地元民が行ってみた!【秋保大滝】絶景ポイントと混雑対策「映えグルメ」仙台から1時間半で最高の観光

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターの仙台カフェグラムです。
今年で仙台在住歴は13年。
食に対する執念からか、美味しいお店をリサーチすることが大得意!
そんな私が見つけた、仙台周辺のとっておきをご紹介します♪
今回は、仙台から1時間半。
日本を代表する名所と、周辺のグルメ&観光情報をご紹介します!
「秋保大滝」とは?日本の滝百選に選ばれる名滝
秋保大滝(あきうおおたき)は、宮城県仙台市太白区秋保町にある日本を代表する名瀑(めいばく)の一つです。
滝の高さは55メートル、幅6メートルという壮大なスケールを誇り、その豪快な水の流れと轟音は、訪れる人々に畏怖の念を抱かせるほどです。
特に、滝壺に広がる水しぶきが陽の光を浴びて虹をかける瞬間は、まさに自然の芸術といえる美しさ。
滝周辺は、蔵王国定公園や宮城県立自然公園二口峡谷の一部として、豊かな自然が広がっています。
春の新緑、夏の涼やかな渓流、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の絶景が楽しめるのも大きな魅力。
「日本の滝百選」に選ばれ、昭和17年には国の名勝にも指定されており、その景観美と価値は広く認められています。
秋保大滝の文化と歴史
秋保大滝の名前の由来は、古来より温泉地として親しまれてきた「秋保(あきう)」という地域名にあります。
秋保では、古くから自然崇拝の信仰が根付いており、滝そのものも神聖な場所として崇められてきました。
滝の周囲には神社や祠が点在し、地域の人々によって大切に守られてきた歴史があります。
壮大な景観は、単なる観光名所としてだけではなく、古来から人々の心を癒やし、神秘的な力を感じさせる存在でした。
秋保大滝へ行ってみよう!
自然の壮大な美しさを体感できる秋保大滝。
アクセス方法も簡単です!
【バスで行く場合】
• 仙台駅から
JR仙台駅西口バスターミナル8番乗り場から宮城交通「秋保大滝行き」に乗車。
「秋保大滝」バス停で下車(※土曜・休日のみ運行)。
• 愛子駅から
JR愛子駅2番乗り場から市営バス「秋保温泉・二口方面線」に乗車。
「秋保大滝」バス停で下車。
【車で行く場合】
• 仙台駅から約40分
ドライブがてら、美しい景色を楽しみながらのアクセスもおすすめです。
【駐車場情報】
• 普通自動車:約200台
(大駐車場、臨時駐車場、滝つぼ駐車場を合わせた台数です)
• 大型自動車:約6台
駐車場のスペースも十分に用意されているため、車での訪問も安心です。
秋保大滝を楽しむ2つのスポット! 展望台と滝壺からの絶景を満喫
秋保大滝を楽しむポイントは2つあります。
それぞれ異なる角度から滝の迫力を体感できるため、ぜひ両方訪れてみてください。
1. 「展望台」から滝を見下ろす
展望台からは、滝を上から見下ろす迫力満点の景色を楽しめます。
展望台へは、駐車場から秋保大滝不動尊の境内を通って、徒歩約3分で到着します。
見落としてしまいそうですが、赤枠が展望台へ行く階段の入り口です。
階段の入り口で、すでに滝の音が聞こえてきます。
階段は整備されていて降りやすいですが、冬は凍った雪で滑りやすいので注意です!
2. 滝壺から滝を見上げる
もう1つのおすすめスポットは、滝を下から見上げる滝壺ポイントです。
展望台の駐車場から、徒歩20~30分ほどで滝壺まで行けますが、坂道が続くため体力に自身のない方は、滝壺近くの専用駐車場を利用するのがおすすめです。
滝壺駐車場は、15台くらい停められます。
熊出没注意の看板横が階段入り口です。
急斜面のため、冬は滑らないように気をつけて!
また、雪や雨の日は地面がぬかるんでいるので長靴が必須。
冬は、小さな子どもを抱っこして移動するのは結構大変かもしれません。
階段を降りると、すぐに滝が見えてきます。
滝壺スポットまでは、ここから徒歩5分くらいです。
厳寒で見る大滝は別格!
滝壺から眺める光景は圧巻そのもの。
自然の壮大さと力強さが全身に迫ります。
夏空に舞う、きらめく水しぶきも美しいですよ。
※写真は公式引用
見学の所要時間は、 徒歩で往復の場合、約40~50分。
車を利用する場合は、約30分くらいです。
歩く距離や体力に合わせてコースを選び、秋保大滝の大自然を楽しみましょう!
紅葉ピーク時期の混雑状況と、おすすめの訪問時間
例年10月中旬〜11月上旬が紅葉のピークと言われています。
今年は色づくのが例年よりもすこし遅かったようで、11月からシーズンインした様子。
景色を堪能するためには、混雑を避ける工夫も大切!
平日と週末・祝日の混雑傾向を参考に、計画を立ててみてください。
【平日の混雑状況】
おすすめ時間帯:午前7時~11時
この時間帯は特に静かで、ゆっくりと滝を堪能できます。
• 午前中:混雑とまではいきませんが、11時以降は人が増え始めます。
• 午後:15時頃まで訪問者が多めです。
• 夕方:15時以降は人出が減少し、比較的落ち着きます。
【週末や祝日の混雑状況】
おすすめ時間帯:午前7時~9時
この時間帯は静かな紅葉を楽しむことができます。
• 朝:午前10時頃から徐々に人が増え始めます。
• 午後:午後3時頃までは混雑のピークです。
• 夕方:午後6時頃から人が減り始めます。
過去のデータでは、午前10時~午後3時が最も混雑し、駐車場が満車になることも。
早朝の滝は、静寂の中で紅葉と水音が幻想的。
混雑を避けたい方は、ぜひこの時間帯を狙ってみてください。
秋保大滝を堪能した後は…グルメ&観光おすすめモデルプラン
荘厳な滝とともに祀られるお不動さま【秋保大滝不動尊】
秋保大滝不動尊は、荘厳な秋保大滝を背景に、不動明王を本尊とする真言宗智山派の寺院です。
正式名称は「滝本山西光寺」で、東北三十六不動霊場の29番札所、みちのく巡礼の第26番札所にもなっています。
その歴史は、平安時代にまでさかのぼります。
平安時代、比叡山延暦寺の三世座主である慈覚大師円仁が、立石寺(山寺)を開基する旅の途中にこの地を訪れました。
円仁は、秋保大滝の壮大な景観と厳かな雰囲気に心を打たれ、この地で修行を行ったと伝えられています。
その後、再びこの地に戻り、不動明王を祀ったことが秋保大滝不動尊の始まりとされています。
現在の不動堂と不動明王坐像は、江戸時代に中興の祖・知足上人の大願成就により建立されたものです。
知足上人の御影像は、「開山知足堂」に祀られています。
秋保大滝不動尊の境内には四季折々の美しい植物が生息し、天然記念物級の自然が広がっています。
荘厳な滝音に包まれ、歴史ある建造物と自然が調和する神聖な雰囲気を体感してください。
写真引用:秋保大滝不動尊公式サイト
休憩とランチはここで!【秋保大滝れすとはうす】
秋保大滝観光の際に、休憩に利用できる施設です(無料休憩所もあり)。
バリアフリー対応で、車椅子の方でも利用できる多目的トイレがあります。
秋保不動尊から徒歩30秒で、昼食やお茶をするのにぴったり。
「ホントに美味しい!」というソフトクリームが気になりますね〜!
フードメニューはパスタやカレー、ドリアなど。
限定10食のセットメニューをつけるのが、お店のおすすめのようです。
というわけで頼んでみました!
地元で採れた新鮮な季節の野菜をたっぷり使った「ワンプレートセット」。
日替わりで提供される内容は、色とりどりの漬物やサラダ、丁寧に煮込まれた煮物など、バラエティ豊かです。
ひとつつひとつ小皿に盛り付けられたお料理は、見た目も美しく、ほっとする味わい。
フードメニューに+400円(税込)でセットにすることも、1,000円(税込)で単品として楽しむこともできます。
こだわりの醤油をベースに仕上げた「和風パスタ」(1,200円)は、季節の野菜がふんだんに使われています。
この日は茗荷、きのこ、季節の野菜、仕上げにたっぷりの海苔がのせられていました。
茗荷の爽やかな香りと海苔の磯の香りが醤油ソースと絡み合い、野菜の旨味がソースに溶け込んで、どこか懐かしくも新しい味わい。
挽きたてのコーヒー(450円)は絶品!
滝で少し冷えた体に染み渡る、至福の一杯です。
店内は、温かな木のぬくもりに包まれた心地よい空間。
高い天井と大きな窓から差し込む柔らかな日差しが、開放感あふれる居心地の良さです。
店内には手作りの地元の商品が並びます。
新聞紙アートのバッグや…。
秋保のおばあちゃんの手編みニット帽。
素晴らしい手作業ですね。
四季折々の美を楽しむ!自然の楽園【秋保大滝植物園】
秋保大滝から徒歩3分の「秋保大滝植物園」では、自然林を含む約900種の植物を見ることができます。
四季折々の景色を楽しみながら散策できるまさに癒しのスポット!
見どころやイベント情報も交えてご紹介します。
秋保大滝れすとはうすからは、徒歩30秒です。
【秋保大滝植物園 3つの見どころ】はこちら!
見どころ1. 四季折々の植物観察
春(4月上旬~5月)にはシャクナゲやツツジ類が咲き誇り、華やかな景色を楽しめます。
秋には紅葉が見事で、園内が鮮やかな色彩に包まれます。
見どころ2. 炭焼き小屋とすだれ滝
自然の魅力をさらに引き立てる炭焼き小屋やすだれ滝が点在し、園内散策をより楽しいものにしてくれます。
見どころ3. 季節イベント「秋保大滝植物園まつり」
春と秋に開催されるこのイベントでは、植物観察や特別な催し物を通じて自然の魅力を存分に味わうことができます。
【開園期間と利用料金】
・開園期間:4月1日~11月30日(無休)
・開園時間:9:00~16:30(最終入園16:00)
・利用料金
大人:240円
高校・大学生:180円
小・中学生:120円
団体(30人以上)は2割引き、未就学児は無料です。5月4日「みどりの日」は無料開放。
※利用料金の減免制度については、各種手帳や証明書の提示が必要です。
【見学時間の目安と駐車場】
・見学時間:約30分
・駐車場:普通自動車250台、大型自動車6台を収容。
【アクセス】
・JR仙台駅から
宮城交通バス「秋保大滝行」(土日祝日のみ運行)で「秋保大滝」下車すぐ
・JR愛子駅から
市営バス「二口行」または「野尻町北行」で「秋保大滝」下車すぐ
写真引用:仙台日和
まとめ
・ 秋保大滝は高さ55メートル、幅6メートルの日本の滝百選に選ばれる名瀑。
• 展望台から滝を見下ろす景色と、滝壺から見上げる2つのポイントで絶景を楽しもう。
• 滝見学の後は「秋保大滝不動尊」「秋保大滝れすとはうす」「秋保大滝植物園」の観光がおすすめ!
※この記事は2024年12月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
