【11月30日までだから急いで～】まるで異次元の世界！？久能山東照宮の夜間特別拝観で幻想的な夜を【静岡市】「天下泰平の竹あかり」

こんにちは、クララこと藤原麻衣子です。
今日は現在久能山東照宮で開催されている夜間特別拝観「天下泰平の竹あかり」を紹介します！

竹あかりで夜間拝観

徳川家康公を祀る久能山東照宮では、11月30日まで限定で、毎週金曜日と土曜日の夜間拝観が開催されています。夜間拝観では、竹細工で作られた灯り「竹あかり」が昼間とは違う、夜の東照宮を魅せてくれます。入った瞬間から竹あかりが出迎えてくれます。

※月曜日が祝日の場合は、金、土、日と実施しています。

拝観料と時間

夜間の拝観料は往復のロープウェイと、東照宮拝観、博物館入館の３つのセット券となっています。大人2,700円、中学生2,200円、小学生1,600円、4歳以上の幼児630円の当日券と、幼児料金以外300円引きとなる前売り券の販売もあります。時間は18時から21時まで、20時が最終入場となるので、ロープウェイの時間をご確認の上、行ってみてくださいね。

ロープウェイで幻想的な世界へ

日本平ロープウェイ乗り場から、まるで物語の世界に入るような旅が始まります。出発と同時に、音楽が流れ始め、暗い照明のため、行き先の東照宮の灯りを目指していく道中は、なんだか冒険のように感じます！

ロープウェイは2種類あり、一つは殿様をイメージした青い籠、もう一つは姫をイメージしたピンクの籠。昼間はあまり色合いに気づきませんが、夜は、それぞれのイメージカラーだけが暗い道中を照らしています。筆者が乗ったのは、殿の方だったので青でした。しかし、月明かりもちょうど差し込み、幻想的な世界が倍増でした！

約300本の竹あかり

東照宮を灯す竹あかりは約300本！一つ一つ手作りで、今年は和傘とコラボレーションした作品が並んでいます。

竹細工へのこだわり

竹細工を作っているのが静岡市で荒廃竹林問題を解決するために活動する有志のチーム「アカリノワ」。毎年竹を切るところから作っているので、今回限りでしか見れない竹細工なのです。飾りの役目を終えた竹は、竹チップなど道路などに再利用され、循環されるよう環境のことを考えて毎年作られています。

夜の特別体験

夜間特別拝観は、昼間の姿と違って暗い中に鮮やかな色が映えて一段と豪華絢爛な煌びやかな姿を見せてくれます。そして、特別な体験もさせてくれます。

夜間拝観限定の特別な体験は、通常通ることができない国宝御社殿へ登る階段を上ることができます。通常元日か、結婚式など特別な日にしか開きませんが、夜間拝観はどなたでも登ることができます。普段立ち入ることができない場所での写真もＯＫです！

もう一つ、昼間できない特別な体験は、雅楽の音楽が流れている中、境内を巡ることができます。雅楽の神聖な雰囲気と夜の雰囲気はまさに幻想的で異次元。

入口からのルートを進み、御社殿を抜けると、折り返し地点の奥には家康公のお墓「神廟」があります。そこまでの煌びやかな道のりはまた少し違った雰囲気で、神秘的な空間でした。

夜の博物館

夜の博物館は一味違い、人が少ないためじっくりと静寂の中観賞できます。 筆者は2階の企画展は貸切状態で、ぜいたくに一つ一つを眺めることができました。

限定御朱印とお守り

竹あかりの時のみ限定で購入できる御朱印とお守りもあります。お守りは暗い中でも優しく光るお守りがあります。初穂料は1,000円で、国宝御社殿横でお求めできます。

限定御朱印も、デザインされた竹細工が暗い中で光る御朱印がファイル付であります。こちらの初穂料金も1,000円で、社務所で受けられます。

おみくじもできる

夜間でも全4種類のおみくじができます。静かな中で、ゆっくりとおみくじのメッセージをじっくり読んでみてはいかがでしょうか。

開催日の確認と天気の確認を

天気は雨でも、ロープウェイが運行される限り中止にはなりません。風が強い場合、運休となる可能性があるので運行情報をこちらでご確認ください。

筆者の行った日は、小雨でしたがしっとりした雰囲気がまた一層幻想的に見えました！しかも、雨には浄化の意味があって縁起がいいそうです！

ロープウェイ乗り場のお土産コーナーや飲食店は夜間拝観の時間は営業していないので、お土産は久能山東照宮の入口前の売店に寄ってみてくださいね～！

帰りのロープウェイで、久能山の乗り場の灯りがどんどん遠くなるのを見ていると、タイムスリップ、異次元への旅から帰るような気持ちになって少しさみしくなるほどでした。また絶対行きたいと思った夜間特別拝観でした！