【ニトリ】防災アイテム12選!被災で一番困った「トイレ問題」解消!仙台ママの「あれば良かった…」「本当に役立った」

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターの三木ちなです。
今日3月11日で、東日本大震災が起きてから14年が経ちます。
現在は埼玉県で暮らしている私も、地震発生当時は、仙台駅付近のビルで会社員として働いていました。
最大震度7は、「ビルが倒壊するんじゃないか」と思うほどの大きな揺れ。
床が斜めになり、水道管は噴水のように溢れ、余震のたびにビルの外壁が剥がれ落ちてきたのを、昨日のことのように思い出します。
また、いつ自分の身にふりかかるか予測できない災害。
”いつか”への備えが必要ですよね。
今回は、私が被災したときに「欲しかった」「あってよかった」と思った防災グッズについてご紹介します。
石油ストーブ
当時、避難所ではなく、自宅で家族とともに被災生活を送った私。
山岳部に近い場所で暮らしていたこともあり、とにかく寒さが辛かった……。
そんなとき、電気を使わずに点火できる「石油ストーブ」が家族の命綱に。
ライフラインが止まっても暖が取れるうえ、ストーブの上にやかんを置くと、お湯を沸かせます。
このお湯のおかげで、停電中も温かい飲み物でほっと落ち着くことができました。
カセットコンロ
ライフラインが止まった期間、毎日の食事はカセットコンロに助けられました。
石油ストーブ同様に、電気が使えなくても加熱調理が可能。
コンロの火を見たときは、「火ってこんなに暖かいんだ……」と身に染みて感じたものです。
給水袋
地震発生後、自宅近くの公園(町内会)で給水してもらえることになりました。
しかし、問題になったのが、給水に使う容器。
入れ物がなければ、水が欲しくても手に入れることができません。
給水袋があれば、地震発生後すぐに水を溜めておけますし、給水の際も安心です。
今は100円ショップでも購入できますので、万が一の備えて買っておくことをおすすめします。
電池式のラジオ
当時は、テレビもネットも使えず、情報を得る唯一の手段だったのが「ラジオ」でした。
しかし、自宅にラジオがあるわけもなく。
一度は諦めたけれど、妹が学校の授業で作った「手回しラジオ」が活躍しました。
手回し式でも、わずかながら情報は得られましたが、充電が遅いため、電池式のラジオがあると心強いです。
切実だった……「トイレ問題」
長い被災生活の中で、一番大変だと感じたのがトイレです。
トイレは生理現象のため、我慢するわけにはいきません。
当時は限界まで我慢してから用を足し、湯船に溜めた水を使って流していました。
1日1回流すことができればいい方だった気がします。
というのも、当時自宅には「携帯トイレ」や「簡易トイレ」がなく、やむを得ず“流さない”という手段をとったのでした。
『ニトリ』の簡易トイレを使ってみた!
ひとたび被災すると、トイレ問題は避けられません。
万が一の備えとして、水がなくても用を足せる簡易トイレを準備しておくと安心です。
そこで今回は、万が一に役立つ『ニトリ』の簡易便座「オイトイレ」を試してみました。
・商品名:簡易便座付オイトイレ
・価格:1,990円(税込)
・商品コード:4571442360220
・セット内容:簡易便座×1、トイレ用袋(黒)×5
処理用袋(白)×1、凝固剤×5、説明書×1
▶︎商品の詳細情報はこちら
段ボール式の簡易便座に、トイレ用袋(黒)・処理袋(白)・凝固剤がセットになっています。
さっそく組み立ててみると、ものの2分で簡易トイレの本体が完成!
トイレ用の黒い袋が、便器の代わりになります。
段ボール製ですが、耐荷重はなんと100kg!
大人が座っても、十分に耐えられる頑丈さです。
用を足した後は……。
※今回は水で代用
凝固剤を入れて固めるだけ。
黒い袋の口を縛ったら、白い処理袋に入れて可燃ゴミとして捨てられます。
オイトイレ便座付セットには、5回分しか入っていませんが、ニトリでは別売りでオイトイレを販売しています(各5回/10回/30回分)。
ニトリでは、自宅の便器やバケツに設置するタイプの「トイレ凝固剤」や、「緊急用簡易トイレ」も取り扱っています。
災害時にトイレパニックが起きないよう、いざというときに使える簡易トイレを備えておきましょう。
今一度「備え」を見直してみて
記事内でご紹介したほかにも、「被災時に役立ったもの」や「あればよかった……」と思うものは、いくつかあります。
・お菓子:甘いものにほっと癒された
・ラップ:食器にかけて汚れるのを防止
・保温水筒やポット:沸かしたお湯が冷めるのを防止
・懐中電灯/キャンドル:暗い中でも明かりをともせた
・常備薬/救急箱:病院に行けない間の応急措置
・現金:電子決済やカード決済ができず、店頭支払いはしばらく現金だった
・生理用品:多めに買っておくと安心
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