行列必至!超人気観光地【静岡・田子の浦漁港直送】絶品生しらす丼はいつ食べられる?ご当地グルメ&周辺情報まで一挙公開

こんにちは。くふうロコしずおか公式ライターの山ちゃんです。
私が春になると楽しみにしているのは、しらす漁の解禁です。
毎年4月1日になると、静岡県富士市の田子の浦漁港では、漁港の市場が食堂となり、大勢の人が全国から新鮮なしらすを求めてやってきます。今年もその季節がやってきました!
今年はしらす漁が解禁になってから漁獲量が少なく、例年ならば4月1日にオープンになる田子の浦漁協食堂は、2025年は1週間遅れの4月7日スタートとなりました。
田子の浦漁協のホームページを日々見ながら、オープンを待ち焦がれていました。オープン日時を確認し、田子の浦漁協食堂目指してドライブです!
富士市・田子の浦漁港はどこにあるの?どうやって行くの?
田子の浦港は、静岡県富士市にある駿河湾に面した港湾です。北に富士山、南に駿河湾という絶景を楽しめます。
田子の浦港には5つの埠頭があり、大型の貨物船などの出入りを見ることができます。 田子の浦港内、富士埠頭南側が漁港区となっており、そこに田子の浦港漁協食堂があります。漁船が停泊しているので、すぐわかります。
田子の浦港漁協食堂へのアクセス
東名高速道路や国道1号線バイパスを利用して、車で行くのが便利だと思います。無料駐車場もあります。
■車で行く場合
東名富士ICから約5.5Km(約15分)
■バスで行く場合
JR東海道線 富士駅南口または東海道新幹線JR新富士駅から
田子浦地区コミュニティバス「しおかぜ」乗車
「田子の浦漁協前」下車(乗車時間は新富士駅から約20分)
■参考までに
JR東海道線 富士駅から約5㎞、車で15~20分ほど
吉原駅から約4㎞、車で10分ほど
駐車場について
これらの看板が駐車場入り口の目印です。
私が訪問した平日も、駐車場誘導係の方が入口にいらっしゃいました。入口を見落とさないようにお気を付けください。
人気の食堂なので、駐車場は日や時間によって満車になる事もありますが、混雑時には状況に応じ、別の駐車スペースの案内がありすのでご安心ください。
※詳しくは、田子の浦漁協のホームページをご確認ください。
田子の浦しらす~その抜群の鮮度のヒミツ~
しらす漁の船は、日の出とともに出航します。季節によって出航の時間は変わり、4月半ば現在は5時45分。 日の出が早い時は5時30分、冬至では6時位になるそうです。
漁場を目指し、灯台付近から一斉に出航する様は壮観です。
ヒミツその①:漁場が近く、鮮度が高い!
田子の浦港のしらすの漁場は、港から船で15分の海岸線に近い場所にあります。港と漁場の近さが、しらす漁最大の利点!また、1回の漁にかかる時間は15分。帰港の早い船は、6時半頃に戻ってきます。
獲れたしらすは各船ごとに船上で氷でしめて水揚げ→新鮮さを保ったまま競りにかけられます。このスピーディーさが新鮮さとおいしさに直結しています。
ヒミツその②:漁法が一艘(いっそう)引きであること
田子の浦港のしらすは漁法にも特徴があります。
短時間で水揚する一艘曳きという漁法でとられているため、しらすを傷つけることなく水揚げでき、ゆえに鮮度が高いのです。身がぷりっとした食感や、しらす独特の甘みを味わえます。
最高の状態のしらすを、現場で直接いただける特別感!今年のしらすはどのような味なのでしょう?胸が高鳴ります。
田子の浦港 漁協食堂はどんな場所?しらす丼の購入方法は?
漁協食堂は雨の日&子ども連れもOK!
こちらが漁協食堂です。この場所では朝、しらすの競りが行われています。 その場所が昼は食堂となっているのです。
爽やかな潮風が吹きぬける漁協食堂。屋根があるので、日差しや雨の心配もありません。海向きに並べられたテーブルと椅子。小さなお子様用の椅子もありました。
混雑時には相席になる事もあるそうですが、ご縁のあった方々と同じしらすの美味しさを共有することも、お出かけの思い出になりそうです。
ペット同伴OKの席もアリ!
また、嬉しいことに、このような施設では珍しく、ペット同伴OKの席が4席ありました。この日も、マナーを守ったお行儀のよいワンちゃんがいました。
訪問した日、オープン15分前に到着しましたが、既に券売機の前にはお客様が並んでいらっしゃいました。
私も列に並びます。
漁協食堂内には、大きな水槽があり、美しい海水魚が泳いでいました。 まるで小さな水族館のよう!水槽内の魚を見て楽しんでいるうちに、どんどん列は前に進んでいきます。 (水槽越しに見える行列にもご注目!盛況ぶりがうかがえます。)
このように大人気の田子の浦港 漁協食堂。行列必至ですが、それもまた楽しみの一つです♪
食券を購入しよう!
①まず食券購入。ご飯の量を選んでから、好きなメニューのボタンを押します。
②自分の食券に記載されている番号が呼び出されたら、しらす丼を受け取る.
③好きな席でいただきます。
さて。どのシラス丼にしようかな...。 とても悩みましたが、生しらすも釜揚げしらすも両方いただきたいので 欲張りな私はハーフ丼をオーダーすることにしました!
食券を買い、隣のカウンターを見ていると、あっという間に私のハーフ丼が出来上がりました。
生しらすと釜揚げしらすの「ハーフ丼」を実食!
なんと贅沢なしらす丼!
春の光を浴びて、キラキラ透き通る生しらす&釜茹でしらすの美しいこと!
透明で美しい生しらす
しらす1匹1匹がプリプリとした食感!独特の甘みがあります。 新鮮な生しらすなので、臭みがなく、ぐんぐん箸が進みます。
生しらすには、すりおろした生姜が相性抜群!地域によっては、わさびがそえられている場合もありますが私は断然生姜派なので、嬉しいです。
白さがエレガントな釜揚げしらす
そして、ふわふわなのに、身がしっかりいている釜揚げしらす。塩味がきいているので、醤油なしでもそのままおいしくいただけます。存在感がありながらも軽やかな食感と味わいに大満足です。
ハーフ丼にお味噌汁がついて、税込900円! 値上げラッシュの昨今、1,000円以下でこんなに新鮮なしらす丼がいただけるなんて、本当にありがたいことです。
ここで、しらす豆知識♪
今回私がいただいたのは、『かたくちいわし』の生しらすでした。実は、『生しらす』といっても、しらす(いわし)の種類によって色や味わいが違うことをご存じですか?
『かたくちいわし』のしらすは色が白く、身がピンとして、プリプリしているのが特徴です。
他に、『まいわし』のしらすがあり、こちらは色が黒目め(色が濃い)で柔らかく、脂がのっているとのこと。漁解禁の3月21日から4月半ばまでは、まいわしのしらすが水揚げされていたそうです。
まいわしのしらすも食べてみたい!いつかチャンスがあったら、味わってみたいと思いました。
「田子の浦しらす」は、農林水産省よりGI(地理的表示)登録された産品です。
「田子の浦しらす」は、平成29年に36番目の産品として「生しらす」が登録され、令和3年に「釜揚げしらす」も追加登録されました。
※「地理的表示保護制度」とは、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。(農林水産省ホームページより抜粋)
こうしておいしいしらすをいただけるのは 漁師の皆様が朝早くに出航して、命を懸けて漁をしてくださるから。
漁師の皆様に感謝をして。 食堂運営のスタッフの皆様に感謝して。 そして、駿河湾の自然の恵みに感謝して。
すぐそばには海と漁船が見える、最高のシチュエーションでいただくしらす丼は格別でした!
他にもあります!ご当地グルメ
漁協食堂内には、直営の売店がありました。
地元の海産物やビールも販売されています! その中で、私の心をとらえて離さないものが…! 揚げたての『エビフライ』・『黒はんぺん』・そして『しらすコロッケたみこちゃん』3点。
自分のお腹と相談して、黒はんぺんとコロッケをお土産にしました。
揚げているそばからどんどん売れていく黒はんぺん。揚げたてサクサク、そして想像していたよりも柔らかい食感で驚きです。何枚でも食べたくなります♪
そして、特筆すべきは『しらすコロッケ たみこちゃん』です!
しらすコロッケたみこちゃん とは?
GIコラボコロッケ『たみこちゃん』は、GI登録産品『田子の浦しらす』と同じくGI登録産品『三島馬鈴薯』とのコラボレーションコロッケです。
『たみこちゃん』という名前は、 「田子の浦しらす」の「た」 「三島馬鈴薯」の「み」 「コロッケ」の「こ」を取ったのが由来なんだとか。
食べてびっくり! これ…今まで食べたことのない味のコロッケ!!! 甘い滑らかな馬鈴薯に、田子の浦しらすのちりめん(しかも、少し大きめ)が混ぜられているのです。 馬鈴薯の甘味の中に、しらすの塩味が絶妙なアクセント!口の中にしらすの旨味と香りが広がります。
そのまま何もつけずに、田子の浦しらすの旨味と三島馬鈴薯の甘味を楽しむのがよいとのことです。
私のように、ちょっとしたおやつ感覚でいただくのも良いですし、漁協食堂で丼にプラス一品にすると、なおさら美味しいのでは、と思いました。
田子の浦港漁協食堂 周辺情報~お腹がいっぱいになったら、公園で遊ぼう!~
港の近くには、フォトジェニックな浮世絵風のフォトスポットがあったり、白灯台側の海岸にはふじのくに田子の浦みなと公園もあります。
ドラゴンタワーに登ると360度パノラマが広がり、富士市をまるごと見渡すことができます。
ひときわ目立つ巨大な船は『歴史学習施設ディアナ号』。中は展示室になっています。
その他、アスレチックのような遊具もあり、家族で楽しめる素敵な公園です。
日常では出会えない光景に旅情を感じつつ、最高のひとときを過ごさせていただきました。
田子の浦漁協食堂は、4月から12月末までの期間限定食堂です。富士市のしらす、私は日本一おいしいと思っています!
皆さまも、最高においしいしらすを味わってみませんか?
住所:〒416-0937 静岡県富士市前田866-6
営業期間:2025年4月7日~12月28日の毎日営業
※1~3月はお休みとなります。
※8月13日から16日はお盆休み
※台風の影響により漁に出られない等、状況により臨時休業となります。
営業時間:平日10:30~13:30 土日祝10:00~13:30
※田子の浦港漁協のホームページを必ずご確認ください
駐車場:あり 50台(無料)
田子の浦港漁協ホームページ
※この記事は2025年4月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
