マツコさん感動!瑞鳳殿近くのランチなら【鹿落堂(ししおちどう)】蕎麦も景色もスイーツも!?何もかも最高すぎる"名店中の名店"

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターの仙台カフェグラムです。
今年で仙台在住歴は13年。
食に対する執念からか、美味しいお店をリサーチすることが大得意!
そんな私が見つけた、仙台周辺のとっておきをご紹介します♪
今回は、伊達政宗公ゆかりの地にある、職人こだわりの「蕎麦の名店」をご紹介します!
年越しにも、四季折々の名物を楽しむにも、おすすめです。
歴史と風情を感じる、仙台が誇る蕎麦の名店「鹿落堂(ししおちどう)」
仙台市街地を一望し、広瀬川のせせらぎを見下ろす「鹿落坂」の頂に佇む蕎麦屋「鹿落堂」。
この坂は、かつて鹿や猪が駆け下りたことから、仙台弁で「シシオチザカ」と呼ばれるようになりました。
近隣には、伊達政宗公ゆかりの霊廟「瑞鳳殿(ずいほうでん)」もあり、武将たちが月見や鷹狩を楽しんだ歴史ある地として知られています。
そんな鹿落坂の一角に、かつての老舗旅館「鹿落旅館」の跡地を活かして誕生したのが「鹿落堂」です。
東日本大震災で建物が崩壊した後、2017年に新たな形で蘇りました。
「鹿落堂」では、地元産の蕎麦を石臼で丁寧に挽き、職人が一本一本手打ちしたこだわりの蕎麦を提供しています。
また、蕎麦だけでなく、美しいかき氷などの甘味も楽しめます。
店内には、国内の手工業者による選りすぐりの日用品が並び、訪れるたびに日々の暮らしを豊かにするアイテムとの出会いもあります。
混雑状況と駐車場情報
「マツコの知らない世界」でも紹介され、多くの人を魅了する絶品の蕎麦。
平日のオープン時間である11時半には、すでに店舗前の駐車場が満車になるほどの人気ぶりです。
予約は受け付けていないため、タイミングよく訪れることが入店の鍵となります。
お店の駐車場は、店舗前に5台、坂を約50m上った向山二丁目バス停前の駐車場に5台あります(「鹿落堂」の貼り紙が目印)。
満車の場合は、近隣の有料駐車場(八木山方面または瑞鳳殿付近のコインパーキング)を利用しましょう。
細い道も多いため、公共交通機関やタクシーの利用がおすすめだそう。
車での来店の場合は、1組1台での来店にするように心がけましょう。
店舗前での路上駐車や他店の駐車場の利用は大変危険なので、絶対にしないようにしてくださいね。
店内の印象
店内は、高い天井から注ぐ柔らかな自然光が、壁面を彩る蔦や緑にそっと降り注ぎ、まるで自然と一体となったかのような静謐な空間。
1階はカウンター席がメイン、2階はテーブル席がメインとなります。
暖かい時期は、テラス席も開放されているようです。
存在感のあるアンティーク調のスピーカーや家具の一つひとつが、空間全体に洗練された趣を与え、ノスタルジックな中にもモダンなアクセントが絶妙に溶け込んでいます。
窓越しに広がる景色は、仙台の街並みが一望できます。
ガラス越しに見えるのは、自然と都市が絶妙に調和した風景。
その間に揺れる葉や枝が、まるで絵画の額縁のように街を切り取り、動と静が交差する美しい瞬間を演出しています。
遠くに見えるビル群と、近くの緑のコントラストが印象的で、都会の喧騒を背景にしながらも、不思議と静けさを感じます。
特に秋には、赤や黄色に染まった木々が窓辺を彩り、季節の移ろいを存分に楽しむことができます。
宮城の大地が育む、こだわりの十割蕎麦
「鹿落堂」の蕎麦は、宮城の豊かな自然と職人の技が生み出した逸品です。
原料となる蕎麦は、宮城県の山間部にある休耕地を活用して栽培されています。
約3か月の生育期間を経て、年に2回(9月と11月)収穫される玄蕎麦。
地元の安山岩を使った石臼で丁寧に挽き上げ、挽きぐるみの十割蕎麦と、外皮を取り除いた丸抜き十割蕎麦の2種類が提供されています。
蕎麦は、その栄養価の高さでも知られています。
ビタミンやミネラル、ポリフェノール、ルチン、タンパク質など、体に嬉しい成分が豊富に含まれており、これらの多くは蕎麦湯にも溶け込んでいます。
「鹿落堂」の蕎麦湯は、蕎麦粉を溶き入れた濃厚な仕上がり。
トロリとした舌触りが特徴で、食後に蕎麦の香りと滋味深さを存分に堪能できます。
蕎麦打ちは完全手打ち。
職人さんが毎日丁寧に打ち上げているため、提供できる量には限りがあるので、早めの訪問をおすすめします。
メニュー詳細
蕎麦は、玄蕎麦挽きくるみ蕎麦(黒)と丸抜き蕎麦(白)のどちらかを選びます。
【玄挽き(黒)】
玄蕎麦を殻ごと粗挽きした穀物の味が丸ごと味わえる蕎麦で、食感に特徴がある黒い蕎麦です。
【丸抜き(白)】
一番外の殻を取り除き挽いた十割蕎麦で、甘味を感じやすく食べやすい白い蕎麦です。
お米で例えると、玄挽き(黒)が玄米、丸抜き(白)が白米にあたるそうです。
十割蕎麦御膳は2,100円、十割鴨せいろは1,900円。
蕎麦を注文した方限定で楽しむことができるかき氷は、その芸術的な美しさから、訪れた人々がSNSで「鹿落堂のかき氷、食べてきました!」と発信するほどの人気ぶり。
夏になると、そんな投稿がタイムラインを彩る季節の風物詩となっています。
蕎麦屋のつゆのもとである、かえしと粗糖でふっくら炊きあげたお揚げに、鳴子産の有機栽培のお米つや姫をつめたという、昔ながらのお稲荷さん。
お腹に余裕があったら、ぜひとも食べてください!!
いざ実食!「黒 玄挽き十割蕎麦御膳」
職人技が光る天ぷら、季節を感じる小鉢、滑らかな茶碗蒸し、そしてとろけるわらび餅が添えられ、見た目にも華やか。
手仕事の温もりが詰まって、鹿落堂の魅力を存分に味わえる御膳です。
玄挽き(黒)は、殻ごと挽いた玄蕎麦ならではの香ばしさと、ぷつりと切れる食感が特徴的。
例えるなら、玄米のような力強い味わいが魅力です。
薬味の生かんずりをあわせると、堪らない美味しさに。
鹿落堂の生かんずりは、国内産唐辛子と米糀、柚子、塩を加え、三年間熟成発酵を繰り返し造られた、旨味のあるこだわりの香辛調味料。
添加物は一切使用しておらず、発酵も止めていない自然食品だそうです。
こちらは店頭で販売されていて、お土産として購入する方が多いのだとか。
揚げたてサクサクの天ぷらは、衣の軽やかな食感と素材の旨みが絶妙なハーモニー。
噛むたびに広がる香ばしい風味が、食欲をそそります。
塩分控えめで優しい味わいの茶碗蒸しは、ほっと心が安らぐ一品。
なめらかな舌触りと上品な出汁の香りが特徴で、素材本来の風味が引き立ちます。
鴨肉
口に入れた瞬間、とろけるような柔らかさが広がるわらびもち。
上品な甘さと滑らかな食感が絶妙で、一度食べると忘れられない贅沢な味わいです。
日常に寄り添う、鹿落堂のこだわり日用品
入り口付近には、日本各地の職人や手工業者が心を込めて作った日用品が並んでいます。
長い歴史を持つ伝統工芸品や民芸品は、実用性だけでなく、美しさと温かみを兼ね備えています。
使うほどに手になじみ、生活に溶け込むこれらの品々は、次の世代にまで受け継ぐことができる確かな品質。
どれも暮らしを彩るために選ばれたアイテムばかりです。
蕎麦を楽しんだ後は、日々の生活を少し特別にしてくれる一品を見つけてみてください。
ちょっとしたスイーツや調味料の販売も、見ていて楽しい!
写真はカリマンタン島産・ジャワ産の純胡椒と最中のフロランタンです。
まとめ
• 11時半オープン。駐車場は限られているため、早めの訪問がおすすめです。
• 玄挽きと丸抜きの2種類の十割蕎麦をはじめ、季節を感じる一品料理や名物のかき氷も必見。
• 日本各地の職人が手がけた、こだわりの品々もチェック!
仙台が誇る、こだわりの蕎麦。 瑞鳳殿など、歴史を感じる散策とともに、ぜひ味わってみてください。
※2024〜2025年末年始の営業について
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※この記事は2024年12月時点での情報を基に作成しています。
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