相模灘を一望する高台に位置する美術館。東洋美術を中心に、国宝3点、重要文化財67点、重要美術品46点を含む約3500点を収蔵しています。特に、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」は毎年梅の季節に公開され、多くのファンを魅了する名作です。
周囲の風景と調和するよう、入口から本館へは地下エスカレーターで進む設計。光と音が織りなすトンネルを抜けると、巨大なドーム型ホールに到着します。天井には日本最大の万華鏡が映し出され、幻想的な雰囲気を演出。館内のメインロビーやムアスクエアからは、伊豆大島や初島を望む絶景が広がり、春には桜越しの海景が楽しめます。
豊臣秀吉の茶室を再現した「黄金の茶室」は見どころのひとつ。きらびやかな空間に圧倒されます。能楽堂では、演能会や舞踊公演などが行われています。
四季折々の表情を見せる庭園も魅力。春の桜やツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉と、訪れるたびに異なる美しさに出会えます。併設されたレストランやカフェでは、アートと自然に囲まれながら、リゾート気分でゆったりと過ごせます。