名曲『天城越え』で有名!伊豆最大級の滝【浄蓮の滝】ガイド&周辺のおすすめ観光スポットもご紹介
こんにちは、くふうロコしずおか編集部です。
伊豆半島の真ん中に位置する伊豆市の天城湯ヶ島、狩野川上流にかかる「浄蓮の滝」は、高さ約25m・幅約7mもある伊豆最大級の滝。周囲は木々が生い茂り、滝つぼ付近は水しぶきがはじけて清涼感たっぷり。
浄蓮の滝への行き方や楽しみ方のほか、周辺でおすすめの観光スポットなどもあわせてご紹介します!
「浄蓮の滝」へのアクセス&駐車場情報
車の場合は、東名高速道路沼津ICから伊豆縦貫道・国道414号線を経由して約1時間。100台ほど駐車できる無料の駐車場があります。
電車・バスの場合は、伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス「河津駅」行きで約35分。「浄蓮の滝」バス停で下車すると、駐車場や浄蓮の滝観光センターがあります。
迫力満点!夏でも涼しい「浄蓮の滝」
滝つぼへの入口には伊豆の踊子像があり、ここから滝つぼまでは下りの階段がおよそ200段。10分弱くらいかかるので、休憩しながらゆっくり行きましょう。滝に近づくほど、ひんやりとした空気が上がってきて、夏でも肌寒いほどの涼しさに驚きます!
浄蓮の滝は「伊豆半島ジオパーク」ジオサイトのひとつ。約1万7000年前の噴火により浄蓮の滝がつくられ、滝の横には溶岩が冷えて固まった時にできる柱状の割れ目「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」が見られます。
ダイナミックな景観に、地球の神秘とロマンを感じますね~。
これが「柱状節理」です!
滝のまわりの玄武岩には、静岡県指定天然記念物「ハイコモチシダ」(別名:ジョウレンシダ)が群生。国内では九州南部と伊豆半島にしかない貴重なシダなのだそう。
そして浄蓮の滝といえば、石川さゆりさんの名曲『天城越え』!
ここに来たら絶対、こぶしを回しながら口ずさんでしまうはず!
滝つぼはきれいなエメラルドグリーン。付近は水けむりが立ち込めて、マイナスイオンた~っぷり。山の冷気と水しぶきが気持ちいい~♪
水の量も音も大迫力! 吸い込まれそうなほどエネルギッシュで、いろいろなものが浄化されるような気分。
滝の下流にはニジマスの釣り場があり、渓流釣りを楽しむ人もいっぱい。釣り竿のレンタルもできます。
渓流沿いにはわさび田も広がっています。天城ならではのさわやかな風景ですね。
駐車場へ戻る道は上りの階段になるので行きよりも大変ですが、脳内で『天城越え』を再生しながらがんばりましょう!
戻ったら、入口にある「浄蓮の滝観光センター」に寄るのもおすすめです。
わさびソフトやわさび丼などのわさびメニューのほか、地元で獲れた鹿肉・猪肉を使った肉まんやフランクフルトなどのジビエ料理もあるので、ランチやチョイ食べにぴったり。
おみやげのわさび製品もそろいますよ。
浄蓮の滝観光センター:公式サイト
浄蓮の滝はワンちゃん連れもOKで、道を挟んだ向かい側には無料のドッグランもあります。愛犬との散策にもいいですね。
ハイキングコース「踊子歩道」で周辺を散策
川端康成の名作『伊豆の踊子』の舞台は天城。浄蓮の滝を起点に旧天城トンネルを抜けて河津七滝まで、文学碑や名所を巡るハイキングコース「踊子歩道」が整備されています。
ハイキングコース「踊子歩道」:伊豆市 観光情報サイト
「旧天城トンネル(天城山隧道)」は明治に開通した全長445.5m・幅約4mのトンネルで、石造りのトンネルとしては国内最長。
トンネル内はひんやり涼しくて、ノスタルジックな雰囲気がたっぷり! まるで異世界への入口のよう。
車でも通れますが道幅が狭いため、対向車が来ないか確認してから行きましょう。トンネルを抜けると河津町に入ります。
旧天城トンネル(天城山隧道):伊豆市 観光情報サイト
大滝、出合滝、カニ滝、初景滝、蛇滝、エビ滝、釜滝の7つからなる「河津七滝」。
初景滝に「踊り子と私」の像があります。
河津七滝:公式サイト
浄蓮の滝から河津七滝までは約14km。かなり長いコースになるので、湯ヶ島温泉や河津温泉の宿に泊まってゆっくり散策するのもよし、車で移動して気になるポイントを巡るのもよし。
思い思いに天城の大自然を満喫してくださいね。
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島892-14
営業時間:散策自由
定休日:無休
駐車場:約100台(無料)
伊豆市 観光情報サイト 浄蓮の滝
※この記事は2025年3月時点での情報を基に作成しています。営業時間やメニューなどの情報は変わることがありますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
