スマホ待受で金運アップ!仙台の都市伝説【仙台四郎】とは?ご利益バツグン!人気スポットからグッズまで全紹介

こんにちは、「くふうロコ仙台」編集部です。
仙台の福の神といわれる「仙台四郎」は、現在でも地元企業のCMに使われるなど、多くの仙台市民に愛される存在です。
ところで皆さんは、なぜ仙台四郎が福の神と呼ばれるようになったのかご存じでしょうか?
今回は、仙台四郎が福の神になった由来や魅力、仙台四郎が祀られているスポットなどについて紹介します。
仙台四郎は、商売繁盛の福の神!
引用:Wikipedia
仙台四郎は、江戸時代末期から明治時代にかけて実在した人物で、仙台市に暮らしていました。
生年は安政元年(1854年)頃、鉄砲鍛冶職人の家系の四男として生まれました。
仙台四郎という呼び名は亡くなった後につけられたもので、本名は親族の方によれば「芳賀豊孝」だったと伝えられています。
兄の二男・三男は幼い頃に亡くなったため、男の子だとまたすぐ亡くなるのではと心配した両親は、四郎に女の子の着物を着せるなど大切に育てていたそうです。
四郎は言葉を話すのが苦手だったため、人々から「しろばか」と呼ばれることもありましたが、いつも笑顔を絶やさず、純粋な心で街中の人々に愛されていました。
仙台四郎が福の神と呼ばれるようになった由来は、「彼が訪れたお店には、なぜかお客が増えて繁盛する」という現象がよく見られたからです。
一方で、彼が呼ばれても行かなかったお店は閑古鳥が鳴き、ついには倒産してしまうことがあったと言われています。
引用:三瀧山不動院公式サイト
このような現象が続いたため、仙台市民は「四郎は商売繁盛の福の神ではないか?」と考えるようになり、地元の商人たちからも彼の存在が特別視されるようになりました。
ついには、「仙台市長のことは知らなくても、四郎を知らない人はいない」と言われるほどの有名人になったそうです。
仙台四郎は乗り物が大好きで、馬車や汽車に乗って、山形や福島方面に出かける姿が目撃されています。
最期は福島県の須賀川町(現在の須賀川市)で亡くなったと伝えられていますが、当時の新聞には「釜山を漫遊中」と書いていたものもあり、正確な没年は不明なのだとか。
生きている内から福の神と呼ばれ、人知れずどこかに去っていくなんて、本当に神様みたいでとてもミステリアスですね。
謎が多い仙台四郎さんですが、今でも仙台市内の商店を中心に、商売繁盛を祈念して彼の写真や置物などが飾られています。
仙台での知名度はどのくらい?
仙台で生まれ育った人なら、地元企業のCMやお店に飾られている写真などで一度は仙台四郎の姿を見たことがあるはず。
引用:Wikipedia
現在でも、お正月の初売りシーズンになると仙台中心部のアーケード街などで、イメージキャラクターの仙台四郎を描いた旗や幟(のぼり)が飾られます。
近年ではJR東日本のCMに登場したほか、吉本興業が仙台四郎をテーマにした喜劇の上演を計画していることもあり、仙台市民以外にも存在が知られるようになってきました。
漫画の題材になることもあり、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるさんが「神秘家列伝」という書籍の中で、仙台のあちこちで写真が飾られているおかしな男、として仙台四郎を紹介しています。
仙台四郎の生い立ちや福の神と呼ばれるようになったエピソードが面白おかしく描かれているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
仙台四郎にあやかりたい!グッズや待ち受けのご利益
現在でも、福の神として写真や置物が飾られている仙台四郎。
いつも朗らかな笑顔で街の人たちに親しまれてきた仙台四郎の写真には、商売繁盛のほかにも、家内安全、学業成就や無病息災などの開運招福のご利益があると言われています。
仙台市内のおみやげショップでは仙台四郎をモチーフにしたグッズも販売されており、商売を始めた人などへ縁起物としてプレゼントすると喜ばれますよ。
仙台駅内のお土産屋でも仙台四郎グッズが販売されていることがありますが、いろいろな仙台四郎グッズを見てみたい場合は、クリスロード商店街にある「三瀧山不動院」や、ハピナ名掛丁にある「大正園」、一番町のマーブルロードおおまちにある「こけしのしまぬき」がおすすめです。
また、一部のインフルエンサーやYouTuberを中心に、「仙台四郎の写真や肖像画をスマホの待受け画像にすると運気が上がる」という噂が流行っているそうです。
真偽のほどは不明ですが、写真にご利益があるなら待ち受け画像にしてもなにかのパワーがあるかも…?
住所:宮城県仙台市青葉区一番町三丁目1-17 しまぬきビル1階
アクセス:地下鉄東西線「青葉通一番町駅」から徒歩約3分
電話番号:022-223-2370
営業時間:10:30 ~ 19:00
定休日:毎月第2水曜日(8月を除く)/元日
こけしのしまぬき 公式サイト
住所:宮城県仙台市青葉区中央1丁目8番33号
アクセス:JR仙台駅から徒歩3分
電話番号:022-223-3080
営業時間:【1F店舗】10:30~18:30、【2F茶房】12:00~20:00(繰り上げの場合あり)
定休日:木曜日
お茶と和雑貨の店 大正園 公式サイト
仙台四郎安置の寺として知られる「三瀧山不動院」
クリスロード商店街に鎮座する「三瀧山不動院」は、「みたきさん」の通称で親しまれている加持祈祷の寺院です。
大日大聖不動明王を本尊として祀っているほか、仙台四郎安置のお寺として毎年多くの参拝客が訪れる人気スポットになっています。
仙台四郎像は本堂の左手に祀られています。
参拝客の内訳は地元民から観光客まで様々ですが、やはりお店を経営している方が多いそうです。
仙台の街が不景気になったときほど、商売繁盛のご利益を求めて参拝客が増えるとのこと。
写真にそっくりな笑顔をしている像の前には、ペットボトルの水やりんごなどの果物がお供えしてありました。
仲見世には、仙台四郎の置物や色紙、のれん、手ぬぐいなどたくさんのグッズが…!
部屋に飾ると商売繁盛、家内安全、学業成就や無病息災などの開運招福のご利益があると言われています。
寺院の入口には、お茶の菅原園が運営する「三瀧茶屋」が営業しており、抹茶ラテやほうじ茶ラテなどで一息つくことができますよ。
引用:Wikipedia
また、毎年7月28日に催される夏の大例祭では、山伏やてこ舞の列に混じって仙台四郎の山車が登場してアーケード内を練り歩きます。
もはや七福神のようなありがたい存在になっていますね。
仙台四郎の置物・グッズの効果的な飾り方
仙台四郎の写真や置物には、家庭や店舗に飾ることで福を呼び込む力があるのだそうです。
三瀧山不動院のホームページによると、家庭では東南(辰巳)の方角に向けて飾り、店舗では入り口に向けてお客様を迎える形で飾ると商売繁盛や家内安全、さらには学業成就や健康祈願のご利益が得られると言われています。
仙台市民にとっての「仙台四郎」
生前から福の神として仙台の街を見守り続けてきた仙台四郎。
現在でも街中で様々な姿の仙台四郎を見かけることができます。
こちらはJR仙台駅の駅事務室前に置かれている「仙臺驛四郎(せんだいえきしろう)」。
駅員の制服に身を包んだ四郎さんが、駅の利用者を優しく見守っています。
仙台朝市には黄金の仙台四郎像が飾られています。
台座の名札のところをよく見ると、たくさんのお賽銭が…!
賽銭箱もないのに自然とお金が集まってくるなんて、さすがは福の神ですね!
最後はクリスマスシーズンが近づくと現れるサンタの仙台四郎。
こちらは2003年頃からクリスロード商店街のアーケードに飾られるようになった巨大なバルーン人形です。
場所はちょうど三瀧山不動院の入口近くなので、お参りに行ったついでに見ることができます。
編集部が訪れた日も、サンタ四郎の後ろ姿を見ただけで「あ、仙台四郎だ!」と声を上げる若い女性がいて、世代を超えて仙台市民に愛されている存在なのだと改めて思いました。
仙台に住んでいると、ランチタイムに入った食堂などで仙台四郎の写真や置物が飾られていたりするので、みなさんもお出かけの際に探してみてくださいね!
※この記事は2024年11月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。
