ケンミンSHOWで話題!宮城【うーめん】絶対行って!名店&土産5選「地元民が力説!最高の食べ方」

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターの小田桐ゆかです。
美味しいもの、楽しい場所を見つけた時が一番幸せ!
プライベートでは、年頃の娘とやんちゃな息子を育てる母です。
宮城・仙台が大好きな小田桐が、とっておき情報をご紹介します。
今回ご紹介するのは「白石うーめん」!
うどんとも、そうめんとも違う、宮城県の特産品「白石うーめん」の魅力をたっぷりとお伝えします。
うーめん(温麺)とは?
うーめん(温麺)は、宮城県白石市の特産品で、江戸時代から続く郷土料理です。
2023年7月6日放送の「秘密のケンミンSHOW極」で、白石名産「白石うーめん」として紹介され、話題になりました!
主な原材料は小麦粉で、白色の細麺。
見た目はそうめんによく似ていますが、実は別物なんです!
特徴は「油を使わない」優しい麺
うーめんの最大の特徴は、その製法。
うーめんは小麦粉、塩、水のみで作られており、油が入っていません。
つまり、消化されやすく、お腹に優しく作られています。 離乳期の赤ちゃんや、体調不良の際にも安心して食べられるのです。
そうめんとの違いは?
うーめんの見た目は、そうめんによく似ています。
では、その違いはどんなところにあるのでしょうか。
自宅にあったそうめんと比べてみました。
まずは、長さが全然違いますね。
そうめんは約20センチですが、うーめんは約10センチと、約半分の長さです。
小さな鍋でも茹でやすいので、より家庭向きの麺とも言えます。
麺の太さにも違いがありますよ。
そうめんは約0.7ミリと言われていて、うーめんは若干太く約1.2ミリほど。
そのため、しっかりした食感があってのびにくく、冷やしても温かくしても楽しめます。
一年を通じて、どの季節でも楽しめる点が魅力です。
仙台人にとって「うーめん」とは?
我が家には、うーめんは常に買い置きがあり、特に時期やタイミングを問わず食べる、身近な食材です。
食事作りを担当する身から言えば、「今日は簡単にしちゃおうかな」という時の選択肢になることが多いかもしれません。
例えば、夕飯作りだったら…。
「今日は時間がないから、何かちゃちゃっと作れるものにしよ。カレー、牛丼、あっ!うーめんもあるじゃん!」という感じです。
食べ方も十人十色だと思います。
というのも、どんな具材との相性も抜群なんです。
例えば、野菜スープをかけてもよし、魚介系のだし汁をかけてもよし、野菜の細切りをトッピングして中華だれをかけてもよし。
鍋の〆にしてもいいし、お味噌汁に入れてもOK!
仙台では、家庭の数だけ食べ方があると言っても過言ではないと思います。
「うーめん」の歴史は?実は、仙台と深い関わりが!
うーめんは、宮城県白石市の歴史と深く結びついています。
約400年前、白石城下に住んでいた鈴木味右衛門が、胃病を患った父のために油を使わない麺を作ったことが始まりと言われています。
この優しい麺は、父の健康を回復させる手助けとなり、地域の人々にも広まっていったそうです。
「うーめん」は、胃病の父のために息子が作った優しい麺
鈴木味右衛門が作ったうーめんは、消化が良く、胃に優しいため、胃腸が弱い方や小さな子どもにもぴったりな食材です。
このような背景を知ってから食べると、うーめんは単なる食事ではなく、健康を気遣う心が込められた料理なのだと感じます。
そのため、決まった食べ方はなく、食べる相手を想って家庭ごとのメニューがある料理となって、地域に根付いているのではないでしょうか。
伊達政宗の右腕・片倉小十郎が、息子の温情をたたえて命名
「うーめん」という名前の由来には、仙台藩主・伊達政宗公の右腕である片倉小十郎が関わっています。
父親を想う温かい気持ちから誕生した麺であることを聞いた片倉小十郎が、その話に感動。
この麺を「温麺(うーめん)」と名付けたそうですよ。
仙台でも「うーめん」は定番の一品!
ここまでご紹介したように、「うーめん」はもはや、家庭でいただく定番の一品!
白石市が発祥ではありますが、仙台人にとっても、なくてはならない食材のひとつになっています。
我が家の周りでは、うーめんを離乳食に取り入れているご家庭も多くあります。
我が家の子ども達も、柔らかめに茹でたうーめんに、優しいお出汁のあんをかけると、よく食べてくれたのを思い出しました。
寒い季節にぴったり!「うーめん」絶品レシピ
冬になると、温かい料理が恋しくなりますが、うーめんはその代表格です。
我が家では、ふっくらと茹でられたつるつるのうーめんに、温かいお汁をかけて食べるスタイルが人気。
ここでは、家庭で簡単にできる「うーめんを楽しむレシピ」をご紹介します♪
シンプルでおいしい!定番レシピ
まずはシンプルな「ふわふわ卵のうーめん汁」。
我が家では、家族が体調不良の際や、食欲がない朝に作る定番メニューです。
白だしを使った優しいお出汁のうーめんは、体調がイマイチでも食べやすいですよ。
材料は2つだけ!
・卵
・小ねぎ
調味料は、白だしベースで、みりんときび糖で甘めにしました。
そこに、溶き卵をゆっくりと投入するだけ。
卵を入れる時に弱火にすると、ふわっふわの卵になりますよ。
トッピング次第で、がっつり系にもできます。
ふわふわ卵に加えて、豚しゃぶとキムチを乗せると、こんな感じです。
他にも、肉そぼろやわかめ、きのこ炒めなどをのせるのもおすすめ。
丼もの感覚で、なんでものせてみてください。
きっと、あなただけのお気に入りレシピが見つかりますよ♪
つゆアレンジで味変!洋風レシピ
おつゆをアレンジするのもおすすめです。
我が家で好評なのは、豆乳ベースのスープ。
この時の具材の材料は、
・たまねぎ
・しめじ
・ベーコン
スープは、
・豆乳(約400ml)
・鶏ガラスープ(約600ml)
・味噌(小さじ山盛り1杯)
※こちらは、我が家の4人分の分量。
いつも目分量で作っているので、目安の分量です(汗)。
味見をして、好みの味に調えてください。
完成品はこちら!
まろやかでコクがあって、洋風の仕上がりです。
今回はコショウを振りましたが、粉チーズやパセリでも合います。
さらに、オリーブオイル、ラー油をかけても美味しいですよ。
好みに合わせて、試してみてくださいね。
お土産に!名店で味わう!仙台で「うーめん」を楽しむスポット5選
仙台市内には、うーめんを楽しめるスポットがたくさんあります。
お土産として買ったり、お店で食べたり。
ここでは、仙台駅付近でうーめんを楽しめるスポットをご紹介します。
お土産に買うなら「おみやげ処せんだい4号」
▲出典:東北6県 駅・駅近のおみやげグルメサービス情報|おみやげ処せんだい4号
仙台駅の新幹線中央改札隣にある「おみやげ処せんだい4号」で、白石温麺(うーめん)を取り扱っています。
ここは、うーめん以外にも、地元の特産品を数多く揃えていますよ。
お土産をまとめて一度に選びたいという方におすすめです。
駅以外でも、仙台市内では、毎日の買い物に利用するスーパーで常時売っているところが多いです!
ちなみに、我が家の行きつけのスーパー「ヨークベニマル」でも売っています。
下段には、箱買い用もあるんですよ。
観光のついでに、地元のスーパーに寄ってみるのもいいかもしれませんね♪
【仙台駅直通】郷土料理みやぎ乃 エスパル店
宮城の郷土料理を中心に、新鮮な海の食材や旬の食材を使用したメニューがいただけるお店です。
仙台名物の牛タン焼きや、鮭のはらこ飯、仙台せり鍋など、仙台の食を満喫できますよ。
うーめんは「特製おくずかけうーめん」をいただけます。
人参やごぼう、シイタケなどのたっぷりの野菜が入った、とろみのついたスープを、うーめんにかけて食べる料理。
お盆やお彼岸の時期に、よく食べる家庭料理です。
仙台駅直結の「エスパル仙台」にあるので、電車や新幹線の待ち時間に利用するにも便利です。
【仙台駅から徒歩約3分】伊達のいろり焼 蔵の庄 総本店
蔵の庄は、地元でも大人気!
いつ行ってもたくさんのお客さん賑わっています。
仙台駅前で予約が取りにくいお店のひとつ、と認識している方も多いかもしれません。
仙台駅からペデストリアンデッキを歩いて、信号などを通ることなく行けるのも魅力。
うーめんは、ご飯ものと一緒に、〆のメニューにあります。
心地よく酔いも回り、お腹も満足したところで、〆に白石うーめんを♪
優しいお出汁とうーめんが、心もお腹もさらに満たしてくれますよ。
【仙台駅から徒歩約5分】伊達のくら 仙台西口店
伊達のくらは、東北の新鮮な食材を使用したメニューが豊富な居酒屋です。
牛たんや牡蠣、仙台雪菜などの、季節の旬料理を味わえます。
〆メニューにあるのが、うーめんです!
宮城の味を食べつくした最後に、お腹に優しいうーめんをどうぞ。