浜松から50分の神スポット【小國神社】初詣&食べ歩きが人気!ご朱印やお守り、アクセス、紅葉の見ごろなど徹底解説

こんにちは、クララです!
今回は、「遠江国一宮 小國神社」を紹介します!
遠江で一番大きな神社「小國神社」
小國神社は創建555年という歴史のある神社で、遠江(現在の静岡県西部)で一番大きな神社として、「遠江國一宮さま」と親しまれています。
御祭神は、呼び名は違いますが、出雲大社と同じ神様で大己貴命(おおなむちのみこと)で、「大国様」とも呼ばれています。神話の一つである「因幡の白うさぎ」で、ワニ(サメの昔の呼び名)にいじわるをして仕返しにあったうさぎを助けてくれた神様として有名です。
縁結びの神様
その大国様は、縁結びの神様として崇められ、恋愛に限らず人間関係や開運、財運、さまざまなご縁を結んでくれると言われています。良縁成就に来た方は、拝殿での参拝だけでなく、恋愛成就にお参りしたい「縁結びの木」や、金運との縁にお参りしたい「金銀石」、縁結びにちなんだお守りなど、隅々まで必見です!
御縁の祈願に必見の場所はここ!
古代の森
小國神社に来て鳥居をくぐると、本殿まで高い木々に囲まれた参道が始まります。小國神社の御神域は約30万坪あり、「古代の森・癒しの齋庭」と謳われるほど。樹齢300年を超えると言われている古代の森の木々に圧倒されながら鑑賞しつつ、参道を進んでくださいね。
事待池
しばらく歩くと、左手に見えるのが「事待池(ことまちいけ)」。名前の由来は、小國神社が「願ったことが、ことのまま叶う神社」として知られ、大願が成就したら、神さまへのお供えとして池に鯉を放つ習わしがあったことから、事が叶うまで待つから「ことまち」となりました。この池にあるのが、「宗像社(むなかたしゃ)」で、3柱の女神様が祀られています。別名「弁天社」ともいい、財産の神様なので、財運招福を願う方はこちらにも参拝に寄ってみてくださいね。
家康公の立あがり石
小國神社は家康公ゆかりの神社でもあり、敗北していた戦に再度向かう道中、家康公が途中で神社に寄り祈願し、腰掛けていたこの石から立ち上がってからは負け知らず、そして天下統一まで果たしたと言われています。石の隣には、祈願した時の願文の写しがあり「当社(小國神社)の神力を得て、この戦いに勝利することをただひたすらお祈りいたします」と、書かれています。
ビジネスや学業に励む方は、家康公の出世力、勝つ力でキャリア運の御縁をいただけるかもしれませんよ!
縁結びの木
縁結びの木とも呼ばれるこのひょうの木は、大きく二つの幹に分かれ、夫婦のようにも見えます。実はひょうの木からできたひょうの実を大国様が吹いていたところ、その美しい音色に魅了された女神さまが現れ、契を結ばれたという逸話があり、恋愛成就でも
信仰をあつめています。
そして大事なのは拝殿への参拝。大国様にご参拝して、大願祈願をしてくださいね!
そして拝殿に着いたら、必見なのが屋根。瓦ではなく、ユネスコ世界文化遺産にもなっている「総檜皮葺(そうひわだぶき)」なのです。職人が令和5年に葺き替えを終え、現在は新しい檜皮(ひわだ:ヒノキの皮)です。境内の檜を主に使用し、職人たちが剥ぎ取り、手作業で行っている職人技が見られます。この葺き替え時に取った檜皮が「福徳円満守り」にも使用されています。(その葺き替えの様子は、小國神社公式YouTubeチャンネル【遠江国一宮 小國神社 公式チャ ンネル】でもご覧いただけます)
そして本殿は、出雲大社の設計図を基に半分のサイズで建てられたお社でもあるんですよ~!
ご朱印やお守り
御朱印
御朱印は、ご朱印帳に書いてくれる通常御朱印の他に、小國神社の例大祭で奉納される重要無形民俗文化財「十二段舞楽」と、その年の干支がえがかれた特別御朱印があります。毎年参拝すれば干支の御朱印がそろいます!
こちらはもみじが美しい小國神社ならでは!遠州・三河の紅葉の名所である4つの寺社仏閣の御朱印が並ぶミニ屏風型の数量限定の御朱印もあります。御朱印帳の裏面にも、願いを込めて描かれたイラストデザインがあるので、一社三山を巡ってあつめてみてくださいね!
さまざまな御利益に御縁をつなぐお守り
いのめ守り
ハートの形はいのめ模様とよばれ、魔除けや災除けの縁起を担ぎ、寺社仏閣の建物で装飾としてよく見られます。お守りを入れていく台座を受けていただき、四つの神社を巡り、それぞれのいのめ守りをあつめて完成させます。開運招福、福徳円満を願う方は、「いのめ詣」を通して各社に巡ってみてはいかがでしょうか。
ここだけのお守り、珍しいお守り
小槌のお守りは、大国様が右手に持っている打ち出の小槌がモチーフで、財運や金運を呼んでくれます。左のひょうの実のお守りは、縁結びの木に成るひょうの実がモチーフの珍しいお守り。人々のさまざまな縁を結ぶ御神木のご利益をあやかっています。福徳円満守りも珍しいお守りで、中に本殿の屋根であった檜皮の一部が入っています。本殿の屋根に使われていた檜皮を持つことで福徳円満の御加護が受けられます。
ここでさらに知っておいてほしいのが、ひょうの実の珍しさ。じつは、実ではなく、木質化した葉でできています。中は空洞で、その穴に息を吹き込むと、オカリナのように笛の音がするのです。大国様はさぞかし美しい音色を吹いたのでしょう、女神様を射止めるくらいですからね。
仕事守と勝守
勝守は家康公にちなんだお守りで、家康公のように勝ちたい!勝負強い人になりたい人はぜひこちらを。仕事守は、仕事が安全に上手くいくようにと奉製された、ビジネスマンが持ちやすいカード型のお守りです。二つそろえて持てば、キャリアアップにとっても強くなれそうですね♪
災難除守
災いごとから身を守るお守りで、神話の中で大国さまが後の大国さまの妻となる須勢理毘賣命(すせりびめのみこと)から授けられた、災いごと除けの布がモチーフとなっていて、リボンのようでとってもかわいい!鞄にもつけられうようになっているので、ファッションアイテムのようなお守りとしても身に付けられます。小國神社にしかないお守りです!
もみじ縁結びお守り
もみじの名所ならではのお守りとして、お土産にも嬉しいのが2色あるもみじ縁結びお守り。大国様のご利益である縁結びのお守りです。
食べ歩きを楽しもう!人気のりんご飴やことまち横丁のグルメを満喫
参拝の後は、小國神社参道入口にあるお土産・休憩処の「小國ことまち横丁」でグルメを堪能!
おだんごやおせんべいなどのおやつから、昼食にもなる富士宮焼きそばやうどん、おそばもありますよ~♪
テーブルや椅子もあるので、買ってその場で食べることもできるし、持ち帰りもできます。
横丁の人気商品で、これを目当てで行く人もいるほどの「りんご飴」。フレーバーも豊富で、りんご飴のメニューの品数はなんと63種類!プレーンを食べたことのある筆者は、掛川産和紅茶のフレーバーをチョイス。甘いりんご飴に、少しの苦味と粉の食感がやみつきになる大人な味でした。メニューに迷ったら、王道のプレーンか、とろーり感と甘さが増すはちみつをまずは試してみてくださいね!
紅葉の名所!見ごろも要チェック!「小國神社のもみじまつり」
提供:小國神社
写真は2024年12月4日の神社の様子。ピークを迎える寸前の紅葉なので、この先1週間ほど楽しめます。12月8日まではライトアップもあるので、幻想的な景色も楽しんでくださいね!
小國神社へのアクセス
小國神社へのアクセスは車でも電車でもどっちも便利!新東名や東名を使う車のルートや、天竜浜名湖鉄道を利用する電車でのアクセス方法があります。
車の場合
小國神社最寄りのICは新東名高速道路の遠州森町パーキングにある「遠州森町スマートIC」で、ETC利用の方はここから7分で神社に着けます。ETCを利用しない方は、「森掛川IC」より約15分で着けます。 東名高速道路の場合は「袋井IC」が最寄で、約20分で着けます。 しばらく神社の方向に走ると案内看板がでてるので簡単にたどり着けます。 900台も停められる駐車場があり、利用は無料!一番近い駐車場はすぐ境内に入れてとっても便利です!
電車の場合
掛川駅から出ている天竜浜名湖鉄道に約30分乗車し、「遠江一宮駅」を下車。駅からは神社行きの送迎マイクロバスが毎月1日(1月を除く)と15日にあり、10分ほどで着けます。送迎マイクロバスの時刻表はこちらで確認できます。
見ごろのピークを迎える小國神社、週末は参拝に行きながら紅葉観賞はいかがでしょうか?ライトアップで幻想的な夜の紅葉も見られますよ♪
紅葉に行けなさそうな人は、お正月は、お守りの他に熊手なども並び、参道脇には多くの露店が出店します。御朱印も対応しているので、ぜひ記念のお正月の参拝にも行ってみてくださいね!
※この記事は2024年12月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
