9月が最多!【防災&台風対策グッズ】東北在住14年2児の母が実践「日頃・直前やることリスト」大公開!"直撃少ないから大丈夫"はウソ?

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターりるです。
宮城育ちで、仙台在住歴は14年。
家族4人暮らしで小学生2人のお母さんです。
朝夕は、ようやく涼しさを感じるようになりました。
秋は過ごしやすい季節ですが、全国的に台風が多い時期です。
みなさんは、台風への備えは万全ですか?
仙台は、台風の直撃が少ないと言われますが、大雨や浸水被害は年々増えています。
2019年には、宮城県内各地でも記録的な豪雨となった「東日本台風」が発生し、川の氾濫や浸水被害が多かったことが記憶に残っています。
今回は、過去の台風事例や水害を振り返りつつ、子育て世帯にも役立つ台風対策や、防災の工夫をわかりやすくご紹介します。
「防災への備えが万全ではない…」
そんな方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
仙台の台風は、9月に最も多い!直撃は少なめ
仙台で、台風の影響を最も受けやすいのは9月ですが、実際に直撃するケースは比較的少ないといわれています。
気象庁の過去の統計によると、東北地方の台風の接近は9月に集中。
2024年については、台風の接近は3回と、比較的少ない回数にとどまっていることがわかります。
しかし、過去10年を振り返ると、日本付近で発生した台風の数は、1年間で平均25回。
仙台から遠く離れた地域で台風が発生した場合でも、私たちの地域に影響を及ぼすこともあります。
仙台は、台風の直撃自体は少ないものの、日本全体で台風が発生しやすい9月は、やはり注意が必要。
日頃から防災への意識を高め、大雨や暴風などに備えていきましょう。
台風が直撃しなくても危険!?温暖化により浸水被害が全国的に増加
台風が直撃しなくても、近年は温暖化の影響によって大気中の水蒸気量が増加し、集中豪雨による浸水リスクが高まっていることが明らかになっています。
例えば、2015年9月に発生した関東・東北豪雨では、台風18号の影響で宮城県内で約1,800戸が浸水被害を受けたことが記録されています。
降り始めからの総雨量は、仙台市泉ヶ岳で433㎜、宮城野区で350.5㎜、宮城県内で一番の雨量を観測した丸森町では、573㎜の記録的な大雨となりました。
成瀬川水系 渋井川 周辺の状況
出典:宮城県HP「みやぎ水害記録集(平成27年9月関東・東北豪雨)より
このように、“台風の直撃が少ない仙台は安心”とは限りません。
むしろ、遠くで起こった豪雨が仙台にも影響をもたらす可能性があると認識し、自分や家族の命を守るために、日頃から防災への知識を持っておくことはとても重要です。
【仙台】過去の台風被害とリスクは?
2019年東日本台風(台風19号)では、仙台も記録的豪雨に
東北は、台風の被害が少ない印象ですが、2019年の東日本台風では、仙台も記録的な豪雨に見舞われました。
この台風は、非常に強い勢力を保ったまま本州に接近し、前線との影響で広範囲に大雨をもたらしました。
出典:宮城県HP「みやぎ水害記録集(令和元年10月東日本台風 洪水記録 PDF)」より
仙台市では、宮城野区で401mm、アメダス観測でも383.5mmという平年の2〜3倍にあたる雨量を記録。
阿武隈川や吉田川では、氾濫が起こるなど深刻な被害に。
「東北は台風に強い」と思い込むことなく、いつ自分の地域でも同じことが起きても不思議ではないと意識して、日頃から備えておくことが大切ですね。
仙台在住歴14年ママが実際やってる「日頃の備え・台風対策」
【日頃から】ハザードマップ、避難場所の確認
ハザードマップや避難場所の確認は、台風への備えとして優先的におこないましょう。
仙台市公式ホームページでは、洪水や土砂災害などのリスクが地図でわかりやすく示されており、避難所の場所や浸水想定区域も確認できます。
出典:仙台市公式HPより
住んでいる場所はもちろん、学校や職場など日中過ごしている場所、駅など、よく利用する場所の災害リスクなどもチェックしておくと安心ですね。
家族一人一人が、いざというときに迷わず行動できるよう、あらかじめ確認しておきましょう。
▶仙台市公式HP「仙台防災ハザードマップ」はこちら
▶仙台公式HP「せんだいくらしのマップ」はこちら
【台風の接近前】「家の周り」の備え・台風対策

台風の接近が予想されるときは、家の周りの飛散物を片付けることが基本です。
ベランダの植木鉢や、外に置いてあるものは、強風で飛ばされやすく、窓ガラスや人に危険を及ぼす可能性があります。
飛ばされやすいものは、可能な限り建物内に移動させたり、飛散防止ネットやロープで固定するなどの対策を。
我が家も、庭木に支柱を設置したり、物干し竿など外に出ているものは、全て屋内へ移動させています。
特に子どもの外遊び用品(キックボードやストライダーなど)は、子どもが扱えるくらい軽いものが多いので、強風で車や建物などに当たってしまうことがないように注意しています。
そして、大雨で雨量が増えると心配になるのが、雨水の排水。
排水が追い付かなくなることを防ぐために、雨樋や側溝も定期的に掃除をして、水はけを良くしておくことも忘れずに。
また、自宅の敷地や家屋が、浸水しやすい地域にお住まいの方は、「土のう」の活用で、浸水被害を軽減することが期待できます。
仙台市では、区役所や地域の各コミュニティセンターなどに「土のうステーション」を設置しているので、ぜひ活用してみてください。
【台風の接近前】「家の中」の備え・台風対策
家の中では、窓ガラスの補強や停電対策が欠かせません。
窓ガラスには、飛散防止フィルムや段ボールを貼って、ガラスが割れた場合の被害を最小限に抑える方法も。
停電に備えて、ラジオやモバイルバッテリー、ランタンなども準備しておきましょう。

暑さが残る時期に停電が発生すると、冷房が使えなくなるので、熱中症対策への備えも忘れずにおこないましょう。
今すぐできる対策は、保冷剤や冷却シートの準備。
大きい保冷剤は、広い範囲を冷やしてくれると同時に、長時間冷えを持続させてくれる効果もあるのでおすすめです。
保冷剤と一緒に、クーラーボックスを併用すると、より効果を発揮します。
「非常用防災バッグ」の中身は?
非常用の防災バッグには、必要最低限の物資を入れておくことが大切です。
飲料水や保存食、常備薬、衛生用品はもちろん、子ども用のリュックには着替えやおもちゃ、食べ慣れたお菓子などを入れておくと安心です。
防災バッグは、普段から目につく場所に置き、定期的に中身のチェックを。
食品の賞味期限はもちろん、その時々で必要なものが変化したり、子ども服は成長と共にサイズアウトしているので、こまめな確認と入れ替えをしておきましょう。
我が家の防災バッグは、普段から使っているリュックを使用しています。

防災用のリュックを人数分用意しておくと、それだけで場所を取るし、何より使い慣れているものの方が断然安心です。
中身は、大きなビニール袋でまとめておき、リュックを使うときは袋ごと取り出して使用します。
リュックを使い終わったら、ビニールごと元に戻すだけなので、大きな手間はかかりません。


「使い慣れているもの」を防災グッズとして活用することは、万が一のときの“心”のお守りにもなりますよ。
食料品は「ローリングストック」を習慣化
台風のニュースが出てから、慌てて買い出しに走ると、お店も混雑し、欲しい物が手に入らないことがあります。
いざというときも、慌てず落ち着いた行動を取るためには、ローリングストックを習慣化しておくのがおすすめです。

普段から、食材や日用品は少し多めに用意し、使った分を買い足すことで、常に備蓄がある状態を保ちましょう。
子どもがいる家庭では、おむつやミルク、離乳食などの必需品は余裕を持って準備しておき、おやつやジュースなども忘れずに。
災害時は、“いつも食べているもの”が、子どもにとっては大きな安心感につながります。
子どもと「台風対策」を話しておくことも大切
防災への備えは、大人が準備するだけでなく、子どもも一緒に防災グッズを揃えたり、家以外で災害にあった場合のルールを決めておくことも大切です。
例えば「大雨の日は川や用水路に近づかない」「強風のときは傘を使わない」など。 台風によって起こる自然現象や、その対策について、情報を共有しておくことで、子どもの防災意識も高まります。
我が家では、子どもが読みやすい防災に関する本を、目に付きやすいところに置いています。

災害のニュースをテレビなどで目にすると、自然と本を手に取っているので、子どもの中にも防災への意識があることを実感しています。
また、学校などで定期的におこなわれる、防災訓練や避難訓練の様子を、家族で共有するのもおすすめ。
訓練ではどのように避難したのか、台風情報が出たときの下校はどうするのかなど、行事をきっかけに家庭内で話題にすることも大切ですね。
仙台の防災情報はここでゲット!
防災情報は、正確で最新のものを確認することがマスト。
仙台市公式防災ページでは、避難情報や気象警報を随時更新。
宮城県の気象資料ページでは、過去の災害データも確認できます。
さらに、気象庁のサイトでは過去の台風の統計なども公開されており、備えを見直すきっかけになります。
地域の防災情報を定期的に確認し、正しい情報をキャッチしておけば、誤った情報に惑わされず冷静に行動できます。
▶「宮城県防災情報ポータル」はこちら
▶「仙台市公式HP 防災・緊急情報」はこちら
二迫川 周辺の状況(北上川水系)
出典:宮城県HP「みやぎ水害記録集(平成27年9月関東・東北豪雨)より
まとめ
仙台は、台風の直撃は少ない傾向にありますが、近年で起こっている水害を振り返ると、温暖化の影響で豪雨による浸水リスクは高まっています。
ハザードマップの確認や、家の内外の対策、防災グッズの準備。
そして、家族との情報共有を日頃から備えておくことが大切です。
水害から身を守るためには、「早めに避難する」「危険な場所に行かない」「命を最優先に行動する」が基本原則。
仙台でも被害の大きかった東日本台風など、過去の水害を教訓に、自分たちでできる備えを、1人でも多くの人が行動に移すことで、結果的に多くの命を守ることにつながるはずです。
※この記事は2025年8月時点での情報を基に作成しています。 ※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています
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