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こんにちは、公式ライターのクララです!

今日は、映画やアーティストのMVなど多くの作品のロケ地としても使われ、国宝級の展示が見られる静岡県を代表する美術館「MOA美術館」を紹介します!

MOA美術館の見どころから、写真映えするフォトスポット、ランチにおすすめのレストラン、詳しいアクセス方法や駐車場情報まで、初めて訪れる方でも迷わず楽しめるよう徹底解説します。

リニューアルしてさらに魅力がアップした、熱海の絶景美術館

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相模湾を一望でき、2017年にリニューアルオープンした県内でも最大級の美術館「MOA美術館」。リニューアルして、より一層写真映えするスポットも増え、どこを切り取っても「絵になる」と話題です。建物、展示、食事、そして移り変わる景色。訪れたら時間を忘れるほど見どころがいっぱいです!

全箇所必見!MOA美術館の広大な敷地の見どころを徹底解説!

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MOA美術館は、伝統的な日本美術や芸術から、近代的アート、モダンアートまで、幅広い芸術作品を展示しています。とても広く構造が複雑なので、見どころを逃さないように各ポイントをおさえてご紹介します!

日本の伝統芸能に触れる能楽堂

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施設内には、能などの伝統芸能のほか、クラッシックやジャズのコンサートにも使用される能楽堂があります。能を観賞することがないとなかなか見られない能楽堂を、じっくり鑑賞することができます。

豊臣秀吉の夢を再現した黄金の茶室

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黄金の茶室は、豊臣秀吉が作らせたという茶室を復元した組み立て式の茶室です。圧倒されるほど輝きを放つ黄金が見られます。

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展示室入口のメインロビーは、全面ガラス張り。相模湾の絶景と室内のコントラストが芸術的で、注目すべきは光学ガラスで作られた「光学ガラス・チェアー」。カメラのレンズにも使用される透明度の高い光学ガラスで、座って写真を撮るとより芸術的です。

現在の展示「北斎 The Great Wave×Digital2.0」

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代表作の一つ「凱風快晴」

現在開催中の展覧会は、世界的にも有名な葛飾北斎の「富嶽三十六景」を最新のデジタル技術を活用して体験できる「北斎 The Great Wave×Digital2.0」。教科書などで見たことのある富士山の作品「凱風快晴」や波の作品「神奈川沖浪裏」が有名です。

※入館料は、MOA美術館公式サイトをご確認ください(公式サイト)

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今回の展覧会の面白い点は、現在との比較展示です。モデルとなった全36か所の景色が、現在のその場所の写真と比較展示されているので、どのように景色が変わったのか、あるいは変わっていないのか、比べて見ることができます。

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そしてもう一つの見どころが、デジタル技術を使った投影。肉眼では不可能な細かい部分まで見られます。音や動きがあり、迫力あるL字型の大型スクリーンの臨場感がすごいです!

円形ホールは万華鏡のような幻想的な空間

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MOA美術館のフォトスポットで必ず撮りたい所の一つが「円形ホール」。ロケ地としても使用される芸術的なホールで、天井は万華鏡のように映像が動き、音楽もついていて幻想的な世界が広がっています。

MOA美術館でのランチは芸術的なスイーツと一緒に

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本館1階には、日本で初めて三ツ星レストランの「シェフ・パティシエ」の資格を取得した鎧塚俊彦氏がプロデュースしたスイーツ店「La patisserie du musee par Toshi Yoroizuka」があります。料理やスイーツの器は人間国宝の室瀬和美氏デザインしたもので、スイーツもプレートも、まさに全てが芸術です!

IMG_9711.jpg カシスのムースケーキ

芸術的なスイーツは全7種。筆者がいただいたのは、イチジクたっぷりのカシスのムースケーキで、ケーキの他にはパフェ、ブリュレなどあります。

ドリンクは、オリジナルのしょうなんゴールドのセーロンベースのフレーバーティー「一夜城」がフレッシュな柑橘の香りが味わえておすすめです!

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窓から見える景色もまた芸術的で、緑に囲まれ、ゆったりとした席で優雅なひとときが過ごせます。お店の入口には、紅茶やコーヒーなどに使われる食器などの販売コーナーもあります。お店以外にも美術館のオリジナルグッズなどが買えるミュージアムショップ「The shop」でも購入できます。

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ランチにおすすめなのが、自家製フォカッチャ付きの「きのことベーコンのクリームパスタ(1,650円)」です。少し太めのトンナレッリ生麺で、濃厚クリームとよく絡んでパスタ好きを唸らせる感動的な味です!

美しい庭園を散策しながら食事も楽しめる茶の庭

茶室や復元された尾形光琳の屋敷が併設した庭園が、本館1階の「La patisserie du musee par Toshi Yoroizuka」の隣の出入り口から散策できます。紅葉散策で人気の庭で、食事処2店舗が、茶室1店舗あります。

風流な茶室 一白庵

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庭には、茶室もあり抹茶とお菓子のセットで一服できます。中の茶室の見学もでき、中に席もありますが、天気がいい日は外の席が庭の景色が楽しめるのでおすすめです。

国宝「紅白梅図屏風」の世界を体感できる光琳屋敷

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MOA美術館が所蔵する国宝「紅白梅図屏風」を描いた尾形光琳が最晩年を過ごしたと言われる屋敷が、この庭園内に復元されています。さすが芸術家だけあって、家の細部まで芸術的な造りとなっています。ぜひ細かいところまで見学してみてくださいね。

打ち立ての蕎麦を味わう二篠新町 そばの坊

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茶の庭にある食事処の一つはおそばやさんの「そばの坊」。丁寧に打ち上げられたお蕎麦に、桜えびのかき揚げやくるみ汁、白露ざるなど魅力的なメニューに食欲がそそられます。

地産地消にこだわった和食 花の茶屋

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もう一つのお店は、地産地消とオーガニック・自然農法素材にこだわった和食が食べられる「花の茶屋」。四季折々の庭の景色を楽しみながらヘルシーな食事ができます。

静寂に包まれた癒しの空間竹の庭

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本館から茶の庭へ続く道と同じく、竹の庭へ続く道もあります。竹林が広がる静かな庭園で、笹がこすれる音もまた芸術的。心が落ち着く癒しの空間でもあり、写真スポットでもあります。

The cafeでカフェタイム

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散策の後少し休憩したくなったら「The cafe」へ。スペシャルティーコーヒーや抹茶のシフォンケーキなどコーヒータイムにぴったりです。ホットコーヒーは人間国宝作の1個5,500円のカップに入れてくれます。なんて贅沢な一杯!

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また期間限定のメニューで、現在開催中の葛飾北斎の作品展示にちなんで、波をモチーフにしたソフトクリームも登場しています。

迷子に注意!MOA美術館の2つの入り口

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山の斜面を活かした斜めの設計なので、何階にいるのか分かりづらく、入口も2つあるため、館内マップを見ながら巡っても迷子になりやすいです。入ってきた入口をよく覚えて、それを軸に回ってくださいね!

MOA美術館のチケット・駐車場

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駐車場は無料で利用でき、入口の発券所でチケットが購入できます。第二駐車場は花火大会の時に開放されます。山の上から海と花火の絶景が見られるスポットですよ♪

ところどころに、写真スタンドがあるのでぜひ使ってベストショットを撮ってくださいね!芸術的な写真が撮れるかも!?

芸術的な1日をMOA美術館でお過ごしくださいね!

■MOA美術館
場所:静岡県熱海市桃山町26-2
営業時間:9:30~16:30
定休日:木曜
問合せ:0557-84-2511
公式サイト




※この記事は2025年4月の情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
クララ
クララ
静岡生まれ静岡育ち。カメラとカフェ巡りが好きなライター。静岡県の穴場スポットを紹介していきます!
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