『孤独のグルメ』五郎さん…ウマすぎて箸が止まらないよ!【浜松市】「こりゃ今まで食べてきたものと違うわ…」昭和44年創業『うなぎ・和食処 松の家』
こんにちは!くふうロコしずおか公式ライターの岸小春です。
せっかく浜松に来たのなら、おいしい鰻を食べたいですよね。とはいえ、うなぎ料理専門店は浜松市内だけでも30店舗近くあります。
この中からどのお店を選ぶか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回私が取材に訪れたのは『孤独のグルメ2021大晦日スペシャル〜激走!絶景絶品・年忘れロードムービー〜』で登場した鰻屋さん「うなぎ・和食処 松の家」。
浜松市の舘山寺エリアにあるので、聖地巡礼×観光×おいしい鰻料理が同時に叶う珍しいお店なんです!
近くには日帰り温泉やロープウエーもありますよ。そして鰻は超絶品。
ドラマの中で五郎さんが食べていた鰻を食べてきましたので、レポートします!
昭和44年創業!「うなぎ・和食処 松の家」へ
「うなぎ・和食処 松の家」のある舘山寺は歴史と景色、温泉、グルメを楽しめる浜松屈指の観光スポット。
とくに舘山寺門前通りでは、令和元年頃から道路の整備やイベントの開催、空き店舗のリニューアルが行われています。
私が訪れた日も、若いカップルや家族連れを何組も見かけました。
舘山寺は小さい頃に訪れたきりだったので、新しいお店が増えていて驚きの連続!
ドラマ『孤独のグルメ』で五郎さんが立っていた橋「志ぶき橋」を見つけましたよ。この辺りは夕焼けも綺麗だそう。
志ぶき橋から、「うなぎ・和食処 松の家」までは歩いて350mほどでした。お店の向かい側には15台ほど停められる駐車場があります。
舘山寺門前通りには複数の公共駐車場があるので、お店の前の駐車場が満車でも安心です。
「うなぎ・和食処 松の家」は、孤独のグルメで見た通りの外観です!ここに五郎さんが来たのか〜とうれしくなります。
のれんをくぐって、いよいよ店内へ!
扉を開けた瞬間、これこれ!と言いたくなるような蒲焼のたれの香りが身体を包み込みます。
店内には複数のサインも飾られていました。もちろん、孤独のグルメの1シーンも!ファンにはたまらないですね。
客席はテーブルとお座敷の2種類で、合わせて34席。
テーブルに使われている木材は、地元浜松の天竜材でつくられた一点ものだそうですよ。
私たちの訪れた土曜日の14:00ごろも満席でした。他にも訪れたい場所がある方は、事前に予約をして行った方がスムーズでしょう。
私たちは奥の座敷に案内してもらいました。柱もどれも丁寧に磨き上げられていて、上品な艶があります。
昭和44年の創業からあるのでしょうか。このお店で大切に積み上げられてきた歴史を感じました。
では気になるメニューを見ていきましょう。
鰻は長焼き、鰻重、鰻丼と種類も豊富。訪れた7月に旬を迎えた鱧料理もありました。
五郎さんが食べていたのは、蒲焼きと白焼きを味変しながら食べられる「二色まぶし定食」と、「2021年ぶっちぎり第1位だ」との台詞もあった牡蠣カバ丼。牡蠣カバ丼は冬季限定で、夏は鱧カバ丼になるようです。
私は二色まぶし定食を、同行してくれた夫は鱧カバ丼を注文しました。横のお客様も、同じく二色まぶしと鱧かば丼を注文していました。人気メニューですね!
届いた丼がこちら!!!
浜名湖の宝箱や〜!!!
今見ても、よだれが出そうです……。
五郎さんも食べていた「二色まぶし」を実食!
丼の蓋を開ける前から、とってもいい香りです!蒲焼きのたれだけでなく、海苔の香りもします。
この二色まぶしは、名古屋名物ひつまぶしと同じく3種類の味が楽しめますよ。まずはそのまま、薬味と一緒に、そして、お出汁をかけて。
まずはそのまま食べてみましょう。
……うま〜!!!!!外はパリッと、身はふわっとで、めちゃくちゃおいしいです。
苦手な方も多い、ブニブニした食感も感じられません。たれもおいしいので、ごはんがどんどん進みます。
五郎さん絶賛の山椒もかけてみましたよ。
鰻と一緒に口に入れると、鼻からスッと山椒の香りが抜けていきます。
この山椒が信じられないほどおいしい!今まで食べてきた山椒とはまるで別物です。
店長さんに聞いたところ、この山椒は近くの春野町で育てられたもの。水が綺麗なところで栽培されたから、こんなに香りがよいのだそうです。
山椒以外の薬味も入れて、さらに味変。
これもまた絶妙なハーモニー!ご飯と一緒に口の中にかき込んでしまいます。たまりません……。
海苔もパリッとしていておいしいです。浜名湖は海苔でも有名なので、1つの丼で2つの名産を食べられるのはうれしいですね。
さあ、最後はお出汁をかけて最後の味変。
このお出汁もおいしかった……!肝吸いをかけて食べているみたいな贅沢さ。思わず「ふう〜」とため息をついてしまう味です。
わさびと山椒が効いているので、重たくもなくさっぱりとしめられます。ホッとするだけでなく、しっかりとおいしい出汁茶漬けで超絶品でした。
……と、ここまででまだ、1色目。2色目の白焼きでも、この3種類の味を楽しめます。
鰻の白焼きとは、蒲焼きのたれがかかっていない素焼きの鰻のこと。
蒲焼きのたれを鰻の味だと覚えている方も多いかもしれませんが、本来の鰻の味は脂が乗っていながらもとても淡白。
太刀魚のような味、といえば分かりやすいでしょうか。
松の家さんの白焼きは皮がパリッと焼かれていてとても上品な味わい。
あっさりしていながらうまみがギュッと詰まった白焼きは、薬味との相性が抜群!わさび醤油や、ポン酢にもとっても合います。
3色目の出汁茶漬けもほっこりしていてとても落ち着く味でした。
魚全般が好きな私の母は、鰻本来の味が楽しめるので、蒲焼きより白焼き派だと昔から話していました。
関西風蒲焼きや、鰻の白焼きを食べたことがない方にはぜひ6種類の味が楽しめるこの二色まぶしを食べてもらいたいです。
季節限定!絶品「鱧かば丼」は鱧好きも唸るおいしさ!
夫が頼んだ鱧かば丼も、味見させてもらいました。
使われている蒲焼きのたれは鰻と同じもの。乗っている夏野菜もキラキラしていておいしそうです。ズッキーニやナスが入っているようでした。
鱧は湯引きでしか食べたことがないので、ドキドキしながら口に運びます。
う、う、う、うま〜!!!
食べた瞬間「わっ!」と驚くほどおいしい鱧。衣がサクサク!鱧の身は湯引きよりもふわふわしていながらも、味がギュッと詰まっています。
鱧の味はかなり淡白で、蒲焼きのたれとの相性も◎。鰻の白焼きとは違う淡白さで、後味もすっきりしています。
揚げているにも関わらず、軽やかな食感なのでどんどんお箸が進む!たれとごはんの相性もよいので、一緒に食べるともっとおいしくなります。
ハンバーガー用のバンズに挟んで、贅沢バーガーにしてもおいしいんだろうな……。これまで食べたことのない鱧の魅力に夢中になってしまいました。
お野菜も、外はカリッ、中はトロッで絶妙な揚げ具合。夫はペロリと食べ切っていました。
どちらの丼も、とてもおいしかったです。
鰻は産地の浜松で食べても高いもの。せっかく奮発して鰻を食べに行くなら、おいしいところで食べたいのが地元民・小春の本音。
松の家さんはうなぎ以外の浜松特産のお魚も食べられるので、県外から複数人のお友達が来たときにまず候補に挙げたいお店になりました。
店主にお話を伺いました
松の家さんの鰻は関西風の焼き方をしています。関西風は2枚ある鰻の1枚目を皮のうち1枚目を焼き切ってしまう調理法。だから、ブニブニした食感がなかったんですね!
実は、松の家の主人・新村さんも鰻のブニブニした食感は苦手だとか。ぶにぶにした部分がどうしても苦手で鰻を避けてきた方には、関西風の焼き方で調理された松の家さんの鰻を一度食べていただきたいです。
関東風は、焼く前に一度蒸すのが特徴の調理法。関西風と関東風の鰻は全く別物と言ってよいほど風味が違います。
浜松は関東、関西のほぼ中間に位置する街なので、両方の調理法の鰻を食べられますし、調理法を明記されていることも多々あります。(ちなみに私は香ばしい味が好きなので、関西風派です!)
また、今回食べられなかった牡蠣かば丼についても調査してきました。牡蠣カバ丼を食べられるのは、11月〜3月。天然鰻の旬と同じですね。
牡蠣カバ丼を食べたお客様は「こんなの食べたことない!」と喜んでくださるとか。これは冬にまた来なければ……!
いつ行っても超大満足!
五郎さんも訪れたという「うなぎ・和食処 松の家」。二色まぶしも、鱧カバ丼も、お箸が止まらないおいしさでした。
松の家さんの周りにはロープウエーや日帰り温泉もあるので、観光で訪れるにもぴったりのロケーション。
浜松駅からは少し遠いですが、ぜひ訪れてみてほしいです。わたしも、県外から友達から来るときは松の家さんを予約しようと思います!
住所:〒431-1209
静岡県浜松市西区舘山寺町2306-4
電話番号:053-487-0108
営業時間:10:30〜売り切れ終了
定休日:月2回 月・火曜日連休あり
駐車場:約15台
支払い方法:クレジットカード、QRコード決済サービス利用可
公式インスタグラム
※この記事は2024年8月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。