仙台の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、「くふうロコ仙台」編集部です。

仙台の中心部を流れる「広瀬川」は、仙台市民が気軽に散策を楽しめる憩いのスポットです。
仙台の美しい自然を象徴する、杜の都のシンボルでもあります。

広瀬川が登場する歌や漫画作品などもあり、仙台市民にとっては"単なる川以上の存在"といっても過言ではありません!

今回は、そんな「広瀬川」の魅力を深堀りしていきます!

【広瀬川とは?】仙台のシンボルと、その魅力

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広瀬川は、仙台の中心部を流れる一級河川です。
仙台の街は広瀬川の中流にあり、「杜の都・仙台」の風景を形作る象徴的な存在として市民に親しまれています。

広瀬川といえば、「広瀬川~流れる岸辺~♪」と、さとう宗幸さんが歌う「青葉城恋唄」の一節を思い出す人も多いでしょう。
1978年に発表された曲ですが、現在でもJR仙台駅の発車メロディに使われるなど、世代を超えて愛されている名曲です。

歌謡曲や映像作品などにも登場する機会が多い広瀬川は、春には西公園に桜が咲き誇り、夏には涼やかな清流が目を楽しませてくれます。
秋には紅葉や芋煮会で賑わい、冬には雪が積もり白鳥が飛来するなど、四季折々の魅力があります。

ジャズ漫画「BLUE GIANT」の聖地でもある!

ジャズ漫画「BLUE GIANT」の主人公である宮本大は、仙台に住む高校生。
広瀬川の河原で、毎日テナーサックスを練習しています。

漫画の冒頭や随所に広瀬川の風景が登場し、物語の重要な舞台の一つとなっています。

夢中でサックスを吹き続ける大の姿は、広瀬川の風景と共に印象的に描かれており、漫画を読んだファンの中には、作品の"聖地"として広瀬川を訪れる人もいるのだとか!

「ジョジョの奇妙な冒険」の広瀬康一は広瀬川が由来?

IMG_8100.JPG photo by くふうロコ仙台編集部

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦先生は仙台出身で、現在も仙台に住んでいます。

「ジョジョ」の第四部と第八部の舞台となっている杜王町は、仙台市がモデルになっているといわれており、登場するキャラクターの名前も仙台の地名にちなんだものが多いです。

第四部のメインキャラである”広瀬康一”と、同じく杜王町が舞台の第八部メインキャラの”広瀬康穂”の名字は、広瀬川や広瀬通が由来になっているといわれています。

「ジョジョ」ではほかにも、「花京院」や「八木山」など、仙台市民ならピンとくる名前がたくさん出てきます!

▶読み始めるなら"4部から"が正解ィーッ!ジョジョ特集はこちらッ!
意外!これが元ネタッ?仙台で【ジョジョの奇妙な聖地巡礼】ファン歴30年超が「過去1番の渾身調査」杜王町"神"スポット9選

【仙台観光ついでに散歩プラン】広瀬川を歩いて楽しもう【片道約25分】

ここからは、仙台観光のついでに、ランチ後やコーヒー片手に楽しめるお散歩プランをご紹介します。

市営地下鉄「勾当台公園駅」を出発して、定禅寺通の緑、西公園の自然、そして広瀬川の景色を堪能できる、片道約25分のコースです。

1.勾当台公園駅出発

勾当台公園駅周辺には、おしゃれなカフェがたくさんあるので、ランチを楽しんだ後や、コーヒーをテイクアウトして出発しましょう。

2.定禅寺通のケヤキ並木を散策(約10分)

02.JPG photo by くふうロコ仙台編集部

仙台駅前から続く定禅寺通は、美しいケヤキ並木が続く遊歩道です。
彫刻を眺めたり、木漏れ日の中をゆっくり歩いたりするのにぴったり。

ベンチもあるので、コーヒーを飲みながら休憩するのも良いでしょう。

3.西公園へ(約5分)

定禅寺通を西へ進むと、緑豊かな西公園が見えてきます。
春には桜が美しく咲き誇り、市民の憩いの場となっています。

公園内を少し散策して、自然を感じてみましょう。

4.広瀬川(大橋)へ(約10分)

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西公園の西側から広瀬川方面へ歩くと「大橋」が見えてきます。

大橋の上からは、広瀬川の流れと両岸の景色を一望できます。
川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。

ここで折り返して仙台駅に戻るのも良いですし、もう少し川沿いを散策することも可能です。

【広瀬川と桜】お花見スポット3選

西公園(仙台駅から徒歩15分)

西公園2.jpg 出典:仙台観光国際協会HP

西公園は、明治8年に開園した、市内で最も古い都市公園です。
園内では、ソメイヨシノやシダレザクラなど約100本の桜が楽しめます。

桜のシーズンには多くの屋台が立ち並び、自由に利用できるテーブルの設置もあるので、手ぶらでのお花見もOK。

地下鉄東西線からのアクセスも抜群で、近隣には仙台城跡や青葉山公園などの観光スポットも充実しています。
また、夜にはライトアップも実施され、幻想的な雰囲気の中で夜桜を満喫できますよ。

■西公園
住所:宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園1-3
アクセス:仙台地下鉄東西線大町西公園徒歩1分
駐車場:なし
西公園花見協賛会HP

広瀬橋周辺

広瀬公園.jpg 引用:仙台市広報課Facebook

広瀬橋から宮沢橋の間には桜並木が続いており、川沿いの堤防を散策しながらお花見を楽しむことができます。

堤防の上でセキレイなどの野鳥が羽を休めていることもあり、運が良ければ次の飛来地に飛び立つ前の白鳥も見られます。

北側の堤防の脇には広瀬公園があり、遊具やベンチが設置されているので、歩き疲れたときは木陰で一休みするのもおすすめ。

石橋屋跡のしだれ桜

石橋屋.jpg 引用:仙台市広報課Facebook

広瀬川の支流である七郷堀にかかっている舟丁橋のたもとに「石橋屋」という明治創業の老舗の駄菓子屋さんがありました。

お店は2023年に閉店してしまいましたが、かつては、趣のある古風な建物と、川面にかかるように咲くしだれ桜のコントラストが美しく、多くの人に親しまれていました。

お店の脇に植えられていたしだれ桜は今も残っており、SNSではたくさんの写真がアップされています。

【釣り好き必見!】広瀬川で釣れる魚&おすすめスポット

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広瀬川では、ヤマメ、イワナ、アユ、ウグイ、コイ、フナ、ウナギ、オイカワ、ワカサギなど、様々な魚種が釣れます。

上流域ではヤマメやイワナ、中流域ではアユ、下流域ではコイやフナなどが多く釣れるそうです。

ただし、広瀬川には漁業権が設定されているため、川で釣りをする際には「広瀬・名取川漁業協同組合」が発行する許可証が必要です。

おすすめのポイントは、宮沢橋から広瀬橋、JR東北本線の鉄道橋付近ですが、この付近にある愛宕堰や郡山堰の周囲は禁漁区域に設定されているので、事前に確認しておきましょう。

▶詳しくはこちら(宮城県HP・河川や湖沼で遊漁を行う皆様へ)
▶遊漁料についてはこちら(宮城県HP・遊漁料一覧表)

【サイクリング&ジョギング】広瀬川沿いの快適コース

広瀬川サイクリングコース

広瀬川の両岸には、整備されたサイクリングロードがあり、地元のサイクリストたちに人気のコースとなっています。

広瀬橋〜名取川・広瀬川合流部〜広瀬橋コース: 約8km(所要時間約2時間)

引用:広瀬川ホームページ

広瀬橋を出発し、広瀬川・名取川合流部で折り返して広瀬川まで戻って来るコースです。

途中で八本松緑地や中河原緑地の中を通り、河川敷の風を感じながら走ることができます。

ゴール前に、伊達藩の代々の藩主が江戸へ赴く際に必ず参拝し、旅の安全を祈願したと伝わる「旅立稲荷神社」に立ち寄るのもおすすめです。

ジョギングコース

仙台のシンボル、広瀬川河川敷コース:約10km

引用:今こそ!走ろうにっぽんWebサイト

愛宕大橋をスタート地点とし、広瀬橋を経由して閖上大橋を目指す全長10kmのコース。
高低差も少なく、走りやすいのが魅力です!

コースの堤防には500mごとにラインが引かれているので、自分のペースや現在の位置を把握しながら走ることができます。

車が通行しないように規制されているので、 安全面もバッチリです。

広瀬川澱(よどみ)緑地公園タータンコース:約2km

引用:今こそ!走ろうにっぽんWebサイト

澱橋をスタート地点とし、牛越橋までの広瀬川左岸を走るこのコースは、平坦で走りやすく距離表示もあるので、インターバルトレーニングなどのスピード練習にも最適。

牛越橋で折り返せば、往復2kmのランニングができるので初心者でも楽しめます。
もっと距離を伸ばしたい方は、そのまま作並街道(県道31号線)に出て走ることもできます。

コースの近くには、国宝の「大崎八幡宮」があるので、ランニングを楽しんだ後はぜひ足を運んでみてください。

【花火を楽しむ】広瀬川の花火はいつ?手持ち花火はできる?

仙台七夕花火祭(8月5日)

仙台七夕花火祭.jpg 引用:仙台七夕花火祭公式Instagram

毎年8月5日に「仙台七夕まつり」の前夜祭として開催される『仙台七夕花火祭』。
広瀬川沿いの西公園や青葉山公園が会場となり、約16,000発の打ち上げ花火が仙台の夜空を彩ります。

観覧席は、イスやテーブルが付いた有料観覧席と、持参したシートに座って見ることができる無料観覧席に分けられており、打ち上げ場所に近い有料観覧席では、大迫力の音と光の協演を体験することができます。

2025年の開催概要は、仙台七夕花火祭公式サイトやInstagramで発表されるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

広瀬川灯ろう流し

広瀬川灯籠流しの花火.jpg 引用:広瀬川灯ろう流し公式Instagram

『広瀬川灯篭流し』は、仙台市広瀬川で行われる伝統のイベントです。

もともとは、江戸時代に冷害や飢饉で広瀬川周辺で餓死した人々の慰霊のために始まった行事だったといわれています。

その後、夏祭りとして花火も打ち上げられるようになり、一時中断された後、市民の手によって復活し、現在では毎年8月20日に開催されています。

イベントでは、自分の願いを書き込んだ灯篭を川に流すほか、コンサートやメッセージ花火の打ち上げが行われます。
2024年の開催時は19:45頃から花火の打ち上げがスタートしました。

市内の各商店街や公式オンラインショップで、灯籠の引換券が販売されており、付属の用紙に故人の供養や願い事などを書いて灯籠に貼ることができます。

広瀬川で手持ち花火はできる?

手持ち花火.jpg

広瀬川沿いにはたくさんの公園・緑地がありますが、仙台市が管理する公園・緑地での花火は、原則として禁止されています。

それ以外の、国や宮城県が管理する河川敷では、他人に迷惑をかけない範囲内で自由使用できますが、土地が占用許可を受けて他の自治体などに貸し出されている場合は、中に入ることができません。

使用可能な河川敷を知りたい場合は、仙台河川国道事務所(名取川合流地点から広瀬橋まで)や、宮城県の仙台土木事務所(広瀬橋から上流)に確認しましょう。

仙台河川国道事務所のHPはこちら
仙台土木事務所(宮城)のHPはこちら

※この記事は2025年4月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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「くふうロコ仙台」編集部
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