鮮やかな朱色が圧巻【五社神社 諏訪神社】ご利益は?御朱印の種類は?【浜松市】由緒ある神社の見どころを解説!

こんにちは、くふうロコしずおか公式ライターのあすかです。
浜松生まれ浜松育ちで、子連れで行きやすいスポットを中心に紹介しています。
お正月は初詣に行かれた方も多いのではないでしょうか。初詣から節分祭、七五三のお祝いなど、地元の人から観光客まで幅広く愛されている「五社神社 諏訪神社」をご紹介します。
朱色に輝く荘厳な本殿を有する「五社神社 諏訪神社」
五社神社 諏訪神社は、もともとふたつの隣接していた神社が合祀(ごうし)してできた珍しい神社です。両社とも徳川家康公の三男であり、徳川二代将軍でもある徳川秀忠(ひでただ)公の守り神とされていました。
国宝建造物にも指定されていた豪華で美しい当時の社殿は、1945年の第2次世界大戦の戦災で焼失。それを1982年に再建したのが、現在の鮮やかな朱塗りの社殿です。
直線的な参道が印象的で、緑豊かな境内は手入れが行き届いています。厄除けや商売繁盛のほか、特に子守り・子育ての神様として信仰されていることもあり、お宮参りや七五三などで参拝する家族も多いです。私自身も息子のお宮参りに訪れ、社殿の前で記念撮影をしました。
参拝に来たらぜひ見てほしい、境内の見どころ
1. 神聖な雰囲気と美しい彫刻が施された拝殿
大通りからまっすぐ伸びた坂の上にあることもあり、より一層そびえるように見える拝殿。境内には、凛とした神聖な雰囲気が立ち込めます。
鮮やかな朱塗りの拝殿は絢爛な彫刻が施され、上を見上げれば天井にもきれいな模様がたくさん。思わず見入ってしまう美しさです。
屋根を支える柱は整然と並ぶ姿が美しく、金色の金具と柱の朱色が織りなすコントラストも見事。柱に施された色鮮やかな装飾も目を引きます。ハート形の装飾もあるので、時間があるようなら探してみてください。
ご祈祷を行う拝殿内は鶯色の幕が飾られていて、厳かな雰囲気に満ちています。節分までに厄除けのご祈祷を受けたい方々も多いそうで、この日もたくさんの人がご祈祷の準備をしていました。その奥にある本殿は、一層細やかな装飾があしらわれています。
2. 社殿を守る、雄々しい巨大な狛犬
拝殿に向かう途中に、よく行く神社とは違うなと違和感を感じる人もいるかもしれません。気のせいではありません。青銅製では日本最大級とも言われる巨大な狛犬が、拝殿の前にどっしりと鎮座しています。その体つきは力強く、体格の良さも目立ちます。
台座を含め3.5メートル以上の高さがあるそうで、迫力満点。大人の身長でも、狛犬の足元くらいまでしか及びません。立派な毛に包まれた頭部には、ギョロリとした目。今にも動き出しそうな、躍動感も感じます。
3. 随所に添えられた2つの紋章
拝殿の左右に置かれた大きな提灯には、五社神社 諏訪神社の名称とともにそれぞれの紋章が並んで添えられています。よく見ると本堂に吊るされている灯籠(とうろう)などにも、この紋章を発見できます。
ふたつの神社が合祀しただけでも珍しいと思いますが、こんなふうにふたつの紋章が並んでいる神社を私はここで初めて見ました。お互いを尊重するかのような印象を受け、新鮮さと共に誠実さを感じます。
社務所で手に入る、他にはないユニークな御朱印
参拝の記念ともなる御朱印。こちらでは、オーソドックスな御朱印はもちろん、他ではなかなか見かけないユニークな御朱印も見かけます。本堂を刺繍で縫い上げた「刺繍御朱印」や、芸術作品とも思える繊細な「切り絵御朱印」。徳川ゆかりの三社と合同企画から生まれた、向こう側が透けて見える「クリア御朱印」(期間限定)などもあります。
御朱印帳も種類があり、拝殿の刺繍がとてもきれいでした。神社の名前が入っているのも、記念になっていいですね。その他にも巳年にちなんだ絵馬や、節分祭に向けた福豆のセットなど季節の祭事に合わせて授与しています。
浜松をずっと見守り続ける由緒ある神社
浜松駅から徒歩10分とアクセスがよく、境内はバリアフリーなのでベビーカーや車椅子などでも安心して参拝できます。無料駐車場が境内にあり、周辺にもコインパーキングはたくさんあるので、車で訪れても困りません。
緑豊かな境内と荘厳な社殿は、浜松をずっと見守り続けてきました。訪れる人を静かに包み込む神聖な空間は、心を清らかにしてくれる気がします。浜松を訪れたら、ぜひ行ってもらいたい神社のひとつです。その際は、見どころにも目を向けてみてください。
※この記事は2025年2月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
