静岡の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは!くふうロコしずおか公式ライターの山ちゃんです。

今回は、夏休みにぜひお出かけいただきたい、とっておきのスポットをご紹介します。そこは、富士山の麓、森の中にある博物館で、多くの親子が何度も足を運ぶ、魅力あふれる人気スポットです。県外からのリピーターも多いのだとか。

実は私は、今回が初めての訪問。出かける前から期待に胸がふくらみ、ワクワクが止まりませんでした。

静岡県富士宮市『奇石博物館』

今回おうかがいした『奇石博物館』は、静岡県富士宮市にあります。 1971年、『奇石博物館』は日本で最初の「石の博物館」として開館しました。

「奇石」の魅力を糸口にして、日常なじみのない岩石や鉱物、地学についてふれられるよう 様々な展示や体験を楽しめる博物館です。

奇石博物館写真 (2).jpeg

敷地内には『奇石博物館』『宝石わくわく広場』『研究学習棟』をはじめ、恐竜のオブジェ、お天気石、宝石わくわく広場奥の芝生エリアなど、思わず足を止めたくなる仕掛けが随所にあり、来館者を楽しませてくれます。

今回は、『奇石博物館』と『宝石わくわく広場』の2か所を体験してきました。

「奇石」って、何だろう?

皆さんは「奇石」という言葉をご存じですか?

あまり聞き慣れない言葉ですが、「奇石」とは文字どおり"奇妙な石"のこと。一般的な石とはひと味違う、個性豊かな石を指します。

「奇石」という言葉のルーツは江戸時代にさかのぼります。

江戸時代の博物学者、木内石亭(1724~1808)が著した、日本で最初の石の専門書「雲根志」の中で「奇石」という言葉が盛んに使われていました。

『奇石博物館』という博物館の名前は、木内石亭が江戸時代中期に催した「奇石会」にちなんで名づけられました。

奇石会では、石に興味をもった人々が集い、珍しい石が持ち寄られて展覧され、交換などもされていたのだとか。

まるで現代のトレーディングカード交換会のよう!今も昔も、人々のコレクション熱は高いということがうかがえます。

『奇石博物館』入口ホールで開催される『石の解説』はぜひ参加したい!

博物館の扉を開けると、そこはまるで別世界。テーマパークの冒険エリアを思わせる空間が広がります。

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▲写真右下・解説者の名前に注目!全員苗字に「石」の字が。 これは偶然なのか…!?

入口ホールでは、来館者の入場に合わせて行われる「石の解説コーナー」があります。

くにゃっと曲がる石や、美しい音を奏でる石など、ユニークな石について解説員さんが約10分間、楽しく紹介してくださいます。

リピーターの方には、まだ紹介を受けていない石を選んで解説してくださるそうです。

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説明はとても分かりやすく、思わず引き込まれてしまいました。実際に触れられる石もあり、私の"激推しポイント"のひとつです。

ネット記事では伝えきれない感触や温度、響く音色は、ぜひ現地で体験していただきたいと思います。

さまざまなテーマの展示が楽しすぎる!

前述のとおり、奇石博物館では「見た目の視点による分類」を中心に展示されています。

【化石エリア】【奇石エリア】【宮沢賢治さんのエリア】【宝石エリア】【光る石エリア】に加え、子どもたちに大人気なのが【新奇石探訪◇◆ゲームに出てくる石たち◆◇】のコーナーです。

「マインクラフト」に登場する石と実際の石を見比べられる展示は、大人も思わず見入ってしまう面白さでした。

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▲写真右上・アンモナイトの化石は触ることができるものもあります。/右中央・お菓子に見立てた美しい奇石/右下・幻想的な光る石

ひとつひとつの展示ケースには、それぞれテーマとストーリーがあります。

学芸員さんの確かな専門知識に基づいた、創意工夫溢れる展示。

展示を眺めながら太古の世界に思いを馳せたり、自然が生み出した造形美に驚いたり。

あまりにも不思議で、「本当に自然界に存在していたものなのですか?」と、思わず学芸員さんに確認してしまったほどです。

石とは何か。

地球の歴史とは何か。

この世界を形づくる物質とは何か。

気付けば思考はどんどん壮大な世界へ。

私は『石』をきっかけに宇宙へと思いを巡らせましたが、一方で石の内部、分子レベルの世界へと想像を広げる方もいるかもしれません。

見た目の楽しさを入り口に、さまざまな視点で学び、感じられることこそ、この博物館ならではの魅力です。子どもはもちろん、大人も夢中になれる展示がそろっています。

きせき (6).jpeg ▲写真右上・誕生石のコーナーより(10月)キュートな展示に心惹かれます。/右下・巨大なアメシスト/左下・隕石の展示もありました。

魅惑のミュージアムショップ

ミュージアムショップには、美しく輝く宝石や奇石、それらに関連する品々がずらりと並びます。

子どものお小遣いで購入できるものから、本格的なコレクター向けまで品ぞろえは実に豊富。

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中には、一点一点バーコードで管理され、学芸員さんのキャプションが添えられた品もあります。もはや「お土産」の域を超えた、まさにコレクションと呼ぶにふさわしい逸品です。

私は長年憧れていた『砂漠の薔薇』を購入しました(700円)。小ぶりながら存在感があり、とても満足しています。

皆さんにも、世界にひとつだけの運命の石との出会いがありますように。

『宝石わくわく広場』で宝石探し

宝石わくわく広場は1999年にオープン。宝石や鉱物について楽しく学べる体験型学習施設です。子どもから大人まで、どなたでも参加できます。(有料)

きせき (10).jpeg ▲受付はこちら

一般(小学生以上)600円/30分、子ども(2歳~未就学児)は300円/30分(※繁忙期は20分間)。

開催日は通常土日祝日ですが、繁忙期(お盆、夏休みなど。詳細は奇石博物館ホームページを確認)は毎日開催しています。

屋根付きの施設でバリアフリー対応

宝石を探す場所は、屋外水槽と室内水槽の2カ所で、移動は自由。屋根がある施設なので、雨天でも安心です。

※参加者の少ない時は室内水槽のみの体験となります

小さなお子さんや車いすの方に対応した、水槽の高さが低めの場所もあります (ピンクの縁の水槽)。子ども用の踏み台もありました。

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数に限りはありますが、荷物を納める無料コインロッカー(100円を入れるコインリターン式)もありました。

宝石探しをより楽しく、より安全に体験するための極意は、奇石博物館ホームページにありますので、必ずご確認くださいね。

奇石博物館公式サイト: 宝石わくわく広場

宝石探しは、大人も夢中になる体験

受付でスコップとプラスチックコップを受け取り、宝石探しスタート。 緩やかに流れる水の底にある砂利をすくいあげ、宝石を探します。

きせき (12).jpeg ▲水の噴出口にディスプレイされている紫水晶は本物。触ることもできます。

最初は、砂利と宝石の違いがまったく分かりませんでした。

「本当に見つかるのかな?」

そんな半信半疑のままスコップを動かしていると、少しずつ目が慣れてきます。

その瞬間でした。

「あっ!」

砂利の間から、小さく輝く石が顔をのぞかせたのです。

手に取ると、砂利とは違う、つるりとなめらかな手触り。 光を受けてきらりと輝く姿に、思わず笑みがこぼれました。 宝石探しが人気なのも納得です。

さらにレアな『賢者の石』も!

砂利や美しい石にまぎれて、小さなサイコロを見つけた方は超ラッキー! こちらは『賢者の石』といって、見つけた方は特別な宝石と交換することができます。

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『賢者の石』がどうしても欲しい筆者。チャレンジの結果、時間内に見つけることができませんでしたが、コップ半分ほどの量の美しい石を採取することができました。

どんな宝石が採れたか調べてみよう

採集後は、写真付きの宝石説明書をいただけます。 帰宅後に宝石の名前を調べたり、鉱物や岩石をグループ別に学んだりすることができます。

(種類の分からない鉱物がある場合には、スタッフさんが質問対応や同定を行い、正しい知識に基づく学習機会の提供があります。)

早速筆者も自宅で調べてみました。

きせき (14).jpeg ▲採取した宝石の一部。これ以外にもさまざまな種類の石を見つけることができました。

個人的に気に入った石は、ローズクオーツ、ガーネット、タイガーズアイ。 ソーダライトと思われる石もあり、大満足です。 一つ一つがキラキラしていて、唯一無二の存在。 大自然の恵みに感謝しながら、楽しい思い出を振り返るひとときでした。

その他、おさえておきたい博物館情報

当日に限り再入場可能

奇石博物館は、当日に限り再入場が可能です。再入場の際は、購入したチケットを受付で提示してください。

宝石わくわく広場のみの利用もOK

奇石博物館に入館せず、宝石わくわく広場のみの体験も可能。(…ですが、筆者自身の経験から、初来館の方は、博物館も併せて鑑賞するのをおすすめします。)

芝生エリアでのんびり過ごせます

敷地内の芝生エリアでは、持参したお弁当を広げて楽しんでもよいそうです。 レジャーシートを敷いて、ピクニック気分を味わうのも素敵ですね。

※バーベキューなどの火気使用はできません。

館内にレストランはありませんが、土日祝日は軽食販売コーナーが屋外に登場します。

芝生エリアは博物館のご厚意で開放されています。気持ちよく利用できるよう、「来た時よりも美しく」を心がけたいですね。

年間を通じて各種講座、イベントあり

奇石博物館では、月ごとに変わる展示や企画展の他、石についてより詳しく学べる様々な講座やイベントがあります。事前予約制のものもあるので、こちらも博物館ホームページをチェックしてください。

結びに

いかがでしたか?

奇石博物館は、子どもたちの冒険心や探究心を育み、大人の知的好奇心も満たしてくれる素敵な場所でした。

ご家族はもちろん、友人同士やカップル、お一人で訪れても十分に楽しめます。

かくいう私も、「次はいつ行こうかな」と、もう次の訪問を考えています。

今度こそ『賢者の石』を見つけたいですし、購入した『砂漠の薔薇』のお手入れ方法も学芸員さんに教えていただきたいと思っています。

この夏はぜひ、ご家族や大切な方と一緒に、心に残る思い出づくりにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

■奇石博物館
住所:〒418-0111 静岡県富士宮市山宮3670
電話:0544-58-3830
営業時間:9:00~16:45
定休日:水曜日(繁忙期は変更あり)※詳細はホームページへ
博物館入館料金:大人700円 小中高生300円
駐車場:あり
公式ホームページ: 奇石博物館

※この記事は2026年7月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
神社仏閣巡りが趣味です。静岡県中部を中心に、ゆるい散歩をしています。静岡の素敵なものや、おいしいものを探すのが大好きです。
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