静岡の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、くふうロコしずおか公式ライターの山ちゃんです。

新緑がまぶしく、心まで軽やかになる季節となりました。

本日は、「一生に一度は訪れてみたい」と思わせてくれる場所へ。

静岡が誇る絶景のひとつ――『大淵笹場(おおぶちささば)』をご紹介いたします。

大淵笹場はどこにある?

目の前に広がるのは、やわらかな茶の緑と、悠然と佇む富士山。

この美しい景観が広がるのが、大淵笹場です。

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静岡県富士市の北東部に位置し、富士山を望む茶畑の風景で知られる名所。

斜面に広がる茶畑と、雄大な富士山が織りなす景色は、訪れる人の心を静かに惹きつけます。

「とても遠い場所なのでは」と思われるかもしれませんが、

実は東名富士IC・新東名新富士ICから車で約10分。気軽に訪れることができるのも、この場所の魅力のひとつです。

大淵笹場に到着

駐車場から少し歩みを進めると、風の音、うぐいすの鳴き声も聴こえてきました。

そして一気に視界が開き、そこにはどこまでも続く茶畑の緑と、雄大な富士山が…!

これまでテレビや雑誌で目にしてきた景色が、今、目の前に。

思わず息をのむような美しさです。

場内にはいくつかの撮影スポットが設けられており、

思い思いに風景を楽しみ、写真に収めることができます。

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ただし、ここは観光地であると同時に、大切な生産の場でもあります。

茶畑への立ち入りは控え、地域の方々への配慮を忘れずに、心地よい時間を過ごしたいものです。

新茶の季節に訪れる楽しみ

春から初夏にかけては、新茶の季節ならではの体験も充実しています。

茶摘み体験(5月頃)

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竹ざるを手に、やわらかな新芽を摘むひととき。

30分間、自然と向き合う穏やかな時間を楽しめます(体験料1,000円)。さらに茶娘衣装の貸し出しプラン(1人2,000円・30分)もあり。より特別な思い出になります。

摘み取った茶葉は持ち帰り可能。

自宅でお茶づくりや、天ぷら・佃煮などにして楽しむのも一興です。

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▲写真上:茶葉の天ぷら、写真左下:おひたし、写真右下:ちりめん干しを加えた佃煮

『富士山の茶の間』体験

茶畑の中に、四阿(あずまや)のような茶の間が3か所あります。こちらでは、茶の緑を愛でながら大淵笹場のお茶を心ゆくまで味わうことができます。(体験料1人4,000円・120分貸切)

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こちらは完全予約制。詳しくは、大淵笹場ホームページでご確認ください。

▶大淵笹場ホームページ

美しい景色の余韻を、ひとしずくのお茶とともに

景色を堪能したあとは、ぜひ売店へ。ここでは、大淵笹場で育てられた茶葉を使ったお茶等のドリンクやスイーツ、各種グッズが販売されています。

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さまざまあるメニューの中で、一番のおすすめはやはり『煎茶』。ホットもアイスもあります。

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美しい黄緑色。立ちのぼるやわらかな香り。口に含むと、やさしくも芯のある味わいが広がります。

その一杯には、この土地の風土と、人の手のぬくもりが凝縮されているようでした。

「この味を、自宅でももう一度」

そう思い、売店で煎茶(1000円)を手に取りました。

(煎茶もよいけれど、ほうじ茶も和紅茶も気になる…。)

という方には、煎茶、ほうじ茶、和紅茶3種の茶葉が少しずつ入ったミニパック詰め合わせ(3袋1セットで500円)がおすすめ。

一煎パックと思いきや、一袋に10gずつ入っています。湯のみ一杯のお茶でおおよそ2~3gの茶葉が適量なので、3~4杯分も楽しめます。

煎茶、ほうじ茶、和紅茶とも、この大淵笹場で育った茶葉で作られたもので、全て『やぶきた』という品種の茶葉でできています。茶葉の加工の仕方によって、違う種類のお茶になるのを皆さんご存じですか?

飲み比べ、ぜひ楽しんでいただきたいです。

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▲この商品の売上は、大淵笹場の茶園景観保全に活用されています。

人々の手で守られてきた風景 〜未来へつなぐ想い〜

この穏やかで美しい景観は、決して偶然に残されたものではありません。

かつて、この地が広く知られる以前から、わずか三軒の農家が半世紀にわたり茶畑を守り続けてきました。

時代の流れのなかで農業のあり方が変わる中でも、ていねいな手仕事による茶づくりを大切にしてきたのです。

やがて生産者高齢化の課題に直面し、大淵笹場の継承が地域のテーマとなりました。

「この景色を、未来の子どもたちへ残したい」

その想いから、有志による「大淵二丁目ささば景観保存会」が発足。

草を刈り、花を植え、訪れる人がゆったりと過ごせる空間を整える――

地道な積み重ねが、今の笹場の美しさを支えています。

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大量生産ではなく、人の手と小型機械によるていねいな収穫。

その選択が、やわらかな陰影を生み、波のように美しい茶畑の景色を描き出しています。

茶葉の収穫は保存会の男性陣、笹場の売店と呈茶担当は女性陣と、皆が力を合わせて取り組んでいます。

「茶農家の高齢化が課題ですが、若い担い手の力やアイデアも加わっています。大淵笹場をより良い場にしていきたいです。」と地主の小山さん。

また保存会会長の藤田さんは、大淵笹場で働く仲間の心の温かさやおもてなしの心にもふれてほしいとお話してくださいました。

「大淵笹場で、五感を通じてハッピーになってほしい。」と笑顔で語る藤田会長のお言葉をうかがい、胸が熱くなりました。

当たり前ではない、この風景。

そして、この一杯のお茶。

その背景にある人々の営みに、そっと思いを寄せながら味わいたいものです。

大淵笹場お茶まつり開催 2026年5月3日(日・祝)9:00~13:30(小雨決行)

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ゴールデンウィークに開催される恒例のお茶まつり。富士山と茶畑を背景に、さまざまな催しが行われます。

茶娘モデル撮影会、野点(屋外でのお茶会)、地元有志による音楽ライブ、茶摘み体験、キッチンカー などもりだくさん!最高の春の一日になりそうです。

大淵笹場へのアクセス・駐車場

お車をご利用の方

東名富士IC・新東名新富士ICより約10分。

カーナビでは「大淵笹場」または

「旧藤田邸(静岡県富士市大淵1516)」と設定するとスムーズです。

周辺には案内看板もあり、初めてでも安心して向かうことができます。

県道72号線を北向きに進み、コンビニエンスストアのある交差点を右折。交差点の手前に看板があるので、それを目印にしてください。

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その後は、迷いそうなポイントに看板があるので、それをたどっていきましょう。

公共交通機関をご利用の方

富士急静岡バスを利用します。※本数が限られるため、事前に時刻表をご確認ください。

JR富士駅より: 「曽比奈・曽比奈上」行き乗車 → 「曽比奈下」バス停下車 徒歩約20分(約1.2km)

吉原中央駅より: 「富士急大淵団地」行き乗車 → 「曽比奈下」バス停下車 徒歩約20分

タクシーをご利用の方

JR富士駅より約25分(約12km)

駐車場・トイレについて

第一駐車場(富士山撮影駐車場)は茶園の一番近くに位置し、普通車25台・軽自動車3台・障がい者用1台分があります。

第二駐車場は茶園手前の旧藤田邸付近にあり、普通車2台・大型バス2台。(大型バス利用の場合は、事前に富士山観光交流ビューローへの問い合わせが必要です。)

その他、茶園を通り過ぎた先に臨時駐車場もあります。 なお、第一駐車場から臨時駐車場に続く道路は一方通行なので、お気を付けください。

駐車場の数には限りがあるので、複数人での訪問時には乗り合わせが良いでしょう。

トイレは、第一駐車場と第二駐車場にあります。数は多くないですが、清潔で快適なので、安心です。

結びに

爽やかな風が吹き抜けるこの季節。

大淵笹場を訪れてみてはいかがでしょうか。

目の前に広がる風景とともに、この地で育まれたお茶を味わう――

そのひとときが、きっと心にやさしく残るはずです。

■大淵笹場
所在地:〒417-0801 静岡県富士市大淵1445
※売店は9時より営業
駐車場:あり
ホームページ:https://sasaba-ohbuchi.com/

※この記事は2026年4月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
神社仏閣巡りが趣味です。静岡県中部を中心に、ゆるい散歩をしています。静岡の素敵なものや、おいしいものを探すのが大好きです。
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