【2025年最新】遠州三山風鈴まつり徹底ガイド!可睡斎・法多山・油山寺の見どころは?アクセス・限定スイーツなどの情報もお届け♪

こんにちは、くふうロコしずおか編集部です。
袋井市で楽しめる夏の風物詩「遠州三山(えんしゅうさんざん)風鈴まつり」。2024年5月25日(土)~9月1日(日)まで開催されています♪
今回、編集部が遠州三山風鈴まつりが開催されている「法多山 尊永寺(はったさんそんえいじ、以下:法多山)」「秋葉総本殿 可睡斎(あきはそうほんでん かすいさい、以下:可睡斎)」「医王山油山寺(いおうざんゆさんじ、以下:油山寺)」を直接取材!
写真映えするスポットや、ここでしか食べられない限定スイーツ、法多山・可睡斎・尊永寺へのアクセスなど、気になる情報をお届けします。
遠州三山風鈴まつりって?
遠州三山風鈴まつりは、法多山、可睡斎、油山寺の遠州三山合同で開催されている祭り。(※「遠州三山」は、法多山、可睡斎、油山寺の総称。)
それぞれの寺内に"風鈴スポット"が登場し、カラフルに彩られた風景と涼やかな音色を楽しめます。写真映えスポットとしても大人気です。
また、期間限定で食べられる和スイーツも見逃せません!風鈴とともに、夏の暑さを少し和らげてくれます。
ここからは、それぞれの風鈴スポットとスイーツをご紹介♪
法多山 尊永寺
【風鈴スポット】風鈴の数No.1!かわいくて写真映え間違いなし◎
遠州三山のなかで、最も風鈴の数が多いのが法多山。全部で約4,000個の風鈴を見ることができるんです。
今回は、順路に沿って6カ所の風鈴スポットを紹介します!
まず、山道を登ったところにある「蛸薬師堂(たこやくしどう)」付近。
お堂の隣に、風鈴で囲まれた「風鈴小怪(ふうりんこみち)」が設置されています。上からだけでなく横からも音が聞こえるので、風鈴に包まれたような感覚を楽しめますよ。
よく見ると、風鈴の絵柄が一つひとつ違う……!音だけではなく、デザインも見どころです。
ここからが少し大変!法多山本堂(諸尊堂)付近へ行くために、4つの階段を上ります。
上って上って、頑張って上った先に……
法多山本堂(諸尊堂)が現れました!厳かな雰囲気が漂っていて、疲れていたはずなのに清々しい気持ちになります。
入り口近くに、花と風鈴で彩られた美しい手水舎を発見!
透明な風鈴の中に花が入っています。風鈴の設置は、すべてお寺の方々が手作業で行われているそう。時期によって中の花が変化するのも見どころの一つです。
手水舎に、生花が飾られているのもきれい♡
手水舎のすぐ横にある「北谷寺(ほっこくじ)」は「ポップキャンディー」という風鈴スポットに。
音はなりませんが、色とりどりの鐘(風鈴の上の部分)が柱のようにつるされています。
キャンディーのような丸いフォルムがかわいいですね♡鐘に近づいて写真を撮ると、よりカラフルさが際立ちますよ。
続いて法多山本堂(諸尊堂)へ。本堂の左側の建物に入ると、お守り窓口があります。
お守りなどが並ぶなか「願掛け風鈴」というものを発見!「風鈴の短冊に願い事を書くと、風鈴の音とともに願いが届くかもしれない……」と言われています。
1枚300円(税込)で木の短冊を購入。編集部も体験してみました。
木の短冊に願い事を書いて、箱の中に入れます。願いが届きますように!
短冊は本堂にまつられた後、法多山の本堂回廊におよそ1カ月間飾られます。
願掛け風鈴を書いた後は、本堂回廊へ。
荘厳な雰囲気の回廊に、たくさんの願いが込められた風鈴が並ぶ光景はまさに圧巻です。
本堂右側にある建物では、風鈴がライトアップされている「宵待遊歩(よいまちゆうほ)」が!
幻想的な雰囲気で、異世界にやってきたかのような気分を楽しめます♪
【スイーツ】だんごが刺さったかき氷!?大人気の厄除氷
参拝の後は、本堂から階段を下ったところにある「だんご茶屋」へ。
テラス席で緑を眺めながら、ゆっくりスイーツを楽しむことができます。冷房が効いたところでくつろぎたい方は、室内の席がオススメです◎
店内で飲食される方向けに、袋井産の茶葉を使用したお茶(冷茶)やお水のサービスもあります。
今回編集部は、夏限定のメニュー「厄除氷」をいただきました!
600円(税込)
かき氷の横に団子が大胆に刺さった、インパクトある見た目。高さは約10cmほどで、一人で食べるのにほどよいボリューム感です。
暑〜い外を歩いたあとのかき氷、おいしくないわけがありません。一口ひとくちが体に染みわたります。
まず、抹茶シロップが絶妙!甘すぎず苦すぎない、いいバランスを保っているので子どもからお年を召した方まで楽しめる味です。
練乳をトッピング(※)すると、甘党の方も満足できそう◎氷は粗めに削られていて、ザクザク食感を楽しめます。
※+100円(税込)でトッピング可能
横に刺さっているのは、だんご茶屋の名物メニューでもある「厄除だんご」。5本の串が刺さった、少し不思議な形が特徴です。
裏側を見ると、小さい円柱形の団子が5個連なっています。円柱形の切れ目の部分で団子が切れるので、一つずつ分けてから食べるのがオススメ◎
食べてみると、弾力の強さにびっくりしました!大きさは小ぶりながらも、一つひとつしっかり存在感があります。
あんこは、つぶあんでもこしあんでもない「つぶしあん」。老若男女問わず食べやすい食感です。甘さも控えめで、かき氷の抹茶シロップと相性抜群!
一般的なかき氷は、食べ進めると味が水っぽくなってしまうのが難点。しかし、厄除氷はシロップを「2度入れ」しているので、食べ進めてもしっかりシロップの味を楽しめるんです。
最後までおいしく食べられるのがうれしいですね♪
厄除氷の他に、法多山もんぜんどおり内にある「門前ごりやくカフェ」でも夏のスイーツが登場!
取材時、門前ごりやくカフェは休業日だったので、ぜひリベンジしたいです♪
※厄除だんごは単体で購入することもできます(1皿:200円(税込)。厄除だんごについての記事はこちら!
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営業時間:8:00~17:00
※厄除氷の販売時間は10:00~16:00
定休日:無休
営業時間:10:00~16:00
定休日:火~金曜
秋葉総本殿 可睡斎
【風鈴スポット】風鈴にお絵かき!?室内でも風鈴が楽しめる◎
続いては可睡斎をご紹介。可睡斎の風鈴スポットは、大きく分けて4カ所あります。
まず、山門から本堂までを彩る「風鈴の小道」。約2,000個の風鈴が飾られ、鮮やかなトンネルのようになっています。
風鈴単体の写真はもちろん、小道を通っている様子を撮影されている方がたくさんいらっしゃいました。
つるされている風鈴は「江戸風鈴」という種類のもの。絵柄や形が同じでも、一つひとつ異なる音がします。引きで全体を見ても、寄って一つの風鈴に注目しても楽しめるのがポイントです。
続いて「願掛け風鈴」。風鈴の小道を渡った先の本堂にあります。
5色の風鈴がずらりと並んでいてきれい!鐘の下に、願い事が書かれた木の短冊がつるされています。
法多山と違い、販売所は無人です。短冊が台の上に置いてあるので、料金(1枚:200円(税込))を箱に入れてから短冊を取ります。
短冊をゲットしたら、願い事を記入。「いい夏を過ごせますように!」
書き終わったら、法堂の横にあるフックがついた風鈴に短冊をかけます。これで願いが叶うといいなぁ♪
3つ目の風鈴スポットは、寺院のなかに。山門をくぐって右手にある「萬松閣」から中へ入ります。
※拝観料として700円(税込)かかります。
萬松閣の階段を上ると「大書院」に到着。建物内は和の風情を感じる空間です。どこか懐かしい雰囲気もあり、ゆったりした時間を過ごせます。
階段を上がると、通路に紙でつくられた風鈴を発見。
さまざまな柄や形のものが飾られています。自分の"推し"風鈴を探すのも楽しそう!
通路から窓を見ると、風鈴がたくさん飾られたオブジェがあります。こちらがもうひとつの風鈴スポット「富士山風鈴」です。風鈴約1,000個が、富士山の形に飾られています。
よく見ると、風鈴の色も富士山カラーに!
どの角度から見てもきれいで、思わず見入ってしまいました。本物の富士山に負けない迫力があります。
そして最後は「お絵描き風鈴体験」。風鈴に絵を描き、自分だけのオリジナル風鈴が作れちゃうんです♪
萬松閣の入り口に受付があり、1つ500円(税込)でお絵かき用の真っ白な風鈴を購入することができます。
筆者もお絵かき風鈴体験にチャレンジしてみました!受付の近くにある机で、粛々と絵を描いていきます。
お絵かき用のペンや色鉛筆はあらかじめ用意されているので、持参しなくても大丈夫。色の種類が豊富なので、お絵描き好きの方も楽しめそうです◎
描いた風鈴は、萬松閣に飾ることができます。もちろん、自分で持ち帰ってもOK◎
【スイーツ】1日100食限定!絶対食べたい冷やしぜんざい
可睡斎の限定スイーツは「冷やしぜんざい」!萬松閣で富士山風鈴を拝観した方のみ食べることができます。拝観料+100円(税込)で購入可能。
1日100食限定なので、気になる方は早い時間に行くのがオススメ◎。9:00~15:00の間食べることができます。
富士山風鈴を眺めながら、広い和室で食べることができます。
子ども用のイスも完備!小さい子どもと一緒に楽しめるのがうれしいですね。
冷やしぜんざいは、子どものころに食べたような懐かしい味。粒感をしっかり感じる甘〜いあずきに、モチモチの白玉がたまらない一品です♪
冷たいお茶も付いて800円(税込)なので、かなりお得感があります。 ※拝観料+100円(税込)
油山寺
【風鈴スポット】まるで秘境!?ゆったりデートにぴったり◎
次は油山寺をご紹介!油山寺の風鈴スポットは、大きく分けると2カ所あります。
法多山・可睡斎はカラフルな風鈴が特徴的ですが、油山寺は落ち着きのあるオトナな雰囲気の風鈴が楽しめるのが特徴です。
入口にあたる「山門」から「宝生殿」までの道に風鈴が飾られています。数がそこまで多くない分、一つひとつの風鈴をじっくり楽しめるのがポイント。
油山寺自体が落ち着いた秘境のような雰囲気なので、風鈴の音が"沁みる"感覚があります。
「礼拝門」を抜けて宝生殿へ向かうと、風鈴の音に変化が。ガラスの軽い音ではなく、鐘のような少し重みのある音が聞こえてきます。
よく見ると、風鈴も黒っぽいものが増えています。実はこれ、南部鉄器の風鈴なんです。
普段聞く風鈴の音とは全く違う、低く落ち着いた音を堪能できます。目を閉じて深呼吸しながら音を聞くと、安らかな気持ちになりますよ。
よく探すと普通の風鈴ではなかなか見かけない、形が面白いものも発見。これは鉄器の風鈴ならでは!ぜひお気に入りの風鈴を探してみてくださいね◎
【スイーツ】ご利益がいただける!?冷やし緑茶甘酒&ごりやくまんじゅう
油山寺のスイーツは、山門から約2分ほど歩いたところにある休憩所「一休庵」で食べることができます。
赤い橋の先にある「ごりやくまんじゅう」と書かれた看板が目印です。
店内はほんのりお香の香りがただよう、和の雰囲気が特徴。窓から川を眺めることができ、ゆったりすることができます。
一休庵のオススメスイーツは、「冷やし緑茶甘酒」と「ごりやくまんじゅう」!
450円(税込)
冷やし緑茶甘酒は名前の通り、冷たい緑茶と甘酒を混ぜたドリンクです。
実は、甘酒があまり得意でない筆者。おそるおそる飲みましたが、こちらはおいしくいただくことができました◎
甘酒特有のクセやえぐみが少なく、かなり飲みやすいです。お米の粒感もあり、食感も楽しむことができます。
緑茶が爽やかさをプラスしているので、夏の水分補給にぴったりです◎
8個入:1,000円(税込)
ごりやくまんじゅうは、お地蔵様のような色とコロンとしたフォルムが特徴。直径約4cmほどで、食べやすいサイズ感です。
ひとくち食べると、皮のモチモチ具合にびっくり!柔らかさも残しつつ、しっかり弾力があるので食べ応えがあります。
皮に黒ゴマが練りこまれているので、ほんのり香ばしさがあるのも魅力です。
あんこはこしあんで、甘さは控えめ。しつこさが全くないので、パクパク食べられちゃいます。
パック入りで販売されているので、お土産用としてもいいですね♪
それぞれの拝観時間は?
遠州三山の拝観時間は以下の通り。
法多山 尊永寺
秋葉総本殿 可睡斎
医王山 油山寺
交通アクセスは?
遠州三山は、どれも駅からかなり距離があります!自家用車を持っている方は、車で行くのがベターです。
特に1日で遠州三山を巡りたいという方は、車がないと厳しいかもしれません。(編集部は取材時、掛川駅周辺でレンタカーを借りました。)
また、法多山から可睡斎・油山寺は距離があるので注意!回る順番をあらかじめ決めておくとスムーズに行動できそうです◎
遠州三山それぞれのアクセスは以下の通り。可睡斎周辺はバスが通っているので、公共交通機関を利用したい方でも行きやすいですよ。
法多山 尊永寺
所在地:静岡県袋井市豊沢2777
<東海道本線を利用する場合>
・JR愛野駅で下車
・尊永寺までタクシーで約9分(徒歩約58分)
<新幹線を利用する場合>
・JR掛川駅またはJR浜松駅で下車
・東海道本線に乗り換え、JR愛野駅で下車
(その後はバスに乗車。上記の<東海道本線を利用する場合>をご参照ください。)
<車を利用する場合>
・東名袋井ICから:車で約20分
・新東名森掛川ICから:車で約15分
・尊永寺から可睡斎まで:車で約15分
・尊永寺から油山寺まで:車で約21分
秋葉総本殿 可睡斎
所在地:静岡県袋井市久能2915-1
<東海道本線を利用する場合>
・JR袋井駅で下車
・北口のりばから秋葉バス「秋葉線」か「秋葉中遠線」、または袋井市自主運行バス「51 北部循環線 左回り」に乗車
・「可睡斎入口」で下車(バスで約12分)
<新幹線を利用する場合>
・JR掛川駅またはJR浜松駅で下車
・東海道本線に乗り換え、JR袋井駅で下車
(その後はバスに乗車。上記の<東海道本線を利用する場合>をご参照ください。)
<車を利用する場合>
・東名袋井ICから:車で約5分
・新東名森掛川ICから:車で約15分
・可睡斎から尊永寺まで:車で約15分
・可睡斎から油山寺まで:車で約分
医王山 油山寺
所在地:静岡県袋井市村松1
<東海道本線を利用する場合>
・JR袋井駅で下車
・北口のりばから袋井市自主運行バス「51 北部循環線 左回り」に乗車
・「鷲巣上」で下車(バスで約12分)
・油山寺まで徒歩約36分
・JR袋井駅から油山寺までタクシーで約12分
<新幹線を利用する場合>
・JR掛川駅またはJR浜松駅で下車
・東海道本線に乗り換え、JR袋井駅で下車
(その後はバスに乗車。上記の<東海道本線を利用する場合>をご参照ください。)
<車を利用する場合>
・東名袋井ICから:車で約9分
・新東名森掛川ICから:車で約14分
・可睡斎から尊永寺まで:車で約21分
・可睡斎から油山寺まで:車で約5分
遠州三山の公式サイトもチェック!
遠州三山それぞれの公式サイトは、以下からチェックしてみてください。。
遠州三山の風鈴と和スイーツで、夏を楽しんでみてはいかがですか?
※この記事は2024年7月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
