仙台の"役立つ"情報、毎日発信!

こんにちは、「くふうロコ仙台」公式ライターで醸造家見習い、木こりの源です。

ビール工場を自分で作る夢を叶えるべく、宮城県名取市の「ゆりあげ麦酒醸造所」で研修。
ついに今年4月、千葉県長柄町で林業と地域活性化のクラフトビール工場を開業予定です。

さて今回は、仙台の桜が満開になってきたってことで、公園でのお花見を盛大に盛り上げる、普通はレンタルする「アレ」をDIYしちゃいました。

お花見といえばビール、ビールといえばサーバーから出す"生ビール"でしょ!

お花見と言えば、団子…じゃなくて、やっぱりお酒ですよね〜!

お酒と言えば、やっぱりビール。
ビールと言えば、ビールサーバーから出す生ビールが最高!

公園でのお花見で、ビールサーバーから出される生ビールなんて、
ア厶◯とシ◯アが共闘するくらい、最強の組み合わせですよね(笑)!!

【小ネタ】四条司家直伝!「なぜ、桜の花見にはお酒なのか」

DSC_0066_2.JPG

ちょっと余談ですいません!
なぜ、桜のお花見にはお酒なのか、というお花見ネタを伝授してもいいですか?

「さくら」というのは昔の言葉では「さ」「くら」と分けられていました。

「さ」は神、「くら」は蔵。
神の御わす場所といわれ、神聖な木として重要な場所に植えられました。

神社や川沿いに多いのは、桜の花びらが清めてくれると信じられていたから、という説があります。

そして「さけ」
「さ」は神、「け」は食べ物で、「神の供物」という意味。
なので、神棚にお酒を捧げたと言われています。

ネタ元は、包丁式の四条司家のご当主の講話なので、信憑性はあると思います!

ビールサーバーをレンタル…じゃなく、自分で作ってみた件

さて、お花見のビールサーバーに話を戻します。

ビールサーバーはレンタルするのが一般的ですが、自分で作れるって知ってました??
今回は、ビールサーバーの作り方をご紹介します。

説明しよう!ビールサーバーの仕組みと種類

っと、その前に、ビールサーバーの仕組みと種類を軽くご紹介。

ビールサーバーの仕組みは、
二酸化炭素ボンベからガスホースを通し、ビール樽に送り込んだ圧力で、ビールをビールホースを通じてサーバーに押し出す

…という、意外と単純なものです。

ビールサーバーの仕組み.jpg

いわゆるビールサーバーと言われるものは、押し出したビールをサーバー内の冷却コイルを通して冷やして出す機械なのです。

あとは、冷却を「電気でするか氷でするか」で、電気式サーバーか氷冷式サーバーに種類が分かれます。

お花見やBBQのように電気がない所で使うなら、「氷冷式サーバー」が便利でしょう。

DSC_2024.JPG

ということで、今回は氷冷式のビールサーバーを作ってみます。

お花見用ビールサーバーをDIY!まずは「材料と道具」

材料と道具をそろえる

まずは、材料を購入しましょう!

使う材料は
・クーラーボックス
・ビールサーバー材料セット

この2つだけです。

DSC_2086.JPG

ビールサーバーの材料セットは、フリマアプリ等で
「自作ビールサーバー セット」
で検索すると、2万円前後で手に入ります。

個々に部品をそろえるより圧倒的に簡単だし、リーズナブルです。

今回私が作ったのは、2種類の樽を楽しめる、2つタップが付いた「二刀流サーバー」です。

やはり宴は双剣で乱舞したいものです!

組み立てに使う道具はこちら!

・インパクトドライバー(ドリル)
・モンキーレンチ
・カッター
の三種の神器。

DSC_2111.JPG

インパクトドライバーは、ホームセンターでレンタルしているところもあるので、持っていない方は利用してみてください。

お花見用ビールサーバーをDIY!意外と簡単?作り方3ステップ公開

簡単組み立ての3ステップをご紹介します!

1.クーラーボックスに穴をあける
2.タップを取り付ける
3.ホースを接続する

さっそく、組み立ててみましょう。

ステップ1.クーラーボックスに穴を開ける

まず、クーラーボックスにタップとビールホースを通す穴を開けます。

タップの穴は、大きすぎると穴が見えてしまうので、26mmにしました。

DSC_2114.JPG

ドリルビット(左)と座ぐりビット(右)

26mmの座ぐりビットを使って、クーラーボックス正面に穴を開けます。

DSC_2001.JPG

コップに注ぐことを考えて、留め具が取り付けられる範囲で一番上に穴の位置を設定しました。

今回は2つタップなので、2つ穴を開けています。

1つタップなら中心に穴をあければ良いでしょう。

側面には、ビールホースを通す穴を開けます。

ビールホースは外径が1cmなので、それ以上の穴をドリルビットに切り替えて開ければ良いでしょう。

DSC_2003.JPG

こちらも、あまり大きな穴を開けると中の冷気が逃げるので、適度な大きさにしてください。

ステップ2.タップを取り付ける

DSC_2088.JPG

タップの留め具を正面の穴に通し、裏からワッシャーとナットでモンキーレンチで止めます。

DSC_2071.JPG

DSC_2069.JPG

DSC_2073.JPG

留め具にタップを取り付けます。

DSC_2006.JPG

ステップ3.ホースを接続する

DSC_2091.JPG

カッターで、ビールホースを25〜30cmに切断し、長いホースと短いホースを作ります。

DSC_2107.JPG

DSC_2112.JPG

少々力がいりますので、切れる歯を使った方がベストです。

なるべく断面が垂直になるように切りましょう。

DSC_2110.JPG

ホースを付ける為の金具を、冷却コイル、タップ、ディスペンスヘッドに、それぞれモンキーレンチでつけます。

DSC_2127.JPG

ホース金具.jpg

ディスペンスヘッドに、長いビールホースとガスホースを取り付けます。

DSC_2123.JPG

ちなみに、ホースを付けるときは差し込むだけ。
外すときは、写真のように留め具を外して先端のストッパーを押しながら、引き抜きます。

ホース差し込み.jpg

留め金具.jpg

ホース抜き.jpg

長いビールホースを、側面の穴から通し冷却コイルの片側に差し込みます。
冷却コイルのもう片側には短いホースをつなぎ、タップにつなぎます。
DSC_2007.JPG

これでサーバーは完成です!

後は、酒屋等で二酸化炭素のボンベと樽ビールを手に入れ、冷却用の氷を準備したら、宴を開始するだけです(笑)。

DSC_2024.JPG

完成!あとはビールを出せる状態にする

では宴に向けて、ビールを出せるようにしていきましょう。

二酸化炭素ボンベに減圧弁を取り付け、ディスペンスヘッドにつながっているガスホースをつなぎます。

DSC_2080.JPG

樽にディスペンスヘッドを回してはめ込み、ヘッドを下にカチッと止まるまで押し下げます。

DSC_2097.JPG

DSC_2099.JPG

二酸化炭素ボンベの元栓バルブを反時計回りに全開にしてから、噛み込み防止のため、時計回りに半回転戻します。

DSC_2082.JPG

減圧弁は、樽の温度をみながら、各メーカーのオススメの圧力に調整します。

DSC_2084.JPG

後は、コックを手前に引くとビールが。押し込むと泡が出るので、お好みに合わせて注いで、ひたすら口の中に流し込んでください!

DSC_2031.JPG

DSC_2039.JPG

意外と簡単にできちゃう!?
自作ビールサーバーで、今年は花見&BBQの宴レベルを一つ上げてはいかがでしょうか?

※圧力のかかった二酸化炭素ボンベを取り扱いますので、ビールサーバーの自作はくれぐれもご注意のうえ、自己責任にてお願いいたします。

仙台のお花見スポット、オススメはこちら

2024年春、桜はいつ咲くの?【仙台の桜】「お花見の名所8選」「各地の開花予想日」役立つ情報まとめました!

※この記事は2024年3月末時点での情報を基に作成しています。

#
グルメ
#
お花見
この記事を書いた人
木こりの源
木こりの源
2017年より荒廃林を自ら整備して排出された杉材を使いログハウスをセルフビルド。 現在は東京と千葉を往復する2拠点生活を実践しながら「セルフビルドサポーター」の資格制度を作り、多くの地方がめざす地域創生を林業から実現する日本初のモデルとなるべく邁進中。 第1次地ビールブームで地ビールにハマり、ビール工場を作る夢を叶えるべく、宮城県名取市の「ゆりあげ麦酒醸造所」で研修。2024年4月、千葉県長柄町で林業と地域活性化をめざしたクラフトビール工場を開業予定。
記事TOPへ戻る
最新の記事