仙台の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターのりるです。

宮城育ちで仙台在住歴は13年。
夫の転勤で県外暮らしも経験したけれど、やっぱり仙台は暮らしやすくて大好きな街!
そんな私が、今回も仙台の名物品をご紹介します♪

突然ですが、「霜ばしら」という飴菓子を知っていますか?

地元民もなかなか手に入らない、入手困難な仙台銘菓として、SNS上でも話題となっている「霜ばしら」。
今回「くふうロコ仙台」編集部が総力を挙げて、「霜ばしら」の購入に成功したのでご紹介します!

すでに「霜ばしら」をご存じの方は、ソックリ!と噂の、菓匠三全で販売されている「晒よし飴(さらよしあめ)」も気になっているはず…!

「2024年地方発ヒット大賞」にも選出された、今話題の超高級仙台銘菓「霜ばしら」を紹介しながら、気になる菓匠三全の「晒よし飴」との違いについてもチェックしていきます!

購入制限あり!入手困難な激レア仙台銘菓「霜ばしら」とは?

霜ばしら 外箱1.jpg

「霜ばしら 」は、薄い板状の飴を何重にも重ねた、とても繊細な飴菓子です。

名前の通り、霜柱の美しい模様を忠実に再現。
少しでも力を加えてしまうと、簡単に割れてしまうほど繊細なお菓子で、職人の技を感じる逸品です。

「霜ばしら」は10月~4月までの冬季限定販売。
霜柱が立ち始める季節に合わせて、菓子職人が手作業によって製造を始めます。

寒い時期にしか販売されない理由は、気温が高い季節は「霜ばしら」が溶けてしまうからだそう。

「萩の月」で有名な、菓匠三全で販売されている飴菓子「晒よし飴」も、季節限定商品として冬の時期に販売されています。

晒よし飴 外箱1.jpg

「霜ばしら」「晒よし飴」ともに、オンライン販売を中心に、限られた店舗のみでしか販売されていないので、販売情報はこまめにチェックすることをおすすめします!

緊張走る!いざ「霜ばしら」開封の儀!

霜ばしら 外箱2.jpg

箱を開けると、「霜ばしら」の取り扱いについての注意書きが入っています。

霜ばしら 開封1.jpg

湿気・衝撃・熱に弱いとのこと。
器を扱うように丁寧に開けます。

霜ばしら 缶.jpg

缶の蓋を開けてみると、さらに中蓋が。

霜ばしら 開封2.jpg

缶いっぱいに敷き詰められた真っ白な粉は「らくがん粉」。
お米を原料とした食材で、料理やお菓子作りに使うこともできます。

サラサラした、らくがん粉の真ん中に顔を出している「霜ばしら」は、箸などで取り出すのがおすすめ。

霜ばしら開封6.jpg

細い糸が何重にも重なっているような「霜ばしら」の厚みは5ミリ程度。
指に力を入れると、簡単に割れてしまうほど繊細です。

取り出す瞬間は、まさに霜柱を見つけたときの冬の光景が目に浮かびます。

霜ばしら開封7.jpg

缶いっぱいに入ったらくがん粉を別の容器に移すと、底には「霜ばしら」がびっしりと敷き詰められています。

霜ばしら中身全体.jpg

そっくりで話題!菓匠三全「晒よし飴」との違いは?開封して比較

菓匠三全の「晒よし飴」も、「霜ばしら」同様、取り扱い方法は湿気・熱・衝撃に注意とのこと。
「霜ばしら」との違いについて見ていきましょう。

箱を開けると、「晒よし飴」の由来について書かれています。

晒よし飴 開封1.jpg

説明書きは2枚。
「晒よし飴」には中蓋がありません。

勢いよく缶を開けてしまうと、中の「菓子種」が飛び散るため、開封の際は静かに開けるよう注意書きがありました。

晒よし飴 説明書.jpg

中蓋がない分、缶を囲うようにテーピングされていました。

晒よし飴 開封テープ.jpg

注意書きの通り、そーっと慎重に開けると、こちらも「菓子種」が缶いっぱいに入っていました!

「霜ばしら」同様、箸を使って取り出そうとしましたが…。

晒よし飴 缶開封.jpg

こちらは、箸ではびくともしません!
「菓子種」を別の容器に移して、手で引き抜きます。

晒よし飴 取り出し1.jpg

ぎっしり詰まった「晒よし飴」の1枚目を取り出すには、少々力を込めないと引き抜けません。
繊細な飴菓子であることを忘れないよう、丁寧に取り出してくださいね。

晒よし飴 中身取り出し2.jpg

出てきた「晒よし飴」は、「霜ばしら」2枚分ほどの長さ!
厚みは「霜ばしら」と同じ5ミリ程度です。

「霜ばしら」と同様、指に力を入れるとすぐに割れてしまいます。
飴の中心部は、特に割れやすいのでご注意ください。

晒よし飴 取り出し3.jpg

「霜ばしら」「晒よし飴」内容量の違いは?

「霜ばしら」の内容量は40枚ほど。
中に入っている「らくがん粉」の量も多く、パウダーに近い細かい粒でサラサラしていて、くすみのない真っ白な色をしています。

霜ばしら 粉の量.jpg ※「霜ばしら」に入っている「らくがん粉」

「晒よし飴」は35枚ほど入っています。
「菓子種」の量は、「霜ばしら」のらくがん粉の量と比べると少なくて、粒も大きめでパラパラしています。

少し色味を感じる、オフホワイトのような印象です。

晒よし飴 粉の量.jpg ※「晒よし飴」に入っている「菓子種」

両方に入っている粉は、飴菓子を湿気や衝撃などから守る大切な役割を果たしています。
開封したあとは、粉を缶に戻して保存しましょう。

入手困難すぎる激レア仙台銘菓「霜ばしら」を地元民が実食!

ようやく取り出した「霜ばしら」。
味への期待はどんどん高まって、ワクワクします!

真っ白で透き通るような「霜ばしら」を間近で見ると、改めて職人技の素晴らしさを感じます。

霜ばしら 3個.jpg

口に入れて自然と割れ始めた瞬間、スッと溶けて消えました!
時間にするとほんの2~3秒。

飴が口の中にあるうちは、優しい甘さを存分に楽しめて、溶けきってしまうと甘さもスッと無くなり、ついつい2枚目に手が伸びてしまうほど。

「霜ばしら」は、優しい甘さの中にも、パキっとした印象を与え、まさに冬の寒さに表れる霜柱のイメージそのもの。

高級感のあるパッケージと飴菓子の繊細さは、特別なシーンの贈り物におすすめ。
冬季限定で入手困難な仙台銘菓としても、話題性がありますね!

菓匠三全の「晒よし飴」も、地元民が実食して比較!

「霜ばしら」との違いが気になる菓匠三全の「晒よし飴」。
こちらも実食しました。

晒よし飴 取り出し後.jpg

「霜ばしら」2枚分くらいの長さなので、ひと口でいけるかな?と一瞬悩みましたが、ここは一気にひと口でいただきました。

口の中で2つに割れた瞬間、ふわっとした甘さが口いっぱいに広がります。
飴が大きい分、「霜ばしら」よりも、甘さの広がり方が断然大きく、1枚の満足感も高いです。

「晒よし飴」の満足感のある1枚は、ふわっとした甘さが口いっぱいに広がって幸福感で満たされます。

昔ながらの懐かしさも感じられる飴菓子です。

「霜ばしら」と「晒よし飴」気になるお値段の違いは?

「霜ばしら」と「晒よし飴」中身比較.jpg

気になるのはお値段。

「霜ばしら」は、1缶4,320円(税込)。
初めて「霜ばしら」を知った方は、驚くかもしれませんね。

職人による手作業での製造や、飴の芸術品と呼ばれるほどの繊細さは、仙台の冬を思い出し、口にした人の心と記憶に残るはず。
特別な日の贈り物として、選んでみてはいかがでしょうか。

一方で、「晒よし飴」のお値段は一缶2,900円(税込)と、「霜ばしら」よりリーズナブル。
飴のサイズも大きいので、食べ応えも感じられます。

定番の「萩の月」と一緒に贈ってみるなど、いつものお土産にプラスしてみるのもいいかもしれません。

「霜ばしら」と「晒よし飴」2.jpg

2024年地方発ヒット大賞受賞!「霜ばしら」を手がける「九重本舗玉澤」とは?

「九重本舗玉澤」は、1675年(延宝3年)創業の、仙台市に本社を置く老舗和菓子企業です。

「九重本舗玉澤」は、初代玉澤伝蔵が仙台藩主に招かれ、仙台・国分町に「御用御菓子司」として開業したことが始まり。
国分町の横丁は「玉澤横丁」と呼ばれるほど、多くの人に親しまれました。

玉澤歴史.png 九重本舗玉澤HPより引用

明治天皇への献上品は「東久世通禧公」より「九重(ここのえ)」と命名され、現在の玉澤の商号のきっかけとなりました。
名掛丁、南町通りを経て、現在は仙台市太白区郡山に本社を置いています。

2025年に創業350年の節目を迎えるにあたり、2024年10月にサンモール一番町に「九重本舗玉澤 本店」をリニューアルオープンしました。

玉澤リニューアル.jpg 九重本舗玉澤公式Xより引用

新店舗では、イートインスペースも併設されているので、玉澤の和菓子をその場で楽しむことができます。

販売開始から約50年となる「霜ばしら」は、今年「2024年地方発ヒット大賞」を受賞。
創業350年の伝統を守りながら、仙台を支える地元企業として、全国に玉澤の名を広げ続けています。

地元民なら一度は食べてみたい!「霜ばしら」を買う方法は?

「霜ばしら」は、九重本舗玉澤本店と、公式オンラインショップのみで販売しています。
お1人様1個までの購入制限があり、販売数も連日限定されているため、公式オンラインショップでは、予約受付という形が取られています。

予約受付開始の案内は、九重玉澤本舗の公式SNSで告知しているので、フォローをしてこまめにチェックするのがおすすめです。

菓匠三全「晒よし飴」の入手方法はこちら!

菓匠三全の「晒よし飴」は、公式オンラインショップにて、毎日10時からお1人様5箱までの購入制限ありで販売。
こちらも連日数量限定です。

店舗での販売は、菓匠三全 卸町本店、泉インター店、大河原バイパス店、栄町店(土日休業)、白石本町店、松島寺町小路店、古川台町店の7店舗で販売しています。

「霜ばしら」「晒よし飴」ともに、Amazonや楽天市場などの、外部の通販での販売はありません。

繊細な飴菓子のため、取り扱いに注意が必要なことから、公式以外の通販サイトでの購入は品質の保証はなく、商品に対しての問い合わせも受け付けていません。
安心安全な商品を購入するためにも、公式のショップを利用することをおすすめします。

1日で「霜ばしら」「晒よし飴」両方ゲット!「裏技」を一挙大公開!

「くふうロコ仙台」編集部が「霜ばしら」「晒よし飴」を1日でゲットした方法を公開しちゃいます!

公式オンラインショップでも、毎日”即完売”でなかなか買えない!
何度「在庫なし」という言葉を目にしたことか!と嘆いている方が多いのでは?

激レアすぎる「霜ばしら」「晒よし飴」を、一度は食べてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、開店時を狙って菓匠三全 広瀬通り本店へ

菓匠三全本店.jpg

11月下旬、菓匠三全 広瀬通り本店の9時開店に合わせて、開店30分前に店舗に到着。
店舗前に並んでいる人はおらず、開店と同時に入店した人は、編集部員含めて2人でした。

「晒よし飴」は大・小2種類のサイズが並んでいて、1日に各5個のみの販売。
サイズ2種類のうち、お1人様1個までしか購入できません。

菓匠三全「晒よし飴」店舗.jpg

「晒よし飴」は、購入制限はあるものの、開店直後に即完売とはならなかったので、必ず購入したい!という方は、開店時間に入店すると購入できる確率が高そうです!

「晒よし飴」ゲット→即「九重本舗玉澤本店」へ

菓匠三全 広瀬通り本店で「晒よし飴」を購入後、徒歩12分程の場所にある「九重本舗玉澤本店」に向かい、10時の開店を待ちました。

到着したのは9時20分。
すでに1人並んでおり、開店の10時には、なんと30人以上が行列を作っていました。

「霜ばしら」列看板.jpg

「霜ばしら」も、お1人様1個までの購入制限。
毎日数量限定販売ですが、生産数も毎日変わるのだそう。

「霜ばしら」はだいたい開店から1時間半ほどで完売するとのこと。

「霜ばしら」商品陳列.jpg

「霜ばしら」を購入の際は、開店時間前より多く時間を見積もって待つ方が良さそうですね。

九重本舗玉澤 店舗外観.jpg

超繊細菓子「霜ばしら」はどう作られてる?おいしく食べる方法も!

「霜ばしら」の原材料は水飴・砂糖・もち米・澱粉のみ。
毎日、菓子職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られている「霜ばしら」は、天候に左右されやすい飴菓子で、その日の気温や湿度によって製造方法をコントロールしています。

そのため大量生産することはむずかしく、製造する時期や数が限られてしまうのです。

「霜ばしら」を口にふくんだときのとろけるような舌触り、繊維のように細く折り重なる飴の繊細さは、職人の技術や経験が反映されていると言えるでしょう。

「霜ばしら」商品画像HP引用.png 九重本舗玉澤HPより引用

そんな「霜ばしら」を、より一層おいしく食べる方法は、3つ!
「冷蔵庫で冷やす」
「温かい飲み物と一緒に」
「デザートのトッピング」
がおすすめです。

冷やした「霜ばしら」は、パリっとした食感が一層引き立ち、ひんやりした口当たりがとても爽やかです。

温かい緑茶やほうじ茶、コーヒーや紅茶との相性も抜群。
飲み物の温度でゆっくり溶けて「霜ばしら」の風味の変化も楽しめます。

アイスクリームなどには、軽く割ってトッピング!
パリパリした「霜ばしら」の食感とアイスクリームが合わさると、いつものデザートがちょっと豪華になりますよ!

まとめ

霜ばしら開封6.jpg

寒い冬の訪れを感じさせ、職人の技と思いが込められた「霜ばしら」は、味わった人の心と記憶に、そっと寄り添う飴菓子です。

入手困難とされていながらも、この時期しか味わえない仙台銘菓として、多くの人が「霜ばしら」に期待を寄せています。

ぜひ一度「霜ばしら」の繊細な味を体感してみてください!

■九重本舗玉澤 本店
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目3−3 第八藤榮サンモール一番町 1階
電話番号:022-399-8880
営業時間:10:00~18:00(イートイン13:00~17:00/L.O16:30)
九重本舗玉澤公式サイト

※この記事は2024年11月時点での情報を基に作成しています。 ※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
りる
りる
仙台市在住。フリーのライターで2児の母。高校卒業後お茶の井ヶ田(株)に入社、店長経験を経て退職。これまで、女性向けメディアや企業メディアほか多数のメディアにてSEO・取材・書籍転載編集など幅広く執筆。現在は、心を動かすライティングの魅力に惹かれセールスライターとしても活動中。『くふうロコ仙台』では仙台の暮らしがもっと楽しくなる情報をお届けします!
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