静岡駅前にオープン!【汽[ki:]静岡】レバノン料理の本格メニュー&おすすめの食べ方を徹底解説!
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こんにちは。くふうロコしずおか公式ライターの山ちゃんです。
静岡駅北口にできた新しいビル、M20。皆様はもう遊びに行かれましたか? M20は、静岡理工科大学のキャンパスや子ども向け屋内型遊び場施設『KIDS PARK X(てん)』など、さまざまな施設が集結するビルです。
その最先端スポットM20の、地下1階から地上2階までを『cosa(コーサ)』と言い、そこにはオシャレな飲食店が続々とオープンしています。
今回は、cosaにオープンした、私が気になっている素敵なお店をご紹介します。
京都発のレバノン料理「汽[ki:]静岡」~美味で美麗なレバノン料理の世界~
『汽[ki:]静岡』は、京都、清水五条にて元フレンチシェフが腕を振るう、レバノン料理レストラン『汽』の2号店として、2024年12月14日 cosa 1階にオープンしました。
『京都 汽[ki:]』が手掛ける「レバノン料理」は、そのおいしさと洗練されたビジュアルから、たちまち評判のお店となりました。本物を知る京都の方々から高い評判を得るということは、確かなおいしさの証でもあります。
フードロスへの配慮やヴィーガンフレンドリーなメニューなど、サステナブルな飲食店としても注目されている『京都 汽[ki:]』の2号店が静岡にオープンしたこと、本当に夢のようです。
レバノン料理とは?
さまざまなハーブやスパイスを用いて調理するのが特徴で、野菜を使用した料理が豊富です。レバノン料理は中東のレバノン共和国で食べられている料理ですが、近年ヨーロッパ、アメリカ、アジア圏など、全世界に広がりつつあります。
「汽[ki:]静岡」はどんなお店?
汽[ki:]静岡では、モーニング、ランチ、そして2025年2月27日より夜の営業が始まりました。(夜の営業開始後のモーニングは、月~金曜日はお休みとなるそうです。)
店舗の外壁には簡単なメニュー表が掲示されています。レバノン料理が初めての方も、こちらを見るとイメージがつかみやすいですね。
料理は、レバノン料理の代表格、シャワルマやファラフェルなどがプレートで提供されます。
薪火とハーブ、スパイスで調理された旬の食材(食材は静岡の地物野菜が取り入れられています。)その料理を自分でピタパンに詰めてサンドを作り、いただくスタイルです。
デザートは、完熟薪窯ローストバナナ、スモークしたミルクとバーボンウィスキーの香りをまとった、オリジナルのカヌレがありました。 料理やカヌレはテイクアウトOK。自宅で楽しむこともできます。
営業日時やテイクアウト等、詳細は公式Instagramなどでお確かめください。
レバノンの青い海をイメージしたブルーが際立つ、スタイリッシュな店内
最初にお店の入り口で会計を済ませて、好きな席にかけます。 カウンターと、奥に丸いテーブル(6人掛け)のスペースがあります。
店内でひときわ目を引くのは、美しい青い色。
キッチンのタイルは爽やかで明るいブルー。 こちらは、約30年前によく使われていた青瓦をベースにレバノンの風景や青い海を組み合わせたデザインなのだそうです。調理器具の中にも青い色の物があり、店内のスタイリッシュさを引き立てます。
キッチンには、かわいらしいフォルムの窯があります。熱源は薪や炭とのこと。なかなか見かけない窯に興味津々です。
一番人気のメニュー「チキンとファラフェルミックスプレート」
白いお皿に、色とりどりの料理。中央のチキンとポテト、ファラフェルが存在感を放ちながらも、お皿の上にある料理全てが主役。 この美しい盛り付けをずっと見つめていたいのですが、おいしいものはおいしいうちにいただかなくては!
食べ方をスタッフさんに教えていただきながら、ピタパンに詰めていきます。 ほんわり温かいピタパンを手にし、幸せな気持ちになります。
お皿の下の部分に盛り付けてある2種類のペーストをピタパンに塗ったあと、中に料理を詰めていきます。
どのようにピタパンに詰めたらよいか、何かコツはあるのかうかがうと……。
「好きなものを、好きなように詰めれば大丈夫です♪」とスタッフさん。 スタッフさんの明るい笑顔にホッとします(よかった!自由なアプローチでよいのですね。)思いのまま、楽しくピタパンの中に詰めていきました。
ピタパンは、独特な色をしています。 これは、調理過程で出る野菜の皮などを薪窯で炭化させ、生地に練り込んで焼き上げているためです。
この作り方は、オーナーの長野さんと西川さんが 汽[ki:]以前に取り組んできたフレンチにおいて、食品ロスの多さに違和感を抱いていたことに端を発します。
さまざまな思いをめぐらせる中で、薪や炭で調理した後の残りの熱を用いて野菜の切れ端を炭にし、再利用することにたどり着いたそうです。
この手法で食品ロスを減らすという試みは、汽[ki:]独自のアイデア。サステナブルな飲食店として注目されている所以はここにあります。
料理を通して、食材とエネルギーの大切さをあらためて感じました。
初めてのレバノン料理、いただきます!
料理のさまざまな味と食感、そして香り。素材一つひとつの風味や旨味を味わえたり、一方で味が重なることでおいしさが増したり。
これ以上の詳細は、あえて控えます。なぜなら、この不思議なおいしさを皆様にも体験していただきたいからです。お店で実際に味わってみてください!
さまざまな味の料理が一体となる様は、レバノンの文化の多様性を表しているようです。五感で楽しめる素敵な料理をいただき、自分自身の感性が豊かになった感じがします。
盛り付けのエレガントさから量が少ない印象を受けますが、実はなかなかボリューミー。食べ応えのある『チキンとファラフェルミックスプレート』でした。
2025年2月27日から、待望の夜営業が開始
昼のメニューを軸に、夜はお酒と『メゼ』(レバノン語で小皿料理の意。アラカルトという表現が皆様にイメージしやすいでしょうか)が楽しめるようになります。
メゼは10種ほどとのこと。メゼ……どのようなレバノン料理なのでしょう。とても気になります!仕事終わりにおうかがいしたくなりました。
夜も気軽に立ち寄り、仲間と語り合いながらプレートやメゼをお酒と楽しむ……。静岡の夜のシーンが、さらに華やぎそうです。
「ゆくゆくは静岡在住のさまざまな国の方が集い、色々な言語が飛び交う、そんな場になったら楽しいよね。」と西川さん。
時代はグローバル化がより加速しています。国籍や宗教、文化を超え、多様な人々が食を通じて広がっていくコミュニティーが静岡駅前に生まれることを想像すると、ワクワクします!
汽[ki:]静岡が巻き起こす、食と文化の新しい風。これからも様々なアクションを起こし続けるであろう汽[ki:]静岡が見逃せません。
住所:静岡県静岡市葵区御幸町20 cosa1階
電話番号:054-204-1011
営業時間:[Breakfast] 8:00~10:30(ラストオーダー 9:45)予約可、[Lunch] 11:00~15:30(ラストオーダー14:45)予約不可
※2/27より夜営業開始18:00~22:00(ラストオーダー21:00)
※朝食は土日のみ営業
定休日:水曜
