ENSYU YOKOSUKA KITE exhibition 遠州横須賀凧の展覧会 題 - 奇想天外

遠州横須賀凧のレジェンド職人である石川昇氏の孫である若き凧職人 石川隼大による遠州横須賀凧の展示会を開催いたします。
「祖父から孫へ」受け継ぐ凧の伝統を是非ご高覧ください。

ユニークな形と色彩豊かな「遠州横須賀凧」を近くで見ていただき、"歴史"と"伝統"を感じていただきたいと思っています。
遠州横須賀凧の全盛期であった明治〜昭和時代、凧を作るために使われていた貴重な版木や下絵とともに、凧作りの作業風景も実際に見て楽しんでいただきたいと思います。

（遠州横須賀凧とは？）
静岡県掛川市横須賀地区に今なお残る約五百年という歴史がある遠州横須賀凧。
戦国時代、武田方と徳川方による高天神社合戦の際に、敵の陣地の測量や通信手段などに利用されていたのが、その始まりといわれています。
その後、城下町として栄えた横須賀地区の庶民の間でも凧を揚げるようになり、凧揚げはますます盛んになっていきました。
人々が競い凧揚げを重ねた結果、様々な意匠のものが誕生。そのため凧の種類は多く、十種類以上にもなるといわれています。
凧揚げは四月二十日過ぎから五月までという期限が定められ、季節柄男児の節句の祝品として用いられ、今日に継承されています。