三島駅 → 熱海駅(JR東海道線)
*料金(片道目安): バス 約2,300円~ + 電車 330円 = 合計 約2,630円~
*所要時間(目安): バス 約2時間~ + 電車 約15分+乗り換え時間
安さは魅力ですが、時間がかかり乗り換えも必要なため、今回はランキング外としました。
熱海に着いてからの移動
観光での移動も節約したいという方には、周遊パックやバスなどもあるので、検討してみてください。 [熱海市内名所めぐり「湯~遊~バス」]
まとめ:自分に合った方法で、お得に熱海旅を楽しもう!
東京から熱海への旅は、何を優先するかで最適な交通手段が変わります。
- 安さ最優先なら: 【1位】小田急線+JR東海道線
- 手軽さと安さのバランスなら: 【2位】JR東海道線
- 速さと快適さ、少しのお得感なら: 【3位】スマートEX
- 鉄道の旅を楽しみたいなら、: 特急「踊り子」「ロマンスカー」利用
魅力がたくさんの熱海に何度も足を運んで、楽しんでください!
(料金についての参考:JR東海、JR東日本、小田急電鉄)
