仙台の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターの仙台カフェグラムです。

今年で仙台在住14年。
食に対する執念からか、美味しいお店をリサーチすることが大得意!
そんな私が見つけた、お店やスポットをご紹介します♪

今回は、仙台駅から10分の好立地にある、大人気おむすび専門店。
本当においしい、最高の朝ごはんをご紹介します。

一日の始まりに、羽釜で炊いたごちそう。至福の朝ごはんが、ここに

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仙台駅から徒歩10分。
仙台市青葉区本町に佇む「おむすび東雲(しののめ)」は、地元の食材にこだわった、おむすび専門店です。

間借り営業からスタートし、2023年10月に現在の店舗へと移転オープン。

『OH!バンデス』や『あらあらかしこ』などテレビ紹介も多数の人気店です。

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羽釜でふっくらと炊き上げたごはんに、季節の恵みを丁寧に包んだおむすび。

一口頬ばれば、やさしい温もりがじんわりと広がり、眠っていた身体と心がゆっくりと目を覚まします。

朝7時30分から開店。
出勤前に立ち寄る常連さんや、静かなひとときを求める大人たち、日本ならではの朝ごはんを味わいたい海外の旅行者にも親しまれています。

朝10時でも満席!丁寧な朝をスタートしたい人に大人気

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この日は、10時ごろに訪れたのですが、店内は満席!

平日の朝にもかかわらず、入口には行列ができており、その人気ぶりに思わず圧倒されます。

発券機で番号札を受け取り、順番まで店外で待つスタイル。
午前中の澄んだ空気の中、期待に胸をふくらませながら待ちます。

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10分ほど待って案内された店内は、コンパクトながらも、どこか凛とした空気が漂う、心落ち着く空間。

慌ただしい日常の合間に、ほんの少し立ち止まって、心を整える。

“自分のための朝ごはん”を求めて訪れる人たちが、朝食を楽しんでいました。

羽釜で炊く、米と人のぬくもり。こだわり抜いたごはんの物語

「おむすび東雲」では、羽釜で丁寧に炊いたごはんで、おむすびを握っています。

重たい木ぶたによる適度な圧力と、羽釜ならではの均一な熱まわりが、お米一粒一粒をふっくらつややかに仕上げてくれるのです。

お米は、山形県産のブランド米「つや姫」と「雪若丸」の特別栽培米をブレンド。
この組み合わせは、山形市の尾形米穀店さんと、南陽市のしまさき農園さんとの出会いから生まれました。

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おむすび屋を始めるにあたり、さまざまなお米を食べ比べた末、原点ともいえる「つや姫」に辿り着きました。

その際、尾形さんが親身に相談にのってくださり、「つや姫」に「雪若丸」を加えるブレンドを提案してくれたのだそうです。

さらに「ぜひ産地を見てみたい」という希望にも応えてくださり、しまさき農園の島崎さんを紹介していただいたそうです。

尾形さんは、お米の背景や農家さんとの繋がりを大切に、美味しいお米を届けてくれる存在。
島崎さんは、土づくりから徹底してこだわり抜き、日々お米と真剣に向き合っています。

そんなお二人との信頼関係があるからこそ、「おむすび東雲」は胸を張って「おいしいおむすび」をお届けできるのだそう。

さらに、おむすびに使う塩は、宮城県産の「伊達の旨塩」。
海苔は、七ヶ浜の優成堂さんの焼き海苔。

すべてにおいて“地のもの”を大切に、心と体がよろこぶ食を目指しています。

40種すべてがおすすめ!「おむすび東雲」こだわり具材2品を実食

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おむすびはの種類は、40種類以上!
季節や仕入れに応じて、ひとつひとつ手づくりで具材を用意しています。

おすすめは何ですか?と聞くと、
「全てがおすすめ、人気です」とのこと。

この日は、特に気になった2品を注文しました。

香味と旨みの余韻が残る、"店内限定"おむすび「本気の一品料理!」

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◆ 旬魚のなめろう 450円

青魚の旨みを活かした、季節限定の漁師めし風おむすび。

新鮮な魚を刻み、大葉・ねぎ・茗荷などの香味野菜とともに、味噌で和えています。

味噌は、仙台・通町の老舗「横山味噌醤油店」のものを使用。
宮城県産の「ひとめぼれ」や、希少な「シロメ大豆」からつくられた、深みのある味わいが魅力です。

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ひと口頬張れば、羽釜で炊いたごはんのふっくらとした甘みと共に、鯵(アジ)のなめろうの香味が一気に広がります。

新鮮な鯵を細かく叩き、刻んだ大葉や茗荷、ネギなどの香味野菜と一緒に、仙台・横山味噌醤油店の味噌で和えた、まさに“漁師のごちそう”。

しっとりとした鯵の身に、味噌のコクと野菜のさわやかな香りが重なり、ごはんとの一体感がたまりません。

味噌の塩気がじんわりと引き立てる、魚の旨み。
海苔の香ばしさが重なり合うことで、口の中に複雑で奥行きのある余韻が残ります。

これは
「ごはんの中に小さな海の一皿が包まれている」
と言いたくなるような完成度。

ひと口食べるたびに、“和”の香りと旨味がじわじわと広がっていき、静かに心までほどけていくような、そんな感覚を味わえます。

おむすびという形を借りた、本気の一品料理。
この日は「鯵(アジ)」でしたが、魚の種類は仕入れ状況により変わるそうです。

※こちらのメニューは、イートインのみでお楽しみいただけます。

テイクアウトもOK!不動のNO.1「極上卵かけごはん」

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◆ 卵黄醤油漬け(人気 No.1) 400円

おむすび東雲の、人気No.1テイクアウトメニュー。

白石蔵王のふもとにある「竹鶏ファーム」の新鮮な卵を使用し、卵黄を一晩じっくりと醤油漬けに。
鰹節とネギを添えたその味わいは、まるで極上の卵かけごはん。

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手に取ったおむすびは、ずっしりと頼もしい重みがありながら、ふわっと柔らか。
口に運んだ一口目、まさに驚きが走りました。

「え…これ、本当に“おにぎり”?」

ほろりとほどけるごはんの粒立ち。
そして、中心からとろりと顔を出す卵黄の濃厚さ。

卵黄は、舌に乗せた瞬間プチっととろけて、タレのような奥深い旨みを放ちます。

塩気、ごはんと具材、そして旨味をまとった海苔の風味が、見事に調和。
アクセントとして散らされた鰹節が、さらなる香りの贅沢感を演出しています。

コンビニのおにぎりも進化しているけれど、それでもなお、この一口には絶対に辿り着けない。

「手でむすぶ」という丁寧な手仕事と、素材を知り尽くした店主の眼差しがつくる、まったく別次元の味わいです。

噛みしめるたびに、米の甘みと卵黄のコクがゆるやかに重なり、心までほどけていくような余韻を残す──。

朝の始まりを、こんなおむすびと共に迎えられるなら、それだけで今日一日がきっと特別なものになる。
そう、感じさせてくれる逸品でした。

おむすびだけじゃない!おむすび東雲のごちそう

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手づくりのおむすびに寄り添うように、味噌汁やだし巻き卵などの副菜にも丁寧に手間をかけています。

素材選びから調理法まで、すべては「おいしい朝のひととき」のために。

サイドメニューの一部をご紹介します。

日本の食卓に欠かせない、こだわりのお味噌汁

おむすび東雲のお味噌汁は、明治時代から続く仙台の老舗「横山味噌醤油店」の“極(きわみ)味噌”を使用しています。

宮城県産の「ひとめぼれ」と、大粒で甘みのある「ミヤギシロメ大豆」で仕込まれた味噌は、優しく奥深い味わいが特徴です。

◆わかめと豆腐の味噌汁 350円

豆腐には、同じく「ミヤギシロメ」使用の“シロメ絹”(兎豆屋さん製)。

わかめは、海苔の仕入れ先・優成堂さんより届く、牡鹿半島小渕浜産のもの。

仕上げに仙台麩と梅を添え、お好みで味の変化もお楽しみいただけます。

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◆アサリとほうれん草の味噌ポタージュ 400円

アサリとほうれん草を具材に、豆乳でまろやかに仕上げた味噌ベースのポタージュ。

「クルトン代わり」の仙台麩が、食感のアクセントに。
お味噌がしっかり効いているため、おむすびとの相性もぴったりです。

※数量限定のため、売り切れ次第終了となります。

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お味噌汁を注文すると、香の物と味玉がついてきます。

旨みたっぷりのお味噌汁に、さっぱりとした漬物。
そして、とろり半熟の味玉まで付いてこの内容は、かなりお得。

少しだけ贅沢したい朝に、ぴったりのセットです。

たまごの力をまっすぐに届ける、厚焼き卵

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おむすび東雲の人気メニュー「卵黄醤油漬け」や「厚焼き卵」に使用されるのは、宮城・白石蔵王の麓にある竹鶏ファームの卵。

この卵が美味しい理由には、鶏の暮らしにまで配慮した“アニマル・ウェルフェア”の理念があります。

・飼料(えさ)

竹炭を混ぜることで、卵独特のにおいを抑え、クリアな味わいに。

すべて竹炭で浄化された水を使用。
飲み水も洗浄水も、すべてに徹底されています。

空気

鶏舎の周囲には竹炭を設置し、鶏が快適に過ごせる清浄な空間を維持。

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こうして育まれた卵は、黄身がしっかり濃厚で、うまみたっぷり。

大切ないのちをいただくことに感謝しながら、心をこめてお届けしています。

胡麻の香りに癒される!満足度高めの“ごちそうサラダ”

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◆蒸し鶏と3種ナッツの胡麻サラダ(350円)

朝食の一皿というには、贅沢なボリューム。

シャキシャキのレタスと、甘みのあるトマトの上に、なめらかなポテトサラダと、胡麻ドレッシングで和えた蒸し鶏がたっぷり。

蒸し鶏は驚くほどぷりぷりで、口に運ぶたびに胡麻の香ばしさとナッツの風味が広がります。

テイクアウトの個数制限について 〜“できたて”にこだわるためのお願い〜

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「おむすび東雲」では、専用カウンターにてテイクアウトの注文も承ってくれます。

猫をモチーフにした可愛らしい包装も、手土産や贈り物として好評!

現在、より良い品質とスムーズな提供のために、テイクアウトの個数制限を実施しているそうです。

【個数制限の内容】

・1組様につき、おむすびは6個まで

※予約なしでご来店いただいたお客様が対象です。
※前日20時までにご予約いただいたお客様には、個数制限なくご希望の数をご用意いたします。

・予約は「InstagramのDM」または「公式LINE」から受け付けています

・味噌汁やだし巻き卵などのサイドメニューの提供は、予約いただいた方のみとさせていただきます

まとめ

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店内では、セルフでお茶をいただけるのですが、用意されているのは、宮城県石巻市にある昭和47年創業の老舗「お茶のあさひ園」のお茶。

地元で長く愛されてきたお茶屋さんがつくる一杯は、まろやかで澄んだ味わい。
おむすびや小鉢料理との相性もよく、食事の合間に、ほっと心を落ち着けてくれます。

一粒の米に込めた想い。
それを羽釜でふっくらと炊き上げ、丁寧にむすぶ——。

おむすび東雲の朝のごちそうを、ぜひ味わってみてください。

■おむすび東雲
住所:宮城県仙台市青葉区本町1丁目10−15 斎藤ビル102
営業時間:7:30~13:00(なくなり次第終了)
定休日:火曜
おむすび東雲公式インスタグラム

※この記事は2025年6月時点での情報を基に作成しています。
※施設・店舗情報は公式サイトおよびGoogleマップの情報を基に作成しています。

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この記事を書いた人
仙台カフェグラム
仙台カフェグラム
ゴリラ顔の夫と1歳息子の3人暮らし。転勤族の家庭に生まれ、幼少期から宮城と山形を交互に住んでいます。結婚を機に現在は宮城で生活。趣味はグルメ、美容、柔術。大人のおしゃれカフェ、穴場スポット、子連れでも楽しめるカフェ、テーマ性のある撮影スポットなど、幅広く発信していきます。オススメな場所への記事は熱くなりがちです!
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