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こんにちは、クララです!

今日は、徳川家康ゆかりのお寺「秋葉総本殿 可睡斎」を紹介します。

秋葉総本殿 可睡斎とは?

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可睡斎は袋井市にある坐禅をする禅のお寺です。江戸時代は、静岡県で寺役所のような役割までまかされた規模のあるお寺でした。なぜなら、お寺の名前「可睡斎」は家康公が名付けたほど縁が深いお寺なのです。さらには、家康公が武田軍から逃げ隠れた洞窟「出世六の字穴」もあり、命拾いもされたお寺でもあります。

家康の教育係の僧侶がいた

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幼少期に人質として駿河で過ごしていた家康公には、教育係の僧侶がいました。

家康公が浜松城主となり、当時今の可睡斎の元となるお寺にいたその住職と再会したとき、高齢だった住職が家康公の前で居眠りをしてしまったそうです。そのとき家康公は、無礼と思わず「寝るべし」と言ったそう。その「和尚、睡る可し(ねるべし)」から可睡斎という名前になりました。

可睡斎の見どころは堂内へ!

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可睡斎受付入口

可睡斎は、境内は自由に入れますが、文化遺産の多い堂内拝観は拝観料として700円(小学生以下無料)が必要です。受付を済ませたら、靴を靴箱へしまい、堂内を見学できます。

家康公をお祀りする「東照大権現」

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見どころのひとつは、家康公をお祀りする「東照大権現」。東照宮と聞けば、久能山東照宮や日光東照宮など聞いたことがある場所を連想するかもしれません。東照宮は家康公をお祀りするところで、可睡斎も家康公との深い縁があるので、こちらにもお祀りされています。

日本一大きなうすさま明王

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烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)は、「この世の一切の汚れを焼き尽くす」という炎の神で、禅宗のお寺では東司(とうす)と呼ぶいわゆるトイレの仏さまです。

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昭和12年に建築された可睡斎の大東司(だいとうす)は、日本一大きな日本一大きな烏枢沙摩明王様がいらっしゃいます。そして、当時からの水洗式や建築様式、装飾から国登録有形文化財となっていますが、どなたでも今も利用できます。利用してもしなくてもぜひ参拝に立ち寄ってみてくださいね!

秋葉總本殿三尺坊様・御真殿

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可睡斎では日本で唯一の、火伏の仏様である秋葉山三尺坊さまの御真殿があります。三尺坊さまの姿は天狗のようで、守護には烏天狗がついていると言われ、御真殿には天狗のお面が見られます。

ランチで楽しむ精進料理

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可睡斎はグルメなお寺としても有名。名物は精進料理。動物性食品を一切使用しておらず、季節の食材を楽しみながら、食事でも禅体験ができます。

一番人気は一番ボリュームのある「松上膳(3500円)」。一つひとつの食材の味と食感を活かした料理で、料理をしてくれた方の丁寧さがとても伝わってきます!

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手づくりの胡麻豆腐はなんと30分以上かけて練って作ったもの。ごまの風味がひろがり、優しい口どけで、味わい深い胡麻豆腐です!

※精進料理は7日前までに要予約

禅の修行体験

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坐禅をする禅のお寺である可睡斎には、坐禅をする修行のための「坐禅堂」があります。

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修行僧でなくても、坐禅体験が申し込めばどなたでも体験できます。座り方から坐禅の作法まで細かく教えてくれてます。肩は動いた人が叩かれるのではなく、励ましとして叩いてくれます!叩いてもらうと、気分はすっきり。自分自身と向き合う大切な時間にもなりますよ!

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坐禅体験では、修行僧がしている坐禅を私達も体験することができます。体験申し込みは、事前予約が必要です。

デザートには「精進アイス」を

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拝観後の休憩や食後のデザートには「洗心閣」で買える豆乳アイスを♪こちらも動物性食品不使用のアイスで、豆乳でできています。豆乳、抹茶、黒ごま、チョコレートの4種類の味があり、小豆をのせてくれます。

可睡斎ならではの特別なお守りにも注目!

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可睡斎のお守りやお土産も、洗心閣で購入できます。珍しいお守り、ユニークなお守りもあるので要チェックです!

珍しいお守り

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「お酒を呑む人の御守」は、境内に「酒塚観音」さまが鎮座しており、お酒の功徳に感謝し、毎年酒塚観音大祭(4月29日)が行われています。その観音さまにあやかったお守りがお酒のお守りです。新年や春の飲み会シーズンに酒難除や飲み過ぎて体を壊さないように、呑む人はぜひ。

左のお守「潤」は、人生が潤うよう心願成就のためのお守りです。今年新生活が始まる人にもぴったりのお守りですね!

安眠守り

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家康公が起さず居眠りをさせたままだったことから、人々の安眠のためのお守りもあります。健康のためにも安眠は大切ですよね、リラックスして眠れるかも!?

ひなまつりやぼたんまつり!?季節のイベントたくさん

可睡斎は年中イベントフル。ゆりやぼたんなど季節の花や季節やイベントに合わせた精進料理も楽しめます。

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現在は「可睡斎ひなまつり」が3月31日まで開催中で、精進料理は特別ひな膳が予約で3,000円(※2名からの予約・期間限定)で食べられます。大広間には32段約1,200体のひな人形が飾られ、圧巻の雛壇が見られます!

可睡斎へのアクセスは?>

車の場合

東名高速道路袋井ICより車で5分、新東名高速道路森掛川ICより車で15分、国道1号から約10分と3つのルートで辿り着けます。

電車の場合

電車を利用する場合、バスへ乗り換えが必要です。JR袋井駅で北口①番のりばから「遠州森町行き」または「気多行き」の「秋葉バスサービス」へ乗り継ぎ、約12分で「可睡斎入口」に到着します。

可睡斎の駐車場について

可睡斎の駐車場は無料で利用できますが、台数に限りがあるので周辺の有料駐車場がいくつかあり、100~300円ほどで利用できます。

朝のお勤めや、写経、日常生活ではなかなかない体験ができる宿坊もあるのでぜひ宿坊体験もしたいと思います!いつ行っても、何かしらのイベントやグルメが楽しめるお寺可睡斎、ぜひ足を運んでみてくださいね!

■秋葉総本殿 可睡斎
住所:静岡県袋井市久能2915-1
開所時間:8:00~17:00
問合せ:0538-42-2121
可睡斎公式サイト



※この記事は2025年1月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
クララ
クララ
静岡生まれ静岡育ち。カメラとカフェ巡りが好きなライター。静岡県の穴場スポットを紹介していきます!
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