【本当に役立つ防災グッズ】正直アレは不要!東北震災経験2児の母が厳選10「停電・断水・避難」「100均でOK」「女性の必需品」

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターりるです。
宮城育ちで、仙台在住歴は13年、家族4人暮らしで小学生2人のお母さんです。
突然ですが、みなさんは防災への備えは整っていますか?
すでに準備をしている方は、定期的に見直していますか?
近年、頻繁に起こる"突然の災害"に備えて、防災への意識が高まる中、「本当に必要なものは何だろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
防災リュックの中身が多ければ安心!と思いがちですが、実際の避難生活では使わないものや、持ち運びに負担となるものもあります。
この記事では、震災を経験した仙台在住ママが「これは本当に役立った!」と感じた防災グッズを、ランキング形式でご紹介。
女性や子ども向けの必需品も、あわせて解説します。
「防災グッズ」内容が多ければいいの?

販売されている防災グッズセットや防災リュックは、中身が「25点入り」や「40点入り」など、点数の多さをアピールしている商品もたくさん。
そのため、つい容量が豊富なものを選びたくなりますよね。
しかし、防災グッズは、数が多ければ良いわけではありません。
取捨選択がされていない防災グッズは、避難所へ移動する場合、荷物が重くて体力を消耗し、移動スピードを落とします。
特に、子ども連れや高齢者の場合は、必要最小限に絞らないと、途中で運べなくなることもあります。
在宅避難が可能な場合でも、保管スペースの関係から、不要なものは結局押し入れの奥に眠り、いざという時に取り出せない…なんてことも。
「本当に必要なもの」は家族構成や季節によって異なる!
また、「必要なもの」は、家族構成などによっても大きく異なるため、自分たちの暮らしに欠かせないものを、日頃からきちんと把握しておくことが大切です。
例えば、女性であれば、生理用品や簡易的なスキンケアが必須。
乳児がいる場合は、ミルクやおむつ、離乳食も優先されます。
ペットを飼っている家庭は、ペット専用用品が必須です。
また、近年の猛暑を踏まえると、熱中症対策もより重症性を増していると感じます。
東日本大震災を経験してわかった「本当に必要な防災グッズ」とは
筆者は、宮城県内の実家で東日本大震災を経験しました。
数日間の停電、数週間の断水などを経験し、在宅避難生活を送った中で「本当に必要」だと感じた防災グッズをご紹介します。
この記事では、主に「在宅避難」を想定した防災グッズを挙げています。
ここでは先に、避難が必要な場合に、防災リュックに入れておくと安心なものを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
(※政府広報オンライン引用)
【非常持ち出し品】の例
・飲料水
・食料品(非常食、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん
・感染症対策の衛生用品(マスク・消毒用アルコールスプレーなど)
・軍手
・懐中電灯
・衣類・下着
・毛布、タオル
・携帯ラジオ、予備電池
・使い捨てカイロ
・ウェットティッシュ
・洗面用具
・乳児のいる家庭はミルクや紙おむつ、離乳食、乳びんなど
震災経験者がセレクト!「本当に必要な防災グッズ」ランキング

震災を経験したからこそ気づいた、災害時に役立つアイテム。
「本当に必要な防災グッズ」を、ランキング形式で紹介します。
経験をもとに優先度順にまとめたので、在宅避難や避難所生活の備えに迷う方も、必要なものをイメージしやすくなります。
ぜひ参考にしてみてください。
1位:飲料水(1人3L×3日分)

水は命に直結し、生活をする上で絶対に欠かせないもの。
飲料用だけでなく、調理や手洗いなどにも必要で、猛暑時はさらに消費が増えます。
普段から、ローリングストックで備えましょう。
2Lのペットボトルの他に、500mlタイプも準備しておくと、避難所など移動する際の持ち出しに便利です。
2位:簡易トイレ・防臭袋

断水すると、すぐに困るのがトイレ。
においや衛生対策も必須なため、凝固剤や防臭袋がセットになった簡易トイレは便利です。
東日本大震災のときは、3週間の断水を経験しました。
当時は簡易トイレを備えておらず、沢から汲んで来た水を浴槽に溜め、バケツでトイレのタンクに水を入れて流していましたが、流すための水を準備するのが本当に大変で…。
当時、簡易トイレとの使い分けができていれば、もう少し心の余裕ができたように感じます。
3位:非常食

水やお湯を加えるだけの非常食は、心強い味方。
家族が食べ慣れたレトルト食品なども準備しておくと、災害時には安心感につながります。
震災当時、特に助けられた食品は、汁物。
おかずが無くとも、白いご飯とお味噌汁だけでも、ほっとしました。

豚汁など、具沢山の汁物は、これだけで立派なおかずに。
パックご飯や切り餅なども、賞味期限が長いので常備しています。
4位:カセットコンロ・ボンベ

災害時に、停電やガスの供給がストップした場合、カセットコンロは生活に欠かせないものになります。
ガスボンベは、多めにストックしておくのがマスト。
特に、寒い時期は、湯たんぽなどで暖をとる際にもお湯が必要になり、カセットコンロの使用回数が増えます。
2日で1本使用するとすれば、1週間では3~4本は必要となるので、常に5本程度は準備しておきたいですね。
5位:ラジオ・モバイルバッテリー

災害時の停電や、通信環境が遮断されると、正しい情報が得られず不安になりますよね。
判断や行動が遅れることにもつながるので、正確な情報をキャッチするために、ラジオは欠かせない防災グッズです。
ラジオとしての機能のほか、スマホの充電器としても使えたり、ライトが付いているものなど、防災に役立つ機能がプラスされたラジオもあるので、1台は準備しておくと安心です。

また、災害時の停電は、復旧まで大幅に時間がかかることを想定すると、モバイルバッテリーもマストで用意しておきたいです。

1つのモバイルバッテリーから、複数の機器に充電ができるものは、管理の面でも使用する際にも便利です。
生活必需品の中で、充電が必須なものをあらかじめチェックして、USBケーブルの形状も確認しておきましょう。
6位:ライト(懐中電灯・ランタン)

停電時の夜は、思ったよりも真っ暗。
ライトは、手持ちタイプと置き型の、両方を備えておくと安全で安心です。
我が家では、キャンプで使用しているランタンを3つと懐中電灯を準備。
乾電池タイプと充電タイプの両方で備えています。
うち1つは、ライト・懐中電灯・モバイルバッテリーの3役で使用できるもので、キャンプでも大活躍しています。
手元を照らしたい場合
部屋全体を照らしたい場合
色味の調整も可能。暖色系は落ち着きの効果も
ライトは、使用頻度が低いと、保管している間に放電してしまうので、定期的に充電したり、乾電池の予備を確認しておくことも忘れずに。
7位:衛生用品

災害発生時から1~2日は、入浴の優先順位は下がりますが、避難生活の長期化を想定すると、最低限の衛生用品も必須です。
特に口腔ケアは、災害時でも毎日おこないたいもの。
歯みがきシートは、100円均一でも手に入るので、手軽に準備ができます。
ボディシートやスプレーシャンプーも、ドラッグストアやホームセンターなどでも販売されているので、準備しておきましょう。
8位:ラップ・ポリ袋・ウェットティッシュ

断水が起きたときの食事は、お皿にラップをかぶせて使えば、ごみも減らせて便利。
災害時は、行政のごみ収集もストップしてしまいます。
ごみが出せない期間が長くなることも視野に入れると、自宅で保管するごみの量はなるべく減らしたいですね。
また、水が使えないときに役立つ必須アイテムとして、ウェットティッシュも必ず準備しておきましょう。
手を拭いたり、食器を拭いたり、水が使えないときに役立ちます。
そして、併せて備えておきたいのが、ポリ袋。
食品にも使えるポリ袋なら、湯せんや材料を混ぜるなどの簡単な調理に使えたり、70L以上の大きいポリ袋(黒)であれば、すっぽりかぶって、着替えの目隠しにも◎。
9位:寒さ・暑さ対策グッズ
震災が発生した直後、宮城県内は雪がちらつき、とても寒かった記憶があります。

アルミブランケットは、冷気や雨風などによる体温低下を妨げてくれるので、冬場の災害時の心強い味方です。
使わないときは、コンパクトに畳めて収納場所にも困らないので、家族人数分を用意しておくと安心。
震災を経験して、特に体感したのは足元の寒さ。
暖房器具が使えないと、末端は余計に冷えるので、カイロも役立ちます。
また、暑さ対策として、今すぐ準備できるのが保冷剤。

食品を冷やすための大きめのものや、体を冷やすための柔らかい素材のものがあるといいでしょう。
近年では、夏になると多くの人が手に持つハンディファンも、停電の際には防災グッズとして役立つはずです。
10位:ポリタンク

蛇口付きのポリタンクは、普段はキャンプのときに活用しています。
震災時の断水の際、湯船に溜めた水を生活用水として利用しましたが、使う度にその都度お風呂場に行く、ということが地味にストレスでした。
蛇口付きのポリタンクなら、キッチンのシンク横にも置けて、生活導線もスムーズ。
飲料用は、折りたためるタンクで準備しています。
災害時でも、ストレスをなるべく減らす工夫は、自分や家族を守るためにも大切なことです。
「女性に必要」な防災グッズ3選
防災グッズは、家族共通で必要なものに加え、女性ならではの視点で準備すべきアイテムがあります。
特に長期化する避難生活では、快適さや衛生を守ることが心身の健康に直結します。
ここでは女性に欠かせない防災グッズを、3つご紹介します。
生理用品
避難生活中、最も困る声が多いのが、生理用品の不足です。
支援物資で届く場合もありますが、種類や量が限られ、自分に合ったものをすぐに入手できるとは限りません。
普段から使い慣れているナプキンやショーツタイプを、多めに備蓄しておくと安心です。
また、意外と重宝するのが、おりものシート。

毎日下着を替えられない状況のときは、清潔を保つ助けとなり、気持ちの負担も減らしてくれます。
防臭袋と合わせて準備しておけば、衛生的に処分できて安心です。
オールインワンのスキンケア用品

避難所生活では、ゆっくりスキンケアをする時間も余裕もありません。
さらに、化粧水や乳液を1本ずつ持ち運ぶと、荷物もかさばります。
オールインワンタイプなら、これ1つでスキンケアが完了。
肌の乾燥は、肌荒れや不快感の原因になるだけでなく、体調不良にもつながりやすいため、スキンケア用品を備えておくことは、女性にとってマストです。
日頃から使い慣れたものを準備しておくと、肌への負担も最小限に抑えられます。
カップ付きインナー
下着やブラジャーを頻繁に洗えない環境では、カップ付きインナーが大活躍。

重ね着すれば保温性もあり、避難所で生活する場合は、着替えのしやすさや快適さの面でも◎。
速乾性のある素材を選べば、洗濯してもすぐ乾くため、数枚をローテーションして使用が可能です。
タンクトップ・半袖・長袖など、タイプもさまざまなので、普段から着慣れておくと、いざというときにも違和感なく着用できます。
「子どもに必要」な防災グッズ
子どもは、大人以上に環境の変化や不安を感じやすいため、防災グッズも「安心できるもの」を意識して準備することが大切です。
食べ慣れたものや遊び道具など、子どもの心と体を支えるアイテムを揃えておくと、避難生活を乗り切りやすくなります。
食べ慣れたおやつ・飲み物
避難生活では、食事が普段通りにいかないことが多く、特に非常食は、子どもが食べられるものが限られる場合があります。
そんなときに役立つのが、普段から食べ慣れているおやつや飲み物です。

食べ慣れたお菓子やジュースなどは、安心感やリラックスにつながり、食欲が落ちがちな子どもでも、口にしやすくなります。
賞味期限の長いものを選び、定期的に入れ替えるローリングストックで備えておきましょう。
我が家では、小袋に入ったおやつを準備。
いざというときの持ち運びにも便利なほか、開封後は食べきれる量になっている点もメリットとして挙げられます。
また、常に常備しているのが、「オロナミンC」。
災害時の食事は炭水化物がメインになりがちで、栄養も偏るため、ビタミン群やクエン酸、アミノ酸などが含まれている「オロナミンC」は、災害時の疲労回復などに役立つと期待しています。
着替えセット
子どもは、年中汗をかきやすいけれど、避難生活では衣類を思うように洗濯できません。
着替えが不足すると不快感や体調不良の原因になるため、下着、Tシャツ、靴下など基本のセットを、まとめて袋に入れておくと安心です。
特に子どもは、成長が早くサイズアウトしやすいので、季節ごと・成長に合わせて定期的に見直すことも大切です。
また、速乾性素材を選ぶと、洗濯してもすぐ乾くので重宝します。
文房具
万が一、避難所での生活になった場合、環境が変わった子どもが不安になったときの安心材料として、文房具は役立ちます。

色鉛筆やノート、折り紙といった文房具は、気持ちを落ち着かせたり、持て余した時間を過ごしたりするのにぴったり。
勉強用としても使えるため、お子さんがいるご家庭では、子ども1人につき1セット準備しておくのがおすすめです。
震災を経て「減らした」防災グッズ
震災を経験してみると、
「あっても使わなかった」「場所を取るだけで不便だった」
と感じる防災グッズがありました。
限られたスペースで、本当に必要なものを優先するために、不要と判断して減らしたアイテムを紹介します。
大きな懐中電灯(単一電池タイプ)
明るさは十分でも、大きな懐中電灯は重くて持ち運びに不便でした。
さらに単一電池は、普段使うことがほとんどないため、備蓄に場所を取る・電池の使用期限が切れてしまうなど、管理の面での不便さも。
現在は、軽量で明るいLEDランタンや懐中電灯を中心に準備しています。
乾電池は、単三や単四に統一すれば、他の機器とも兼用でき、管理もラクチン。
小型でも複数用意しておくほうが実用的だったので、大型の懐中電灯は手放しました。
インスタントラーメン

保存がきき、お湯を注ぐだけでできるインスタントラーメンは、防災グッズとして便利そうですが、実際の被災生活では出番が少なかったです。
理由は、お湯を沸かすための水が、意外とたくさん必要であることと、残ったスープの処分が手間になるから。
特に、断水時には貴重な飲料水を調理に使う余裕はなく、非常食として優先度が下がりました。
湯せんで食べられる非常食であれば、お湯は使い回すことができます。
水やお湯で戻せるアルファ米などに使用するとしても、少量の水でOKなので、インスタントラーメンの備蓄は無くすことに。
とはいえ、時に食べたくなるインスタントラーメンは「余裕があれば」程度の備えに留めるのが現実的です。
まとめ

防災グッズは「たくさんあれば安心」ではなく、実際に役立つものを優先して備えることが大切です。
家族構成や生活環境によって、必要なものは変わります。
震災を経験して学んだ「本当に必要なもの」を参考に、自分の家庭に合った防災グッズを整えておくことが、いざという時に家族を守る一番の備えになりますよ。
※この記事は2025年8月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています